orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

同調圧力に合わせない生き方を考える

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そもそも、同調圧力に合わせることができない

私自身はどうしても同調圧力と言われる謎の空気感が苦手で、若いころは集団の中で苦しんできました。ある時期に、ああこれはもうむしろ合わせることは「無理」なのだと決めて、合わせないことを自分のスタイルとする一方で、自分のやりたいことを貫こうと決めました。

このスタイルは日常の90%を楽にしてくれるものの、どうしても同調圧力と戦わなければいけないシーンはあります。どうして合わせないのか。集団で孤立する瞬間もありますが、大きな目で考えると合わせることからくる自分の中での無理さ加減のほうが不利益です。したがって、同調圧力をかわすことの辛さは得られるものとセットだと理解しできるだけそうであっても、その圧力に対して攻撃的にはならず紳士的に振る舞おうと心がけています。大半の人は同調圧力に対して悪意はないので、「ああ、彼はそういう人なんだ」と思われればそれで十分です。

同調圧力に加わる集団の中には攻撃的な人もいて、なぜ加わらないんだ!と騒ぐ人には全力で防衛的に戦うつもりですが、それすらもなんとなく伝わるようで、戦いは起きないようです。

一方で、それであっても自分の味方であってくれる人は、大切にしたいと思っています。基本的に多数派にはなれないので一匹オオカミ的になりがちですが、「仕様」ということでこれを活かした生き方であったり働き方を日々模索しています。

 

同調圧力への問題意識を持つ

同調圧力自身は度々問題だというメディア記事を見かけます。おそらく私と同じように苦しんだ経験を持つ人も多いのではないでしょうか。関連記事をご紹介します。

 

ITmedia

www.itmedia.co.jp

皆さんが属する組織にも必ず1人や2人、「空気を読まない人」がいるのではないか。せっかくチーム内でまとまりかけた話を、「それを言っちゃあおしまいよ」的な意見を出して、ちゃぶ台返しにしてしまう。あるいは、TPOをわきまえない発言や行動をして同僚たちから「それ、今やるか?」とイラッとさせてしまう。

 「和」をもってサラリーマンとす、という日本企業の暗黙ルールなどまったく意に介さない、協調性ゼロで自由過ぎる立ち振る舞いをする人のことである。

 一般的に、こういう人は周囲から腫れ物のように扱われる。「上」の覚えもめでたくないので仲良くなったところでサラリーマン的メリットは少ない。むしろ、かかわれば「もらい事故」に巻き込まれる恐れもある。要するに、「トラブルメーカー」のような扱いにされるのだ。

 ただ、報道対策アドバイザーとしてさまざまな組織の「危機」の現場を間近に見てきた立場で言わせていただくと、これは「空気を読まない人」への正しい評価ではない。確かに、彼らは日常業務の中ではいろいろな軋轢(あつれき)を生み出すかもしれないが、危機発生時には必要不可欠な人材である。

 むしろ、「空気を読む人」のほうが「トラブルメーカー」になってしまう。なぜなら「同調圧力」に流れやすいので現実から目を背けがちで、事態を取り返しのつかないほど悪化させてしまうケースが多々あるからだ。

 

私も運用の仕事にたどり着いたのは、同調圧力にピンとこない性格が幸いしたのだと思います。何しろ悪い予兆があればどんな状況、例えば夜間であっても社内イベント絶賛開催中のときであっても、飲み会であっても、プライベートであっても例えば登山の途中であっても突然ノートパソコンを見て調査を始めるタイプです。はたから見ても普通ではないとは思うのですが、結果としてユーザーに対しては絶大な信頼を与えるという仕組みで、社会に活かせているのではないかなと思います。

なお、空気を読まない人を重用すると、なぜ彼を重用して「われわれ」を重用しないのか、というような悪い同調圧力が生まれるので経営者も大変でしょうね。仲良しだけ幹部にすると無能内閣になりますし・・。闇が深すぎるので私自身はそのあたりはタッチしないように心がけています。ただただ、正しいことをやり続けるのみ・・。

 

日本経済新聞

www.nikkei.com

月60時間を超える残業をする人の45%が強いストレスを抱えている。残業は同調圧力によって感染し、帰りにくさを感じる20代は50代の倍近い。社員1万人の企業が「ムダな会議」に費やす人件費は年間15億円――。

