日本すごいな
あまりに面白かったので記事連投。
東京都の公費で行われた中小企業の就職説明会に、事業の請負業者側から報酬を受け取った大学生らが参加していたことが、朝日新聞の調べでわかった。人手不足を解消するための公費が、就職活動を装った「サクラ」に支払われていたことになる。
これと下の記事を合わせて読みましょう。
大学生のインターンシップ(就業体験)で、運営を代行するサービスが広がってきた。短期で採用直結型のインターンが増える一方、企業の人事担当者の負担も増加。運営に不安がある企業が代行業者を頼っている。学生にとっては「憧れの先輩」が社員でないことになり、入社後の不信感にもつながる。転職予備軍ともなりかねない。
「え? 社員じゃなかったの?」。
そこには誰もいないのではないか
もうね、
インターンにはその会社の人はいない。
会社説明会には本当の就職希望学生がいない。
全部代行。アウトソーシング。
いつからこうなっちゃったかなあ・・。
多分、いつもよくいくあのお店だって、店員はお店の人じゃないんだよ多分。
どっかから派遣されている別の会社の人なんだ。
あのインフルエンサーだって、誰かからお金もらってしゃべってるんだよきっと。
――こんな効果をうたう「血液クレンジング」なる治療法を、著名な芸能人らがSNSでこぞって拡散している。
ネット上では「トンデモ医療」「危険なのでは?」と批判や疑問の声が殺到。一時は「血液クレンジング」がTwitterのトレンドにも入った。
各地の消費生活センターにも契約トラブルや「効果がない」と訴える声が寄せられており、専門家は「十分なエビデンスがあるとは言い難く、誇大宣伝だと考えます」と指摘している。
ああこれもそうだよきっと。
何でも金で解決できるアウトソーシング。
そこには誰もいなくって、お金だけがあるのかもしれない。
とんでもない代行だらけ
例えばですね・・。
我がITの業界でも。
トレンドマイクロ株式会社は10月16日、ロシア語・英語圏などのアンダーグラウンド市場に関して行った「IoT関連のアンダーグラウンドビジネス概況」に関する調査結果の概要を公開した。調査結果によると、「IoTマルウェアに感染したIoT機器を用いたDDoS攻撃代行サービス」「IoTマルウェアの使用に関する支援サービス」「Webカメラやドアホン型カメラの映像を見るためのアカウント」「リモート接続機能を備えた電力メーターの不正改造品」「侵害済みルータを経由したVPNやプロキシサービス」などの販売を確認した。
ひえ~。
春は「卒業」の季節だ。大学を卒業できてホッとしている学生の中には、「卒業論文(卒論)代行サービスを使って、なんとか卒業できました」なんていう人もいるかもしれない。
卒論代行サービスは、その名の通り、本人の代わりに卒論を執筆するサービスだ。ある業者のサイトによると、理系・文系を問わず、1文字10円。文字数や分野にもよるが、2万字程度の卒論は2週間くらいで納品・・・とされている。
ま~、私の仕事の一部であるクラウドの世界も、ホスティング代行というかアウトソーシング的な立場ですから、多分「代行」には罪はない。
何を代行しているか、それが倫理上問題ないか。
しかしまあ、あなたの目の前にある、その物体、モノ、サービス、本当に本当かを見抜くのは本当に難しくなりましたよね。
そういや、「人生は、夢だらけ」って言って宣伝してた某生命保険会社、
夢どころかアレでしたよね・・。
気を付けてください、という空虚なアドバイスを持って本記事を閉めたいと思います(無力感)。