orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

togetterはAIによる要約機能を導入してほしい

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togetterについて

最近のメディアの中で、togetterと言うツイッターをまとめるサービスが一定の存在感を示しているように思います。

 

togetter.com

 

最近ははてなブックマークのホットエントリーにも、まとめた内容が上がることも多く認知度も上がっていると思います。

ただ、目にするたびに毎回思うのですが、結局何を言っているのかわからないことがあるケースがあります。

まとめ方には何パターンかあるように思われます。

 

・リツイートやいいねが多いツイートを冒頭に持ってきて、その感想ツイートが下に並んでいくケース。まとめサイトに近い。

・連続ツイートを並べるケース。

・炎上したスレッドのやり取りを並べて、その熱量を伝えるケース。賛成意見と反対意見を並べるケースが多いが、まとめ主が批判的だと、最後に批判を大きく持ってきて何か言いたげなことがある。

・マンガや写真が中心のまとめ。ツイッターはメディアの表示が下手で、並べてくれると見やすいからと思われる。

 

それぞれ意義はあると思うのですが、通常のメディアニュースであれば、冒頭に記事全体が何を言いたいか示してくれて各論に入ってくれます。

端的に言えば「togetterによってまとめられたページは概して読みにくい」と思うのです。全部読んでも意図がわからないこともありますし、誤解する可能性も高そうだと感じています。

 

改善したらいいと思うこと

ツイッターのテキスト自体は改変不可ですが、まとめ全体の要約ならば許されるでしょう。これをユーザー側に強いるのは大変なので、AIによって実現できないでしょうか。

 

www.itmedia.co.jp

富士通は7月8日、AI(人工知能)を使って新聞などの記事本文を要約するシステムを開発し、企業向けにWebサイト上で試験公開したと発表した。要約したい文章を入力すると、180文字以内と54文字以内の2通りで要約文を作れる。

 

gigazine.net

専門雑誌に掲載された難解な論文を読み込み、科学的背景を持たない読者にもわかりやすいようにかみ砕いて文章として伝える「サイエンスライター」と同じように機能するAIをマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが発表しました。

 

そもそもAIがまとめられないと思うような、支離滅裂なまとめについては、そのまま要約不可として横においておけばいいかと思います。

 

tech.nikkeibp.co.jp

文章読解の分野でもAIが人間の平均レベルを超え始めた。米グーグル(Google)の新AI技術「BERT」が壁を突き破った。検索や情報収集などの効率が飛躍的に高まる可能性が出てきた。

 

正直、togetterの要約に対する精度なんて、「人間の平均レベル」で十分。むしろ平均レベルが誤解するような、抽象的なまとめは、フェイクニュースにもつながる可能性があり危険ではないでしょうか。まとめ作者が意図的に、誤解を与えるように作る場合だってあると認識しています。

 

大量のテキストを読まないネット文化

ブログを毎日続けて思うことの一つに、記事が長すぎると読まれないということです。1500字~2000字が経験的に、読み手にとって心地のよい分量であるように思っています。誰が決めたかわかりませんが・・。これより少ないと極論に見えるし、これより多いと読み飛ばされてしまいます。

ツイッターやインスタグラムが流行するのも、「わかる」ということについて時間をかけたくないという、現代人の欲求の現れではないかと思うのですが、あまりにも短絡的に情報がやり取りされるのはかえって無駄が多いなと思うことがあります。

何か表現するときに、ある程度の情報量は必要であり、かつその情報量を説明するために冒頭に要約があればそこから先を読むべきかどうか判断しやすいからです。

togetterの存在価値が高まってきたからこそ、ぜひAIによる要約機能、導入を検討してほしいなと思ったので記事にしておきました。