orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。



ウェザーテック 天気とビジネスを結び付ける事例をまとめる

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はじめに

記録的な日照不足ですね。

せっかくの3連休ですが私の周りでもずっと雨です。結局家にこもって、Amazon Prime Dayに参加するぐらいしかできてないです。

さて、この天気ですがビジネスに大きな影響を与えることがわかっています。今年の冷夏傾向においては、いわゆる夏っぽい商品が全く売れていないそうです。一方でいつも売れないようなものが売れたりして。

この「天気」はすでにビジネスの世界において、需要予測のための大事な変数として利用されています。そんな事例を紹介していきたいと思います。

 

事例集

 

資生堂

www.jiji.com

新サービス「オプチューン」は月額1万800円で、資生堂の大規模コンピューターシステムと無線でつながった機器とともに、5種類の化粧液のもとが届く。
 利用者はまず、専用アプリを使って肌を撮影し、皮脂量や水分量を測定する。入力した生理周期や気分、寝返りの回数などのほか、天候や花粉飛散量などのデータと合わせて資生堂のシステムが解析。約8万通りの中から化粧液のもとの配合が瞬時に決まり、必要な量が抽出される仕組み。

 流行のサブスクリプションビジネス、そしてIoTです。基礎データとして天候を利用しています。

 

日本気象協会

tenki.jp

今回は、これからの時期、何℃になったらどんな商品が必要になるのかを、商品の売り上げと気温のデータをもとに解説します。

ぜひ実際の天気予報と照らし合わせて、お出かけの準備や献立の計画などにお役立て下さい。

日本気象協会が一般化してくれているんですね。

商売する人は常識にすべき情報でしょう。しかし、この気温になったら売れる商品、と言うのは逆を返せば今売れるはずが売れていない商品ともなるわけですね。

 

japan.zdnet.com

 日本気象協会(JWA)は4月23日、気象条件から商品需要を予測するサービス「売りドキ!予報」の関東版サービスの提供を小売業向けに開始した。予測データを提供する対象商品を550カテゴリー以上に分けた「スタンダード」(月額7万円)と、約120カテゴリーに分けた「ライト」(月額5万円)の2プランで販売する。主なターゲットは中規模以下の小売事業者で、2019年夏に全国版の提供も予定している。

 売れるのに作らないとか、売れないのに作りすぎる、などを起こさないようにするための在庫調整はビジネスにおいて重要な観点です。

天気なんてわからんよ・・、ではビジネスに波乱を持ち込むことになりますのでこのサービスは社会的意義も高いと思います。必要な分だけ作る、は環境の観点からもよいことですよね。

 

オランダ・デジタルサイネージ

adgang.jp

オランダのアパレルブランド・Scotch & Sodaが、秋冬シーズンのプロモーションの一環で、“その場所のリアルタイムの天気”に最適なファッションコーディネートが表示する屋外デジタル広告(DOOH)をアムステルダムで実施しました。

駅行内などで大きい液晶ディスプレイに広告を表示する、デジタルサイネージは都会では見かけるケースが多くなってきました。

そこに表示される内容を、天気に合わせてカスタマイズするというプロセスです。服は完全に天気と連動しますからね。

 

THE PAGE

headlines.yahoo.co.jp

生活をしていくうえで誰もが無関係ではいられない気象情報。スマートフォンやテレビなどでその日の気温や降水確率をチェックし、服装や傘の有無、レジャーの計画などを決める人も多いだろう。しかし、最近、それだけでなく、気象のデータを活用し、商品の売り上げアップなどを図ろうとする取り組みを進める民間企業が増え始めているようだ。

 

headlines.yahoo.co.jp

師走を目前に控えた2018年11月30日。東京・新宿のイベントホールで「第1回気象ビジネスマッチングフェア」と題する催しが開かれた。主催したのは気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)というあまり聞きなれない組織。会場には首都圏だけでなく岩手、福島、大阪、愛知、香川、広島、福岡など全国各地から245人がやってきた。そして、気象データを提供する会社、気象データをビジネスに利用したい企業、データ分析が得意な企業などの「お見合い」が行われた。

 

2つ読めば、気象データの現在がわかる記事です。

少なくとも今はまだ、気象情報提供側と小売業者の協業は始まったばかりの状態で、本番はクラウド基盤などが安定した今からだと思います。

気象情報提供関連は気象庁がかなりの権限を握っていて参入障壁の高い分野です。したがってプレイヤーも限られており、どのように日本全体で気象情報のデジタル活用を広げていくかは課題がありそうに感じました。

 

森永製菓

newswitch.jp

気象情報をビジネスに高度利用する企業が増えている。航空機の運航計画など気象予報を基に直接判断する業種だけでなく、気象と売れ行きの相関を解析して商品の需要を予測し、生産の最適化に生かすメーカーが出てきた。食品やアパレルなどの分野で広がっている。背景には中長期の気象予報の精度や分析技術の向上がある。利用業種の拡大に伴い、長年300億円前後だった気象ビジネス市場が拡大しようとしている。

 「『チョコモナカジャンボ』のモナカのパリパリとした食感と欠品の防止を両立するため、気象予報に基づく商品需要予測を導入した」。森永製菓物流部の小林健司SCMグループマネジャーは力を込める。

 そりゃあ、パリパリしたほうがおいしいですもんね。チョコモナカジャンボ。しなしな、では魅力半減、というか中のバニラが溶けて染み出てきて食べるのが大変になっちゃいますよね、溶けてると。

天気予測が使われているんだなあという実際の例です。ただ今年は今のところ苦戦しているんじゃないですかね。これだけ気温が低いと。まあ去年はアホみたいに暑かったですからあれはあれで異常でしたが。

 

日経新聞

www.nikkei.com

「雨が降るから早めに帰宅しよう」など、天気予報を見て1日の行動を決める人は多いだろう。企業にとっても、天気は客数や売り上げ、利益を左右する重要な要素だ。様々な業界の企業が気象データを人工知能(AI)で分析し「ウエザーテック」をビジネスに生かそうと動き出している。

ほぼまとめのような記事です。

ウェザーテック、と言うんですね。

 

まとめ

農業が産業の中心だった大昔は、農作物が豊作か不作かで大いに社会に影響がありました。したがって天候が安定することを祈るお祭りが各地で行われ、毎年豊作を願っていたものです。したがって、天候というものはすこし神秘的な感覚がありますね。

しかし、技術の進歩について、天候はビッグデータであり、これを分析し未来を読むことは数学に近づきつつあります。

地球と言うインフラ上ですべてのビジネスは成り立ちますから、天気が関係ないビジネスなどないのかもしれませんね。

ウェザーテック、今後注目を集めそうです。