orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

VALUがVAを終了するそうです

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VALU、VAの売買終了

www.itmedia.co.jp

個人が「VA」と呼ばれる模擬株式を発行し、個人から資金を調達できるサービス「VALU」を運営するVALU社は1月15日、VAの売買を3月2日に終了すると発表した。改正資金決済法への対応が難しく、VAの売買を含むサービス全般の終了を決めたという。VAの売買で使用するため顧客から預かっているビットコインは、3月31日までに返却する。

(中略)

 同社は「暗号資産カストディ業務は、VALUサービスの根幹をなす部分であり、当該業務の断念により抜本的な事業転換が必要になる」と説明。「4月1日以降、新しいVALUにアップデートできるよう準備していく」としている。

 

VALUが終わるのではなく、VAが終わるのであり、新生VALUをお楽しみに、ということのようです。

 

VALUの変遷

過去の記事をまとめます。

 

2019/1/22(ビジネス+IT)

www.sbbit.jp

2019年1月21日、過去最大となる5億円の資金調達が発表されたVALU。しかし多くの人にとってVALUは、またたく間にユーザーを増やすものの、人気YouTuberの騒動で一気に下火となった投機的なサービスとして記憶されているかもしれない。「社会的な信用が得にくい個人を応援する」という画期的な仕組みにもかかわらず、なぜ投機的な面ばかり先行し、なぜあのような騒動が起こったのか。そして仮想通貨市場が下火の中、今後VALUが狙っていること、5億円の資金を活用して目指すその先の未来について、同社の代表取締役/CEO 小川 晃平氏がビジネス+IT編集部だけに赤裸々に語った。

 

2018/9/10(BUISINESS INSIDER)

www.businessinsider.jp

個人の価値を株取引に似た仕組みで売買できるプラットフォームVALU(バリュー)。2017年夏には、YouTuberのヒカル氏らが、VALU上の株式にあたるVAを公開した後、高騰した自身のVAを高値で売り抜けたため批判が殺到した。

騒動から1年が過ぎた2018年8月、iOSアプリをリリースし、新たなスタートを切った。社長の小川晃平氏(32)は「健全なコミュニティを、ゆっくりゆっくり伸ばしていきたい」と話す。

 

2018/7/24(BRIDGE)

thebridge.jp

個人を支援するソーシャルネットワーク「VALU」は7月24日、個人投資家で実業家の千葉功太郎氏を引受先とする第三者割当増資の実施を公表した。調達した資金は4500万円で、新株の発行にはJ-KISS型新株予約権方式が採用される。千葉氏は昨年12月にも同社の第三者割当増資を引き受けておりこれが2回目となる。

 

2017/10/14(Coin Choice)

coinchoice.net

今回はVALUのCEO、小川氏にお話を伺った。VALU(バリュー)は個人が自分VALUを発行して、ユーザーに対して売り出せるプラットフォーム。ブロガーやイラストレーターなどが自分のやりたいことを実現するために資金(ビットコイン)を集めることができ、応援してくれるVALU保有者に対して限定公開の投稿をしたり、任意で優待を設定することもできる。

 

2017/8/17(IT Media)

www.itmedia.co.jp

個人が「VA」と呼ばれる模擬株式を発行し、個人から資金を調達できるサービス「VALU」で、人気YouTuber「ヒカル」氏などが、期待をあおってVA価格をつり上げた後、発行済みの全VAを投げ売りしたとし、ユーザーが不当に損失をこうむったと訴えていた問題で8月17日、ヒカル氏側とVALU運営元がそれぞれ、対応を発表した。

 

2017/6/1(TechCrunch Japan)

jp.techcrunch.com

株式会社のように、個人個人が自分の価値を「模擬株式」として発行・(ビットコインによる)取引できるという斬新なサービス「VALU」のベータ版が5月31日リリースされた。すでに堀江貴文氏や家入一真氏、はあちゅう氏などが登録しており、SNS上でもちょっとした話題になっている。ちなみに6月1日15時の段階で、時価総額ランキング1位は堀江氏となっている(なおVALUはクリエイティブエージェンシーのPARTYや堀江貴文氏らが出資する会社だ)。

 

感想

ここ3年ぐらいのベンチャーやスタートアップの空気の変遷が感じられる流れだと思います。特にここ最近はWeWorkの件もあって、急激にエンジェルからのお金の流れがしぼみ、現業のキャッシュフローや営業成績が厳しく問われるようになったと思われます。

2017年のころの状況は‥、本当に今考えると異常でしたね。その異常さを彩っていた一つの現象がVALUのVAだったと思います。

しかし、2020年以降もビジネスは続きますから、新生VALUがどんな手を打つのか。大きい目で言えば今後のベンチャーやスタートアップはどんな姿となっていくのか。注目したいと思います。