Microsoftの新戦略
MicrosoftがモバイルブランドであるSurfaceにて攻めた製品展開を発表して、久しぶりに新製品のプレゼンで世の中が騒いでいる感触です。
米Microsoftは10月2日(現地時間)、ニューヨークで開催した「Surface Event」で、折り畳みスマホ「Surface Duo」を含む多数のハードウェアを発表した。イベントの最初と最後にサティア・ナデラCEOが登場したが、ほとんどのプレゼンはパノス・パネイCPO(最高製品責任者)が取り仕切った。ここでは発表されたハードウェアをまとめておく。
ここ最近、デバイス関連は正当進化的なものばかりでインパクトが薄く、特にAppleはもう意外感のあるものは出さないんだと大衆は納得した感があります。それを逆手にMicrosoftが結構遊びのあるデバイスを出してくれて非常にうれしいものがあります。
ありとあらゆるデバイスに手を出し、流行らなくってガラクタ置き場に機械が溜まっていく性格なのですが、最近は手を出そうにも売ってない。無難なものばかりでちょっと欲求不満ではありました。
昔見たことがあるような
このMicrosoftの新製品のうち「Surface Neo」というのがありまして。
Surface Neoは9インチの液晶ディスプレイを2枚つなげたような見た目のデバイス。ヒンジは360度回転できる。各画面にアプリケーションウィンドウを表示して操作できる他、片方のディスプレイの上に専用のマグネット式ワイヤレスキーボードを置くと、その画面の余った領域をタッチパッドや手書き入力、サブウィンドウ表示に利用できる。
このWindowsが動いてハードウェアキーボードの無い2画面のスタイルって、ん?と思ったんですが昔私持ってましたよ。10年前くらい。
https://dynabook.com/pc/catalog/libretto/100621w1/index_j.htm
これこれ。買ったんですよドスパラで。衝動買いしたんですが、1カ月使ってあまりの不出来にヤフオクで破格で売っぱらっちゃったのを思い出してしまいました。
これ仕様も良く似ていて、2画面のタッチパネルだしソフトウェアキーボードは下の画面に出るし、重さも699グラム。運用の仕事でパソコンを持ち歩かなきゃいけない状況で軽くていいやんと思って手を出したのが失敗。あれは失敗だった。
何が失敗って、これWindows 7が動いたんですがメモリが2GBしかなくって、やたら動作が重い。重いとどうなるかって、キーボードの反応が悪くなったりそもそも出ないなんてことが起こるんです。
もしパソコン使ってて、手元のキーボードが急に無くなったりキーボードを打っても字が出なかったら、頭の血管切れそうになりますよ。
ワードやエクセル立ち上げるのに3分くらいかかったりして。
しかも、電源も1時間も持たない。スペック上は2時間とありますがおそらく何もしないで液晶は一番暗くした状態で2時間。人の目で見えるくらい明るくしてしかも作業したら持たない。当然なのですが液晶が1画面より2画面のほうが電気を食うのです。また、何も使ってないのに放電しちゃって、外出先で使おうにも使えんやんけと思ったのも記憶にある。めちゃくちゃ液晶の明かりを落としてカフェで使ってみたけど何にも見えなくてへへへへとなった気がする。
で、電池が持たないのはまだ電源ケーブルをコンセントにつなげばいいのですが、熱くなる。30分くらいでキーボードあたりが激熱になって「もういや!売る!」と言って売った記憶がフラッシュバックしたのでした。
でも先進的だった
ただ上記の発売が2010年6月でもう10年弱前の製品ですから、先進機能を凝縮したWindowsノートというのはあながち間違っちゃいないと思います。
10年前の未完成品ですら買った私ですから、おそらくこのSurface Neo、買っちゃうでしょう。地雷じゃなきゃいいな。