orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

「嫌われても気にしない」と「合わない人とは関わらない」との違い

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人から嫌われても全く気にしない?

銀座のママの気になる記事。

 

toyokeizai.net

夜の銀座は大人の社交場。一流といわれる男性や成功しているといわれる男性が集う場所。そんな夜の銀座で私が働き始めたのが1993年。今年が2019年なので26年という年月が経ちました。23歳の時に雇われママになり、銀座でママと呼ばれるようになって21年。銀座でクラブを経営するようになって18年が経ちます。

著書を出版させていただいたことがきっかけで夜の銀座を飛び出し、講演や企業研修の講師としても活動するようになりました。そんな活動の中で出会った方々から、銀座のママから見た「一流の男性」ってどんな人? 夜の銀座に集っている「成功している男性」の共通点は? という質問をよく頂戴します。

 

まぁ、銀座で飲める人は「成功している」という範疇に入る人が多いでしょうね。何せ、料金がお高いですから。

では、成功している人=嫌われても気にしない、という図式は本当なのでしょうか。私の経験から考察してみます。

 

考察

わたし=成功している人、というわけではありませんが、とにかく考えます。

人から好かれるように行動しようとすると、大いに行動が制限されるというのは間違いない事実ですね。だって私は一人。相手は無限大。表現としては一対Nの関係です。無限大である以上、全てのNの組み合わせに対して対応するのは無理です。すべての人に対応を変えていたら破綻するのは当たり前でしょう。

ところが、それを無理やりにやろうとして、疲れ果ててしまう人がいます。ある人にはこう、別の人にはこう。ではある人と別の人が一緒にいる場所ではどうするべきか。こうやってどんどん組み合わせが膨らんでいきます。

俯瞰的に見たらかなり無理があるので「ありのままで」という概念が日本に流行しました。JPOPの歌詞を見てください。どれだけ自分らしくいることを励ます曲が多いでしょう。

それでも、ありのままでいることはハードルが高すぎます。だって、できれば好かれたい。多数の人に好かれたい。友達百人できるかな。感覚的には人間の悩みの7割はこの類ではないかと思います。自分らしくありたいことと、人から好かれたいこと。

さて、私自身も若いときはそんなことで悩んだこともあった気がします。

好かれたいから始まったのですが、何というか性格的に全く不器用だったので破綻に近かった。これが1つ目の悩み。

そこからありのまま、に移行したのですが、ありのままという言葉は非常に危うい。思いのままやろうとすると人と衝突します。嫌われてもいいありのままに。そうするとどうなるか、嫌われます。そこでもありのままであろうとするので衝突します。これではいけません。これが2つ目の悩み。

今はどうしているかというと、「ありのまま」だけれども「できるだけ嫌われたくないほうが良い、だから合わない人とは関わらない」に移行しています。

ですから、この銀座のママの記事「人から嫌われても全く気にしない」と言う見出し自身は結構ミスリードを生むのではないかと思っています。

ですから、二ページ目で、きっちりフォローしていますよね。「好き嫌いで仕事している」と。これが、「合わない人とは関わらない」につながります。

ありのままでいるために、いられない人とは関わらないようにするんです。

そして、できるだけ合う人だけで周りの関係を作っていく。合わない人とは表面的に合わせて表面的な関係だけ取り繕っていく。

また、最後のページ「時間を守る」については強く共感します。時間を守ることそのものには実は高い技術は不要です。守ればいいだけ。

むしろ、相手が想像していた時間よりもっと速く届ける。すぐに対応する。そして品質を上げていく。そうすると、思った以上に感謝されることが経験上多いです。

このように、タイトルの付け方自身は語弊を生むものの、何だかいいこと書いてあるなとおもってコメントしました。

なお、二番目の「合わない人とは関わらない」は、7つの習慣で言うところの、「Win-Win or No Deal」のNo Dealにも通ずるところがあります。詳しくはこちら。

 

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著者の本

今回紹介した銀座のママの本。

 

銀座のママが惚れる 一流の男

 

なかなか評判いいみたいですね。

内容説明を見ていると、「7つの習慣実践編」っていう雰囲気です。