 

日経の有料記事ですが良記事でなんとか読んで頂きたく(月10本までは無料です)。

会社は組織であり、組織は同調圧力が発生しやすく、その同調圧力により若手が無駄な会議や残業で疲弊しがち。

そう考えると、私が嫌っている同調圧力の中心にいるかのような若手たちも、嫌々やっている人も多いのか。ひっそりと辞めていく人たちは実際そうなんだろうな、と。「社風が合わない」「この会社のやり方についていけない」なんて言う退職理由が多いですものね。

 

文春オンライン

bunshun.jp

「テーマは、いわば『ロスジェネ“女子”の逆襲』なんですよ(笑)。というのも、私たちは人口ボリュームが大きく、子供の頃から受験を始めあらゆる面で競争を強いられてきた世代。女子大生になったら、その瞬間に女子大生ブームが終わって、世間から無視される存在に(笑)。社会に出たのは、成果主義の嵐が吹き荒れる2000年前後で、職業人としての市場価値はもちろん、女としての、妻としての、母としての価値まで俯瞰して考えてしまう。息を抜く場所さえなかったと思います」

 

性別は違えど、同世代で私と同意見で取り上げました。逆襲、なんて強気な表現ですけれども、それぐらいの勢いがないと同調圧力の抵抗などやってられません。

この本にご興味のある方はこちらをどうぞ。

 

オタク中年女子のすすめ~#40女よ大志を抱け

 

ねとらぼ

nlab.itmedia.co.jp

男性中心で強い同調圧力、自社でしか通用しない業務プロセスの習得を通じた業務遂行能力の長期育成、年功的人材運用──これらが見られる組織において、先輩や上司は20~30代にとって魅力的なロールモデルとなりにくい。また、40代以降ではほぼ出世の勝負がついており、逆転人事は期待できない。こうした社会では、自ら学んで力を付けて自らの市場価値を上げ、時には転職をも手段としてキャリアを自ら形成していく意識や行動は現れにくい。

(パーソル総合研究所のニュースリリースより)

 

こうした声に対して同調圧力に準じないでも生きていけるんだぞ、という意見を発信していきたいなと思います。21世紀になったら日本ももっとスマートになっているかと思いきや、むしろ同調圧力が強化されている方向に行き、それに従えない人は非正規になればいい、なんてお話のように解釈しています。個人的には理解できないのですが周辺を見ると全くその通りだなと思います。

 

文春オンライン

bunshun.jp

「俺たちは会社員だからね。上の言うことは絶対だから、思っていても言っちゃいけないことってあるんだよ。みんな黙って聞いてるんだし、もう少し協調性を持たないとなあ」

 

再度文春オンラインから。

なんとなく、私の思っていることって、少数意見のように見えつつもたくさんの人が抱えているんじゃないかな、と。あのワイワイしている輪の中で苦しんでいる人たちがたくさんいるんじゃないか。参加する苦しさと参加しない苦しさ。私は後者を取ったけれど。

 

息をすることが大事

最後の文春オンラインの記事に、いいことが書かれていました。

 

「協調性」と「同調圧力」は、まったく違うものです。協調性とは、複数の人間が同じ目的を遂行するために助け合ったり、譲り合ったりする素質のことを言います。同調圧力は、集団の中で少数意見を持つ者を強制的に黙らせることです。

「自分は社会に適応できないのではないか、協調性がない人間なのだろうか」と悩んだことがある人は、この意味を頭に置いた上で一度思い返してみてはどうでしょうか。

 あなたには「個性」や「発言力」があるだけで、問題は個性を殺そうとする集団の方にあるかもしれません。

 

事実その通りです。

でも、同調圧力に屈しないと決めたからって、辛い思いもしなければいけません。

その際に重要なのは、私は「息をすること」だと思っています。

ここで息をするというのは、物理的に息をしていることではありません。息をすることに気が付くのは、一人きりでぼんやりして音楽を聴きながら休んでいるときです。外部からの刺激を整えただただ休むと、ああ息ができているなあと思うのです。

「休息」っていい言葉ですよね。息こそ大事だと思います。

十分に休んだら、また同調圧力との戦いが待っていますが、気を張りすぎることなく自分らしく生きられたらうれしいな、と思います。