orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

昔、Microsoft ACCESS。今、RPA。

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昔、Microsoft ACCESS。今、RPA。

確かに1990年代後半、Microsoft ACCESSによるSIって大流行した時代があったのです。そのころはサーバーといってもWindowsしかなく、ファイルサーバーやドメインコントローラーの利用が中心でした(PCサーバーの話。UnixならSolarisやHP-UX、AIXなどあったけど・・)。そこに個人端末がありMicrosoft Officeがあった感じです。Webシステムなんてまだまだの時代でクライアントサーバー製品がようやく出始めた、というところでした。Lotus Notesなんてこのころに大きく伸びた製品でした。

VBAできる人!、という感じで各地で人が集められ、徹夜上等なプロジェクトが乱立したのもこのころでした。ACCESSも完全なDBMSではないので、マルチユーザーで使うといろいろな問題が起きます。企業はACCESSじゃなくってちゃんとしたDBMSを使おうと次にORACLEを買う・・という過去の思い出です。

 

さて、RPAです。

RPAソフトウェアと言えば、私もだんだんと分かってきたのですが、WinActor、BizRobo!、UiPath、BluePrism、Automation Anywareぐらいなものです。私も今後RPAへの学習を本格化させるつもりなのですが、じゃあどれから入ろうかというところで、「RPAはどれにすべきか論」にはまりつつありました。結論としては、まあどれでもいいからデスクトップ版触ってみて、切りのいいところで次を触って、とやっていけばいいのかなと思っています。あまりどのソフトウェアにするかは重要ではない気が今のところしています。個々のソフトウェアでスモールスタートのやり方がばらばらで、いろいろとセミナー等にも顔を出していこうかと思っています。

さて、こうやってユーザーが増えてくると、冒頭のACCESSのように、これをSIしようとする企業が増えてくるということです。しかも、「御社にお邪魔し、業務をヒアリングしたうえで、RPAが使えるところに導入します!」というよくあるSIではなく、もっと特定業務に特化したRPA SIが花開くのではないかと考えています。

今回はその例をご紹介します。

 

経理業務に特化したSIの例

こちら、昨日のニュースです。

  

cloud.watch.impress.co.jp

 今回提供するソリューションでは、ユーザー企業が利用中の会計業務システムとNTT-ATが開発したRPAツール「WinActor」を連携させ、勘定科目内訳明細書のうち、企業の環境を問わず共通化できる「預金」「売掛金」「買掛金」の3種類を自動作成するためのシナリオを提供。法人税申告にかかる作業負荷の軽減を支援するとした。

(中略)

 価格は、「預金」「売掛金」「買掛金」のシナリオ提供と、要件ヒアリング~RPAシナリオ設計/開発テストを含んだ「基本サービスパック」が150万円。WinActorは別途必要になる。 

 

要件ヒアリングから入るところがもう完全なSIの仕事です。

経理の仕事を軽減したい。RPA使いたい。でもシナリオから作っていったら時間がかかる。実績のある会社はいないか。でもパッケージでいきなりではなくカスタマイズもしてほしい。

みたいな話で、とてもニーズのある話だと思います。

 

これまでのRPAソリューションは、「RPA導入パッケージ」のような形で、まずは会社全体の業務分析を行い、そこからRPAに適しそうな業務を選定。PoCのような形でまずは小さく始めて効果測定し、横展開していく。ほとんどがこのようなフレームワークでした。

今回の都築電機の事例は、もはや業務分析も不要で、完全に定形の間接部門業務へパッケージングして届けるかたちとなっており、全然違う商品であると思います。

このように、「RPAをスクラッチ(一から作る)で入れる」かたちから、「特定業務へいきなり入れる」というかたちになってくると、SIもどんどん広がっていくのではと感じています。

 

RPAは第二段階に入りつつある

現段階のRPA市場は、ほとんどがスクラッチであり、かつPoCからの始まりです。

でも、市場はもっと便利なものを求めていて、いきなり入れたら業務で使えるものがほしいわけです。

全国のどの会社でも同じようにやっている仕事、であれば、全てスクラッチで作るのは無駄としか言いようがありません。

今回のSIのような事例が、別業務でもどんどん広がり、RPA SIの市場が第二段階に到達するのではないでしょうか。

意外と古そうで新しい、特定業務へのRPA SI、もっといろんなサービスが出てくることを期待します。

 

追記

今後についてさらに考察しました。

 

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