orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

現金を扱うコストが急激に上がっている件

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現金で生活するとお金がかかる問題

現金をですね。財布に入れてお店などで使うっていうのは、ずーっとやってきたわけですが今後、これを続けると今後大損をしそうな気がしてきました。

このニュースを読んでそう思ったのです。

 

www.bcnretail.com

 三菱UFJ銀行は5月1日、セブン銀行ATM、イーネットATM、ファミリーマートに設置しているゆうちょ銀行ATMの利用手数料を改定した。

 セブン銀行ATMの引き出し、預け入れ、振り込み手数料は、平日の日中(8時45分~18時)が110円から220円に2倍に、それ以外の時間と土・日・祝日・12月31日~1月3日は220円から330円になる。なお、毎月25日と月末日の日中の手数料は、110円から無料に、同日のそれ以外の時間は110円になる。

 

これって、三菱UFJ銀行の口座に、コンビニのATMを使って平日日中、100円預け入れるためには、320円(100円 + 220円)必要だって言ってますよね。むしろ、100円だけ預け入れようとするとエラーでできない。むしろエラーが出た方がまだよくって、気が付いたら大変な手数料を取られていたということになります。

いや、こんなの、使うなと言わんばかりですが、使えなくなるのではなくこうやって、無茶な手数料を裏で取られるということです。

 

お札とコインを手放すときか

さすがにこれはフラグですよね。

「お金で商売をしている銀行が、頼むからお客様、もうキャッシュレスでお金を使ってください。むしろATMなんてもうできるだけやりたくないんですよ。ATMの機械を設置して運用するだけでいくらかかると思っているんですか?。インターネットでほとんどすべてのことはできるわけで、現金の取り出しと預け入れだけがATMでできることになってます。それでも維持しなきゃいけないということなら、手数料上げさせてもらいます。それでも使うなら維持しますが、利用率が落ちたら、もちろんどんどん台数減らしますよ。銀行も助かりますから。」

っていう銀行の声が聴こえてきますね。

で、そのうえでコンビニ側もATMの保守費用がどんどん重たくなってきて、コンビニで銀行口座から落とすときには手数料が二倍になる感じになったというのが今だと理解してきます。

現金(紙幣+貨幣)を社会で使い続けるコストの象徴が、このATM手数料だと思うんですね。インターネットバンキングの方が完全に安いですし、キャッシュレスのサービスを使うと現状手数料がかからないのと同じです。

そうはいっても、現金しか受け付けないお店もまだありますよね。病院も床屋も現金オンリーなところもまだ多いです。

そういう懸念があるから、銀行ATMが無料の時間をねらってたまに、引出しに行って財布を潤すのですが、これ、だんだんと現金オンリーの店はこちらから避けなければいけないんじゃないかと思うようなニュースです。

現金を流通させるコストが、いよいよ消費者に跳ね返ってきたのではないか・・。

 

ATMをなくす

理不尽過ぎる手数料の高さに、ATMは将来無くなるだろうなと思う一方で、その道筋を書いた記事がないか確認したところ、下記の記事が勉強になりました。

 

gendai.ismedia.jp

そうした時代に金融機関が取り組むべきは、ATMの維持管理コストを利用者に転嫁することではなく、デジタル技術を駆使して「ATMをなくす」ことだろう。まだ完全には実現していないが、非接触型電子マネーや○○Payで支払われたデジタル通貨(デジタル化された法定通貨)を、自動的に銀行口座に移動するサービスが実現すれば、流通・決済のコストは大きく圧縮される。 

既存の金融機関が実施しているネット対応のサービスは、リアル通貨を前提とした金融取引の捕捉機能なので、支店、要員、機械装置の維持管理費がかかる。それに対してネイティブなネットバンクはデジタル通貨しか扱わないので、コストがほとんどかからない。

現時点で、そのような改革に意図的に取り組んでいるのは「○○Pay」を提供している企業群だ。デジタル通貨をブロックチェーンでコントロールする設計思想とアジャイル開発。それこそが、本質的なデジタルトランスフォーメーション(DX)のアプローチだ。

 

ということで、ATMの手数料がバカ高いな~、という印象から、デジタルトランスフォーメーション(DX)にまでつながって、なかなか興味深いと思った一件です。

普通の一般消費者には、「なんでこんな高いの・・?!」までしか届かないと思うのですが、実はATM消失までのシナリオの一つなんですね。高くするけど代替手段が無ければそれは無謀なのですが、何百億円分も使ってキャンペーンするほど、キャッシュレスの実現とATMの消失までをやりたいということです。

乗っからないとこれからこれは損をするなという感覚を得ました。