orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

インプットとアウトプットの関係性

f:id:orangeitems:20190701122913j:plain

 

退職エントリーと7月

今日はとても退職エントリーを見るのですが、7月だからですね。6月に夏季賞与が出るのでそこまでを在職期間とするということですね。私は昔4月に退職しまして、まるまるボーナス一回分ふいにしたことがあり、しまったなあと思う次第です。でも、5月入社じゃなきゃダメって先方から言われたのでしょうがない。ああ、もったいない。

 

アウトプットとインプットの感覚

毎日ブログをこうやって更新していますけれども、1年半続けてきて相当アウトプットした感覚にあります。同じ人が更新を続けていますので、私と言う関数(f(x))があるとするとブログ記事というアウトプット(y)があります。y=f(x)です。アウトプットを長期間ずっと続けていきますと、ああ、これは前も書いたかもしれない。似たような記事になってしまった。これはうけないだろうな。いろんな思いが渦巻いてきます。始めた当初と比べるとライティングの技術は各段に上がっているけれども、書く題材がどんどん限られていくのです。始めた当初にはない苦しみみたいなものが生まれてきます。

この原因は、インプットが足りないということを自覚しています。私という入れ物があって、そこからアウトプットしていけば最後は枯れます。同じものを生み出せばいいのであればいいのですが、ブログの性質上毎回違うものをアウトプットする必要があります。結局は私という入れ物に新しい何かをインプットしないといけないということになります。アウトプットしづらくなっているということは、インプットとアウトプットのバランスが悪く、アウトプットの楽しさに夢中になっているあまり気づいたら空っぽに近づいていたということになるのでしょう。

この話は、JPOPのアーティストにも似たようなことが当てはまると思っていて、ある曲がスマッシュヒットした後、そこから何十年も第一線でい続けられる人はかなり少ないということにも似ていると思います。曲調や歌詞の世界観がどうしても似通ってくる。それは同じ人が作詞作曲をすればいずれ枯れていく。そうならないようにカバーアルバムなどを出して新しいインプットをしていくような工夫をやるのだと思います。何しろアウトプットして評価されるのは楽しいことなので、これに夢中になるうちにインプットしていないことに気が付くのです。しかしそこでそれにすら気づかず、アウトプットできないことに心を病んでいくということも、よくあることだと思います。

 

退職エントリーと、アウトプット・インプット

退職エントリーを読みながら思うのですが、ほとんどの人がアウトプットできない歯がゆさを抱えています。もともとの会社文化が長年障害になっていたり、ビジネスの外部環境の変化であったり、またはいくらアウトプットしても評価されないという状況であったり様々です。きっと退職することで、もっとアウトプットできる、というエネルギーのようなものを感じます。その障害に対して恨みつらみを退職エントリーに書いてあるとそれは不要かなと個人的には思います。次の環境で十二分にアウトプットすればよいと思います。そういったエネルギーを持って次の環境に行き、入社数カ月間で目覚ましい成果を残さないと次の職場でイニシアティブを取れません。「あいつはできるやつだ」と第一印象で思わせるのって大事ですよね。ですから、このアウトプットへの不満というのは転職のために必要なエネルギーだと思います。

一方で、インプット自身の不満というのは、勉強すればいいのであまり不満には上がらないように見えます。ただ、本来のインプットの不満というのは、本来自分がやるべき仕事じゃないことを延々とやらされる。残業時間が長く私生活を含めて余裕がなく勉強している暇がない。などです。いわゆるブラック企業的な働き方はインプットを縛るのですが、逆にやっている仕事の質が高いと、ブラック的に長時間働くことで、他に代えがたいスキルを身に着けられる場合もあるので一概には何とも言えません。少なくともこのレベルで退職エントリーが生まれることは少ないなあと思います。

自分はこんなことができるのに、あの会社ではアウトプットできないし、やっても評価されない、というフォーマットをかなり見かける印象です。

 

充実しているときこそインプットが大事

アウトプットをどんどんやっていると、充実感があります。

でも、インプットしない時間が長くなると、ブログのようにアウトプットできなくなっていきます。

これは仕事でも同じです。もし充実した仕事に就いているという自覚がある場合、このワナにはまらないように気を付ける必要があります。

端的に言えば、アウトプットの手を止めて、本を読んだりゲームをしたり映画を観たり、アニメを観たりマンガや小説を読んだり。

旅行をしたり、飲み会に参加したり。

インプットを増やさないと、いずれ枯れます。仕事の成果が頭打ちになったり、苦しくなったりしてきます。同じことの繰り返しをしているような気持ちになって飽きたり、充実感を感じられなくなったりします。

インプット不足です。

私が今、まさにこれを感じているところですので、ちょっと自分にインプットを施さなきゃいけないなあと思っているところです。

仕事でもブログでも。

 

そうやって、インプット、アウトプットの関係を捉えていくと、仕事でもプライベートでも充実感をコントロールできそうな気がしています。ご参考になれば。