orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

ヤフーとLINE経営統合の話は文春が随分前に嗅ぎ付けていた

 

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ヤフーとLINE経営統合

びっくりしました。日経からスクープ。

 

www.nikkei.com

検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(HD)とLINEが経営統合に向けて最終調整に入った。LINEの対話アプリの利用者は約8千万人で、ヤフーのサービスは5千万人に上る。金融、小売りも手がける1億人規模のサービス基盤が誕生し、国内ネット産業の勢力図が大きく変わる。アジアを舞台に米国や中国のメガプラットフォーマーに対抗する。

 

ロイターも。

jp.reuters.com

[東京 13日 ロイター] - ヤフーを傘下に持つZホールディングス(HD)(4689.T)とSNSサービスのLINEが、経営統合に向けて調整に入った。関係筋が13日、明らかにした。月内にも基本合意する方向。

 

時事通信も。

www.jiji.com

ソフトバンク傘下で検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングスと、無料通信アプリを手掛けるLINEが経営統合する方向で検討に入ったことが13日、分かった。月内の合意を目指す。

 

ここまでくると、「決定した事実はございません」という言葉は踊るでしょうが、まぁ大方決まっているのかな‥とも思う。

 

実は前から

ただこの話、どこかで最近耳にしたなと思って調べたらそうでした。

 

文春オンライン(2019/10/4)

bunshun.jp

 危機を跳ね返す奇策はあるのか。孫氏が狙っているとされるのが、あの企業だ。

「国内8000万人ものユーザーを持ち、85%が毎日アクセスするというLINEです。LINEの時価総額は9300億円足らずで、プレミアムを加味しても十分射程に入る。また筆頭株主の韓国ネイバーが株の約73%を保有しているので、買いやすい」(市場関係者)

 

この記事のスキームはソフトバンクGが買うというニュアンスですが、日経では経営統合であり、資本はソフトバンク(Gではない)とネイバーが半々という形ですから細かくは異なりますが、思惑としては似たようなものとなります。

また、WeWorkの件でプレミアムにお金を支払うことがかなりやりにくくなっていると思うので、経営統合の形でキャッシュアウトしない方法を取るのが今の状況にフィットしているとも思います。

この記事自体を以前読んだときは、「まさか・・」とは思っていましたが日経で速報まで出ると文春の情報網はすごいな・・と言わざるを得ません。

 

以前から提携の雰囲気があった

LINEとソフトバンクの距離は近くて、LINEモバイルをソフトバンクが救った例がありました。

 

japanese.engadget.com

LINEモバイルとソフトバンクが、戦略的提携についての基本合意に達したことを発表しました。

基本合意の内容は、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける形での資本提携と、MVNO事業推進のための業務提携の2つ。詳細は今後の協議により決定するとのことです。

本取引は2018年3月頃に完了予定とされており、取引完了後の出資比率はLINE49%、ソフトバンク51%。LINEモバイルはこれまで、LINEの100%子会社として、ドコモ回線を使ったMVNO事業を展開していましたが、実質的にソフトバンク傘下の企業となります。

 

話は全然違いますが、以前スクウェアとエニックスが合併してスクウェア・エニックスとなりました。同じようなターゲットで別々で争っていた二社が、合併するときは大ニュースとなりました。クリエーターからマーケッターまで、まぁ文化は違えど似たようなタレントをそろえていた二社だったので、結果的にプラスの合併だったと思っています。

今回のLINEとヤフー。LINEは中核事業以外の部分でなかなか結果を出せない。ヤフーは国内しか市場がなく成長戦略が打てない。しかもPayPayとLINE Payで体力勝負をやってしまったもので、これはPayPayが押している。そもそもこの二社が戦うことより手を組んだ方が、まさにウィンウィンではないか。

それはそうでしょうね。

ソフトバンクとしても、ヤフーが成長戦略を描くためには必要な統合であり、かつPayPayのマネタイズもできるだけ急ぎたい。とすれば、競合の状況を考えるとこのあたりで決着をつけたいでしょう。

個人的には、経営統合話、アメリカでも中国でもない巨大プラットフォーマー誕生とのことで、好意的に思っています。情報収集を進めます。