orangeitems’s diary

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WHOが信頼を失ってしまった理由がわかる記事まとめ

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はじめに

世界の各国が、WHOの言うことに誰も耳を貸していません。

なぜこうなってしまったかはここ3か月弱の彼らの言動に尽きます。

ご覧ください。

 

 

WHOが、2020年1月からパンデミック宣言するまでに言ってきたこと

 

2020/1/9(時事通信)

www.47news.jp

中国国営中央テレビ(電子版)は9日、湖北省武漢市で発生した原因不明のウイルス性肺炎を巡り、発症者を検査した結果、新型のコロナウイルスが確認されたと報じた。人に感染するコロナウイルスには重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こす種類があるが、それらとは異なるという。

一方、世界保健機関(WHO)は9日、新型ウイルスかどうかの判断は示さず、今後さらに調査が必要だとする声明を発表した。

 

2020/1/13(産経新聞)

www.sankei.com

 WHOが中国側から受けた報告によると、これまでに41人が発症し、うち1人が死亡。発症者の大半は武漢市の海鮮卸売市場で働いていたり、買い付けのために同市場を頻繁に訪れたりしていた人たちだった。同市場は1日から一時閉鎖され、消毒作業が実施されている。

 3日以降は新たな発症者は見つかっておらず、武漢市以外での発症もない。人から人への感染も確認されていない。WHOは現時点では、渡航制限などの措置は取らないよう呼び掛けている。

 

2020/1/14(産経新聞)

www.sankei.com

WHOは、現時点では人から人への感染が続いているという事態は確認されていないと強調。渡航制限などの措置を取らないよう求めている。ただ今後の事態の推移によっては、テドロス事務局長が緊急委員会を招集する可能性もあるとしている。

 

2020/1/21(産経新聞)

www.sankeibiz.jp

一方、世界保健機関(WHO)は20日、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するか否かの判断や、感染拡大防止に向けた方策を協議するため、専門家による緊急委員会を22日に、本部のあるスイスのジュネーブで開催すると発表した。緊急事態宣言が出されれば、昨年7月のコンゴ(旧ザイール)でのエボラ出血熱以来となる。

 

2020/1/24(ロイター)

jp.reuters.com

世界保健機関(WHO)は23日、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスによる肺炎への対応で、前日に続き緊急委員会の会合を開き、「国際的な公衆衛生上の緊急事態と判断するには時期尚早」との判断を下し、緊急事態の宣言を見送った。ただ情勢を緊密に注視しているとし、事態を見守る姿勢を強調した。

 

2020/1/26(時事通信)

www.jiji.com

世界保健機関(WHO)は25日に更新した新型コロナウイルスに関する日報で、同日時点でのリスク評価は「中国では非常に高い、周辺地域では高い、世界的には低い」という内容で、これまでと変わらないと発表した。

 

2020/1/27(AFP)

www.afpbb.com

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は26日、新型コロナウイルス感染による肺炎の状況を把握し、中国政府および関連の専門家と感染防止対策について協議するため、中国に向かっていることをSNSで明らかにした。

 

2020/1/30(BBC)

www.bbc.com

一方、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は今週、中国を訪問した。

事務局長は、新型ウイルスに感染した人の多くは「穏やかな症状」しか見られず、約2割が肺炎や呼吸器不全などの重大な影響を受けていると述べた。

また、中国は「世界各国の団結と支援を必要としている」とし、「世界はこの大流行を終わらせるために協力し、過去の大流行から学ぶ」と表明した。

テドロス氏は、WHOが先週、新型ウイルスが世界に及ぼす危険性について、3種類の報告書で「高い」とせず「中程度」としたことに言及。「深く後悔している」と述べた。

さらに、人から人への感染がドイツ、ヴェトナム、日本で確認されたことに懸念も示した。緊急事態宣言を出すか判断する30日の会合では、人から人への感染も考慮に入れると述べた。

 

2020/1/31(Bloomberg)

www.bloomberg.co.jp

世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの中国や他国での感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。新型ウイルスが中国以外で拡散するリスクを理由に挙げた。

  WHOは緊急委員会を開いて現在の状況が「緊急事態」に該当するかどうか討議し、決定を下した。世界全体の感染は計9800件余りと、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の8096件(WHOのデータ)を上回った。

WHOのテドロス事務局長は記者会見で、中国の新型ウイルス封じ込めに向けた取り組みについて、新たな病院をわずか10日で建設するなど、これほど積極的に対策を講じた国は見たことがないと称賛。「この宣言は中国への不信任投票ではないことを明らかにしておきたい。WHOはむしろ、感染拡大を制御する中国の能力を引き続き信頼している」と語った。

 

 

2020/2/4(BBC)

www.bbc.com

テドロス事務局長はスイス・ジュネーヴでのテクニカル・ブリーフィングで、湖北省武漢での中国当局の対応を称賛した。交通網が制限され、封鎖状態にある武漢には、数百万人が残されている。

