orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ライブハウスでは感染しやすく、通勤電車では感染しにくいという謎について

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なぜライブハウスのリスクが高いのか?

新型コロナウイルスの感染ルートについて、日々色々な報道をされていますが、どうも小型のライブハウス経由の感染が多くないですか?

飛沫感染(せきやくしゃみを吸い込む)や接触感染(ウイルスが付着したものをさわり体内に入る)は有力な感染ルートですが、それだけ考えていては理屈に叶わない気がしています。

ライブハウスも狭い部屋に人が集まっているのですが、いやいや通勤電車だって似たようなもの、いやもっとひどい押し込められようです。

ライブハウスは2時間やそこらですが、通勤電車なんて毎日の話ですからね。

ライブハウス一発であんなに感染が広がるなら、私も数十回は感染しててもおかしくありませんがまだ全然大丈夫です。

電車の乗客はマスクしてるから・・とは言いますが、ライブハウスだって似たようなものだったと想像しています。

一月末ぐらいまでは、マスク率は電車でも3割ぐらいでした。

 

 

明らかに通勤電車のほうがライブハウスよりリスクが少ないと思います。なぜ?。

 

 

考察

もうこれは、完全に素人の推測です。

結果だけ見て考えた話なので、医学的根拠はございません。

ご注意ください。

 

ライブハウスと通勤電車で違うこと。それは「声を出すこと」だと思うんですよね。電車の中では無口でしょう。でも、ライブハウスでは観客が声を出して一緒に歌うこと、歓声を上げること。たくさんの声を出す機会があふれているんですよね。

単に飛沫感染だけ考えると、みんなステージの方向を見ているのですから、直接飛沫を吸い込む可能性って実はあまり大きくないのではと思います。むしろ、電車の方が人が向い合せになる可能性は高い。

それより、声を出すことで、唾液等が空気中に漂う可能性が高くなる。

そしてライブハウスは窓などがなくかつ防音性のため換気性能が低く密閉されているため、長い時間同じ空気の中に、ウイルスが漂う可能性が高い。

 

style.nikkei.com

そもそも「エアロゾル」とは何なのでしょうか? 日本エアロゾル学会[注4]は、以下のように解説しています。

「気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume)、ミスト(mist)、ばいじん(smokedust)などと呼ばれ、また気象学的には、視程や色の違いなどから、霧(fog )、もや(mist )、煙霧(haze )、スモッグ(smog )などと呼ばれることもあります。エアロゾル粒子の性状は、粒径や化学組成、形状、光学的・電気的特性など多くの因子によって表され、きわめて複雑です。(中略)例えば粒径についていえば、分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となり(後略)」(※編集部注:「μm」はマイクロメートル、「nm」はナノメートル。0.001マイクロメートル=1ナノメートル=10億分の1メートル)

つまり、エアロゾルは、空気中に浮遊する、直径が0.001μmから100μmの粒子、ということになります。

 

この記事の通り、エアロゾル感染と新型コロナウイルスの関連は、医学的にはまだ証明されていません。しかし、ダイヤモンドプリンセス号で蔓延していたり、汗が飛び散りやすいスポーツジム、サウナ等での事例が多い事を考えると、無視できなくなってきたのではないか・・と考えています。

満員電車においては、飛沫感染・接触感染に気を付けるのはもう誰しもやっていることだと思うのですが、感染の仕方がそれだけではマズいのが感覚としてわかってきました。

換気の悪いところで、かつ汗や唾液が空気中に混ざる可能性の高い場所に、長時間いると広がるリスクがあるのではないか、というのが私の個人的で非専門的な、かついろんな情報を耳にしたことを総合した結果、考えたことです。

 

この辺りの話は、厚生労働省の呼びかけとも一致する部分でもあります。

 

www.mhlw.go.jp

換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けてください。また、イベントを開催する場合には、風通しの悪い空間や人が至近距離で会話する環境は感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合にあっては、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、その実施方法を工夫するようお願いします。

 

 

ということで

別記事でも書きましたが、やっぱり田舎に遊びに行こう。換気の良さそうなお店を見つけておいしいものでも食べにいこう、思っています。

正しく恐れる、ということが重要だと思います。エアロゾル感染はまだ肯定されていない情報ですが、もしそうであっても大丈夫な行動を心掛ける。

かつ飛沫感染・接触感染予防さえすれば、消費活動に対して前向きになっていいのではないか、と思います。

全てダメ、ではなく、何がダメで何がいいのか。きちんと判断して、経済が停滞しないような行動を全員がやっていく必要がある、そう思いました。