orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

スタートアップ転職の光と闇を考える

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スタートアップに転職すること

日経にて大企業に就職した若者が、ベンチャー企業に転職したことを「よいこと」として書く記事を見つけました。

 

www.nikkei.com

就活生が優位な売り手市場が続く中、苦労して確保した若手社員がすぐに退職してしまうことに企業人事は頭を悩ませている。待遇や賃金に対する不満がなくても去っていく背景にはどんな思いがあるのか。大手企業などからスタートアップ企業に転職した3人に集まってもらい、本音を語ってもらった。座談会は人材サービスを手がけるビズリーチ(東京・渋谷)の協力で開催した。

 

ただ、スタートアップの転職って、光もありつつ、闇の部分もあることは薄々感じていて、何かトラップはないのか具体的にしたく、情報を集めてみました。

 

まとめ

president.jp

ベンチャー・スタートアップ企業の躍進ぶりがメディアなどでも頻繁に取り上げられるようになり、転職先としても人気が高まっています。でも、ベンチャーやスタートアップ企業の採用支援を中心に活躍するキープレイヤーズ代表の高野秀敏さんは、「大手企業から転職すると、『こんなはずじゃなかったのに……』と、壁にぶつかってしまう人も少なくない」と言います――。

 

news.livedoor.com

活況が続いている転職市場。以前に比べると35歳以上の人でも転職がしやすくなっているといいますが、スキルアップや職種チェンジも可能なのでしょうか。ベンチャーやスタートアップ企業の採用支援を中心に活躍するキープレイヤーズ代表の高野秀敏さんは「大企業から転職する人には、ベンチャー・スタートアップ企業をおすすめします」といいます――。

 

boxil.jp

スタートアップコミュニティ運営のCrewwは「一般企業とスタートアップ企業の違いに関する調査」を実施、1月、結果を公表した。新卒、転職を問わず働き方が多様化するなかで、スタートアップやベンチャーを志す人も増えた。働き方について、一般企業とスタートアップの実態は、どう違っているのだろうか。

 

boxil.jp

スマートキャンプの創業メンバーとして入ったモリシゲから、創業期から今回のマネーフォワードへのジョインまでにあったこと、思っていたこと、振り返って思うことなどをお伝えします。

 

光と闇

toyokeizai.net

確かに、「実力主義」「成長分野に関わることができる」というイメージを抱かせるベンチャー企業は、魅力的だ。しかし、同時に、ベンチャー企業の不安定さに不安を感じている人も多い。今回、3年半前に筆者がベンチャー企業への就職をサポートし、現在はそのベンチャー企業から転職活動を行っている篠原圭吾さん(仮名)に、入社した理由や働いたことで感じたメリットやデメリットを、本音で話してもらった。ベンチャー企業への就職を考えている学生や、転職を考えている若手社会人の参考になればと思っている。

 

monoist.atmarkit.co.jp

自動車業界は安全基準が非常に厳しいため、新規参入は障壁が高いとされてきた。しかしCASEやMaaSと言われるように、自動車や輸送手段の概念が大きく変わろうとしていることを背景に、最近は自動車業界にも徐々にベンチャーが立ち上がってきている。今回は自動車業界におけるベンチャーへの転職のメリット、デメリットなどについて、自動車業界専門転職サイト「オートモーティブ・ジョブズ」を展開するクイックの人材紹介事業本部 自動車チーム マネージャー 関寺庸平氏に聞いた。

 

wotopi.jp

新卒で入社してから5、6年がすぎて、「そろそろ転職しようかな」と考え始めるアラサーという年頃。「将来が不安だから」という理由で大手企業を希望する人が多い一方、先が見えない時代だからこそ、「どこでもやっていける力」をつけたいとベンチャーを希望する人も最近では少なくありません。今回は、転職支援サービス「DODA」でキャリアコンサルタントを務める渡辺悠子(わたなべ・ゆうこ)さんに、転職先としてのベンチャーの可能性について聞きました。

 

考察

ベンチャー、スタートアップと言うとかっこいいのですが、昔ながらの言い方で言えば中小企業です。しかも創業者社長が経営する会社、です。

そう聞いただけで、人気は下がるんでしょうね。表現だけで全然違う。

ざっくり言って、社長とウマが合うかどうかだけで未来の半分が決まってしまうのがスタートアップへの転職だと思います。

そして社長とウマがあったとしても、次は創業時からいるメンバーとも気が合わなければいけない。

こういうドロドロしたレベルの話が嫌いで、技術だけでやりたいとうことであれば、フリーランスも一つの選択肢なのかもしれません。

やはり会社を経営していくというのは、きれいごとばかりではありません。汚いことを見たりもしくはやったりしなければいけない。

会社は決まりに沿って動くものと思っていたら、その決まりすら今から作る。いや、法律は守るでしょうと思ったらコーポレートガバナンスはこれからPDCAだと。あなたがそれを作るんだと。

スタートアップと言う言葉そのままに、全てが種の状態です。ですから、今日から君はCTOだと言われても総務も人事も経理もそして営業も、必要に応じて手掛けねばいけないのがスタートアップの特徴だと思っています。

いや、うちはもうそんな時期は超えてちゃんと規律があり分業できていますよ。その場合はもはやスタートアップでもベンチャーでもなく、単なる中企業や大企業になっている可能性があります。それでは意味がないですよね。

また、社長について行くと決めたのに、ある日経営権が変わるだの買収だの、方針が変更になり仕事が無くなったり増えたりと、目まぐるしいのも特徴だと思います。

そんなこんなをひっくるめて、「若手でも広い権限を与えられる」と表現するのはすこぶる正しいと思います。ただ、快適に広い権限が与えられるかはこれは運も関連します。また、失敗すれば責任を伴うのも同様でしかも、経験のない若い時に勝負しなければいけません。

ここまで書いてもスタートアップを志すあなたは、きっとスタートアップに向いていると思います。毎日楽しそうじゃないですか。失敗しても、社長に押し付ければ良いのです。ヤバイと思ったらとんずらしましょう。それが会社員の特権です。

もし完全に自分の手柄にしたければ自分が創業すればいいわけですから。

 

とりあえずは、スタートアップで上手くいった人より、失敗した人の事例を読むべきだと思います。その失敗事例を踏まない自信、もしくは踏んでもリカバリーできるたくましさがある人。スタートアップに勇んで向いましょう!。

成功した場合は、もちろん大企業のハズレセクションで埋もれているより実力を得ることができるでしょう。しかし失敗したら、もちろん残ってポストが降りてくるのを待つほうが良いに決まっています。

ぜひ、熟慮の末に選択して頂きたいと思います。