「(新型ウイルスの拡大を阻止する)絶好の機会だ。中国が新型ウイルスの発生地で高レベルの強力な対応措置を講じているからだ。このチャンスを利用し、さらなる感染拡大を防ぎ、制御しよう」。事務局長はこう述べ、先進国がデータの共有をし損ねていると強調した。

事務局長はまた、これまでに22カ国が中国への移動や貿易を制限すると正式に発表していることに言及。こうした制限をしないよう繰り返し求めた。そして、「短期間の相応の」対応を、定期的に見直して行うべきだとした。

 

2020/2/5(Bloomberg)

www.bloomberg.co.jp

世界保健機関(WHO)のシルビー・ブリアン氏は4日、新型コロナウイルスがまだ大した変異を見せていないと指摘し、パンデミック(世界的な大流行)とはなっていないとの認識を示した。感染をなくすことを戦略とする方針に変わりないとした。

 ブリアン氏はジュネーブでの記者会見で、新型コロナウイルスについて不明なことが残っているのは「力強い結論に達するには時間を要するためだ」と説明。その上で、新型コロナウイルス肺炎の深刻度について、WHOが向こう数日以内により正確な推定を提供できると見込んでいるとした。

 

2020/2/5(神戸新聞)

www.kobe-np.co.jp

新型コロナウイルスによる肺炎への不安を背景に、使い捨てマスクの品薄状態が続く中、公衆衛生の専門家の間で「予防に有効なのは、マスクより手洗い」と呼び掛ける声が高まっている。緊急事態宣言を出した世界保健機関(WHO)も「マスクは感染症拡大を抑止する助けになるが、せきなど呼吸器症状がない一般の人に必要ではない」と明言。神戸市保健所は「うつさないためのマスク、うつらないための手洗い」と手洗いの重要性を強調する。

 

2020/2/10(Bloomberg)

www.bloomberg.co.jp

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、中国への渡航歴がない人々から新型コロナウイルスが広がった懸念されるケースがあるとして、同ウイルスに関して「われわれは氷山の一角しか見ていない恐れがある」とツイートした。  

事務局長は「少数の例は他国でのさらなる感染拡大を示している可能性がある」と指摘。「公衆衛生上の緊急事態」が続く中で、全ての国々が新型ウイルス上陸の可能性に備える努力を強化するよう求めた。

 

2020/2/12(ロイター)

jp.reuters.com

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、中国の新型コロナウイルス感染拡大は「世界全体に非常に重大な脅威」を及ぼすとし、ウイルスのサンプル共有やワクチンや薬の開発加速を促した。

WHOは2日間の日程で、ワクチンや診断の開発加速を目的とした会合を開催。テドロス事務局長は中国本土と台湾とのビデオ会議で「新型ウイルス感染例の99%は中国国内で、中国にとって緊急事態だが、世界全体にも非常に重大な脅威をもたらす」と警鐘を鳴らした。

 

2020/2/12(朝日新聞)

www.asahi.com

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は11日にジュネーブで開いた記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎を「COVID―19」と命名した、と発表した。

 コロナウイルス(coronavirus)と病気(disease)の文字に加え、新型肺炎が最初に確認された2019年を組み合わせた名称という。また、特定の地域や動物、人の集団などと関連づけず、発音が可能なことも考慮したという。

 テドロス氏は会見で、「ワクチンの準備には18カ月はかかるだろう」と指摘。「その間、手をこまぬいているわけにはいかない。(感染拡大を)食い止めるだけの現実的な可能性はある」として、加盟国に対して、知見の共有や封じ込めに向けた財政支援を求めた。

 

2020/2/13(朝日新聞)

www.asahi.com

世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長が、12日に開いた記者会見で「WHOは中国を褒めるよう中国政府から依頼や圧力を受けているのか」と質問され、「中国のしたことを認めて何が悪いのか」などと10分前後、反論する一幕があった。「中国に配慮しすぎではないか」と繰り返される批判に業を煮やしたようだ。

 

2020/2/17(朝日新聞)

www.asahi.com

また、WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏は、感染が拡大するアジアなどへのクルーズ船の渡航禁止を提案すべきかと問われ、「症例の大部分は中国国内だ。湖北省以外では、この流行が影響を及ぼしているのは非常に小さな割合の人たちだ」と、否定的な見方を示した。「中国国外では市中感染が観察されていない」とも述べ、世界的な流行の拡大を意味する「パンデミック」には当たらない、とした。

 新たな感染の報告は減っているが、テドロス・アダノム事務局長は「とても慎重に解釈する必要がある。この傾向が続くかどうかを判断するのは時期尚早で、すべてのシナリオを検討している」と話した。

 テドロス氏は、今回のコロナウイルスによる肺炎(COVID―19)について、中国政府が明らかにした患者4万4千人以上のデータの分析から「重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ほど致命的ではないようだ」と指摘。

