orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ブログがオワコンとは思わない

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はじめに

最近、「ブログはもうオワコンじゃないか?」という記事をよく見かけるので、一枚かんでおこうかと思いコメントします。

少なくとも当ブログについては、はてなブログ上で762日存在していますけれども日々成長しています。

ブログを始めたときには、そもそもブログというメディアはもう周回遅れなのかなという疑問を持ちながら参加したのは事実です。しかし、どのような導線で来るかはともかく少なくない人が流入してきています。

ただ、じゃあ、初めて二日三日の人のブログに流入するかというとそれはありません。独自ドメインであればなおさらで、アクセス数を増やすための努力をする必要があります。

努力をせずに結果が出ない、というのは当然ではないかと思います。

また、努力をしても結果が出ない、という場合は努力が間違っているのだと思います。

努力の方法を正しくすれば、結果はついてきます。

ついてこないのならオワコンです。

 

どんな努力が必要か

では、どんな努力をする必要があるの?ということになりますが、この前気が付いたことがあります。「はてな」がはてなアカデミーなるコンテンツを用意してくれています。

 

hatenablog.com

ブログの使い方を学ぼう
はてなブログを使いこなすヒントやコツが学べる公式講座!
初心者の方にも、はてなブログを既にお持ちの方にも、
ブログの書き方や注意点、便利なポイントをわかりやすく紹介しています。

 

私も一通り読んだのですが。これまでいろいろ私がブログ運営で試行錯誤してきてわかったことが、きれいにまとめられていました。正直言って、ここに書いてあることだけを全てちゃんとやれば、一定の基本はクリアできます。

逆に言えば、ここに書いてあることをやらずに、ブログを長期間続けて絶望したり、数日でやめてしまったりという事例が多すぎるのでは、と思った次第です。

ブログをはじめること自体は、インターフェースも洗練されていて簡単なのですが、運営するとなると実はいろんな基本を身に着けていなければならないというのがブログの敷居を上げてしまっているところではないか、と思います。

 

noteとの比較

私もこの前、初めてnoteを使ってみたんです。orangeitemsという名前を隠して、完全匿名で記事を出してみたのですがかなりの発見がありました。

noteのスタイルシートがまずすごい。ユーザーに一切、「ブログにとってマイナス」であることをさせません。はてなブログはスタイルシートまで変更できるので、下手するとマイナスの編集をしがちです。やはり読まれる記事にはそれなりのデザインが必要で、私も初期にはいろいろとデザインをさわりました。

最近は、スマホから読まれることがメインでモバイルファーストなんて言われます。でも記事を作成するのはPCなので間違えがちなのです。PCで見栄えがよくてもスマホでそうとは限らない。またその逆も然り。そして読みやすい配色と文字の大きさ。このあたりをnoteは強制しています。

もう、このデザインで記事を出せば、「デザインで損して読まれない記事」にはならないから!という制約が強みになっています。

記事を書く時も、ここに絵を載せなさい、段落はこうしなさい、いろいろと指示が出て面白い。多分noteで作業していると知らないうちに「外せないメソッド」が身についていくでしょうし、逆にそうとしか書けません。

次に、note.comというドメインの強さです。私が匿名で書いた初めての記事、あるキーワードではgoogle検索で一番になっています。あり得ません。これはnote.com自体のPVが高いのでgoogleも優先して読み込もうとするし、上位に表示しようともします。

そのうえで、note自身が良記事についてピックアップしてくれるし、マネタイズの方法が細かく構築されています。

これは、新しく始めるのならnote、というのは一面から見れば理にかなっているとは思います。

 

ブログの良さ

では、全面的にnoteが良いのか。ブログはオワコンなのか。そうではないと思います。例えるならば、楽天やアマゾン、Yahoo!ショッピングなどのモール型ECと、自社ECサイトの違いが一番わかりやすいです。

モール型ECの方が、始めるときには商品が売れやすいはずです。基盤が持ついろいろな仕組みで商品に誘導してくれるので、ブランド力がないときは助かります。

しかし、ブランド力が付き一定のユーザーが付き始めたらどうでしょう。今度はモール型ECの利用のためにかかる手数料等々が重荷になってきます。売れたら売れたで一定の割合、システム利用料を支払わないといけません。売り上げが上がれば上がるほど負担は増していきます。

そこで、自社ECサイトが欲しくなります。データセンター利用料さえ支払えばあとはいくら売っても定額だからです。また独自ドメイン上なので、集客のためにいろんなキャンペーンを打ちやすくなります。

noteとブログの関係もよく似ていて、ブランド力が出てきたらブログを開けば流入させることができます。施策の選択肢も幅広いです。noteは限られていることが良いことでもあり、ブロガーから見ると窮屈でもあります。

 

お勧めの使い方

ブログを始めて、しかもそれなりに読まれたいと思っているならば、上記で紹介したはてなブログアカデミーの内容をすべてクリアするようにしてください。

もし、文章力自体が、世の中にウケるかどうか試したのであれば、初めはnoteでもいいと思います。また成功してnoteの有名ライターになるのも一手かと思います。

noteの、アフィリエイトに頼らないマネタイズの姿勢は、私も尖っていて素敵だと思います。

一方で、noteで自信を持った時点でブログを開設し、呼び込むというのもまた手段かと思います。ブログにはブログでしかできないことがあるからです。

noteとブログは決して排他的なものでもなく、またオワコンでもありません。

良いところを活かすという意味では、両方使えます。

ぜひ、オワコンなんて言わず、はてなブログを始めてみてください。

 

hatenablog.com

 

短文では表現しきれないことが、誰しもあるはずですから。