 

  

2020/2/18(AFP)

www.afpbb.com

世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルスの流行をめぐる「一律的な措置」に反対する立場を表明し、中国国外での人口に対する感染者の割合は「わずか」だと指摘した。

 WHOはまた、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の死亡率は2%前後であり、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)などのコロナウイルスと比べ「致死率は低い」とした。

 

2020/2/22(AFP)

www.afpbb.com

 テドロス氏は中国とドイツの保健部門が密接に協力し、ドイツ国内の新型コロナウイルス感染者を素早く識別し、隔離したケースに改めて言及。中国の開かれた、透明性の高い、責任ある措置によってドイツは直ちに行動を起こし、ウイルスのまん延を阻止することができたとの見方を示した。

 テドロス氏は「WHO執行委員会第146回会議で、ほとんどすべてのメンバーが中国を称賛した。武漢(Wuhan)のような都市で大規模な措置を講じると、経済分野を含め代価を払うことになる。ある英国の代表は、『われわれは中国の措置を称賛する、これは英雄的な振る舞いで、これによってわれわれは、より安全になった』と述べた」と語った。

 

2020/2/24(共同通信)

www.47news.jp

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は24日、新型コロナウイルスの感染が韓国やイラン、イタリアなどで広がっていることについて「突然増えていることは非常に懸念されるが、制御不能状態で世界中に広がっている訳ではない」と述べ「パンデミック(世界的大流行)という言葉を使うのは事実に即していない」と強調した。

 

2020/2/29(BBC)

www.bbc.com

世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスが世界規模で大流行する危険度を、最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。

(中略)

 

テドロス事務局長は、今回の感染拡大がパンデミックにつながる恐れはあると繰り返したが、不必要なパニックには警告を発した。

「現時点での最大の敵は新型ウイルスそのものではなく、恐怖、うわさ、汚名だ」

WHOは、「すべての政府、すべての社会による取り組み」をもって感染を適切に抑え込むことが、感染拡大のスピードを緩め、感染の連鎖を断ち、世界各国の保健衛生制度にのしかかっている重圧を取り去ることにつながるとしている。

 

2020/3/2(読売新聞)

www.yomiuri.co.jp

新型コロナウイルスへの対策を巡り、世界保健機関(WHO)は、せきなどの症状のない人に対し、「いかなる種類のマスクの利用も推奨しない」などとする手引をまとめた。医療現場での調達に支障をきたす恐れがあるほか、マスクをしている安心感から手洗いなど他の有効な予防手段の軽視につながりかねないと指摘している。

 

2020/3/3(朝日新聞)

www.asahi.com

テドロス氏は、インフルエンザも新型コロナウイルスも、呼吸器系の症状が出て飛沫(ひまつ)感染をする点が共通していると説明。そのうえで重要な違いとして、新型コロナウイルスについて「これまで得たデータからみると、インフルエンザほど効率よく感染はしない」と述べた。また、中国からWHOへ報告があったデータでは、症状のまったく出ない感染者は1%だと指摘した。

 

 

2020/3/6(Newsweek Japan)

www.newsweekjapan.jp

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスの感染拡大はまだ「世界的な大流行(パンデミック)」の段階には達していないとした上で、世界各国が協調して取り組めば封じ込めは可能との見解を表明した。

 

2020/3/10(共同通信)

this.kiji.is

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「パンデミック(世界的大流行)の脅威が非常に現実味を帯びてきた」と述べた。一方で「依然として制御は可能だ」と述べ、各国に感染拡大防止に向けた取り組みを放棄することのないよう求めた。

 

2020/3/12(Bloomberg)

www.bloomberg.co.jp

テドロス氏は記者会見で、「このパンデミックの進路はなお、全ての国で変更可能だ」と語った。「ウイルスの検知や検査、治療、隔離、追跡を行い、機動的に人員を配備することで、症例数が少ない国はクラスター(集団)形成を防ぎ、クラスターが市中感染に悪化するのを防ぐことが可能だ」とも述べた。

 

2020/3/16(ロイター)

jp.reuters.com

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を抑え込むには各国による検査体制の強化が必要という認識を示した。

事務局長は会見で「全ての国がとにかく検査に次ぐ検査を行うということに尽きる」とした上で「目隠しをしたまま(新型コロナと)闘うことはできない」し、検査をしなければ感染の連鎖は断ち切れないと語った。

 

 

最後に

私が思っていることと同じ記事がありますのでこちらを引用して終わります。

 

www.daily.co.jp

 

エビデンスが無ければ行動しないWHOには、未知の危機に対してのリーダーはふさわしくないと私も思います。効果があるかどうかわからないけれども、全てのことをやらなければいけないというのが今回必要なことでした。

こんな状況ということは、今はもう、誰もWHOのことを信用している政治家はいないのでしょうね。