orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

うまく行き過ぎているときに読む記事

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はじめに

世の中のほとんどの記事が何かの問題が起きているときにどうするかというテーマだと思います。いわゆる問題解決型で、これを積み重ねていくことで、検索すると何か出てくるという文化ができたと理解しています。

しかし、盲点になりがちなのが、うまく行き過ぎているというときの対処法です。うまく行っているだけに、きっと何もしなくていいのだろうと。しかし過ぎたるは及ばざるが如し。行き過ぎというのはリスクを含んでいます。

私自身へ言い聞かせることも兼ねて、うまく行き過ぎているときの処方箋をまとめてみたいと思います。

 

うまく行き過ぎ これを気を付けよう

落ち着くこと

あり得ないほど、いろんなことが前向きに決まりだす。ということが生きていると何度かあると思います。ビジネスの世界で言えば、新しい事業を始めて地道に伸ばしていたら急に引き合いが増える。また、それが単独ではなく複数の問い合わせでどれも優良案件。成長期にはありがちな話ですが、こういった話は急に同時にたくさん来ます。この真ん中にいると「さすがにうまく行き過ぎじゃないか・・」と思います。また、社内でも評価が高まったり。私生活でも良いことがあったり。

こういうときにまず必要なことは、落ち着くこと、でしょう。深呼吸してもいいと思います。一日ぐらい休暇を取っても怒られないと思います。とにかく、平常の心理を取り戻すために落ち着きましょう。

ふわふわとした心で何かに取り組むと、どこかに罠があって急に逆流することはあることです。まず手を止めて、心境を整えることがまず大事だと思います。

 

急いでモノを買わないこと、人を雇わないこと、スマートさを追求すること

今のビジネスと、それに対しての業務内容があるとします。

顧客が10倍になる見込みが急に立った場合に、最も危険なのはその業務をこなすために必要な人やモノのリソースを単純に10倍にすることです。

今が1だから、10倍人やモノを費やすというのはこれは危険な考え方です。10倍のことをやるのなら、もっとそれに相応したスマートなやり方というものがあるはずです。というのは、来月は10倍だけれども、一年後は3倍ぐらいまで落ち着いてしまうかもしれません。増やす方向ばっかり考えてはダメで、一時的な需要増の可能性だってあるのです。ここが勝負だとばかりに、お金やモノ、人を突っ込んで大けがをした事例は世の中にたくさんあります。

今ではRPAなど自動化の技術が花開いていますし、クラウドを利用してモノを増やさないという考え方もできます。「うまく行き過ぎだ・・」と思ったときは実はこの大きくなる時にどうスマートに整えるかを考えて実行するぎりぎりのタイミングです。

 

まわりをよく見て、身の振り方を決めること

これまでの成功体験があり、それを10倍にすればいいというものではないというお話をしました。

もう一段上の話があります。

これまで懇意にしてきた客層と、10倍に増えた時の客層が変わってくる可能性があります。

実績のないうちは小額の顧客でもきめ細かく親切に対応してきたと思います。ブランド力がついてくると、一顧客の単価が大きくなってきます。市場に対して信頼を勝ち得た証拠です。

これまで通り、小口の顧客を受け続けていると、大口の顧客に対応できなくなってきます。リソースは限られています。

何も考えずどんどん仕事を受けてしまうと、せっかくの大口の顧客に対応できなくなったり、もしくは品質が目に見えて落ちて、今度は顧客離れが起こってしまいます。

そんな事例もたくさん知っています。

まず「うまく行き過ぎだ・・」と思うときに、実は自分のポジションが大きく変わっている可能性があるのです。小口の顧客は直接対応するのではなく、自分以外の人や会社に変わってもらったりしなければいけなくなります。ポジションが変わったのに、それに気づかず同じようなことをしていると、うまく行く前のポジションにどんどんひきずられてしまうので、結果としてうまく行ったことは過去のことになってしまいます。

まわりをよく見ることです。今まで思っていた風景ではないのかもしれません。であれば、自分の行動も新しく最適化していかなければいけないのです。

例えば、売れないミュージシャン。自分が好きな曲をどんどん作っていったら、ある曲が大ヒット。さあ次の曲はなんだ?と言うときに求められるのは、これまでの自分の好きな曲を聞いてくれていた古参のリスナーに向けて作るのではなく、大ヒットしてついた新しいたくさんのリスナーに向けた曲作りの姿勢です。そうやって、売れた後に作風が変化していくのは正しいと思います。それができなくて、一曲売れただけで去っていくミュージシャンもたくさんいます。もしうまくいくことを続けたいと思ったら、今まで通りではいけないかもしれません。まわりを良く見て、身の振り方を決めること。

 

うまく行かないことが、すぐにやってくると思うこと

そして最後。うまく行き過ぎているときは、うまくいかなくなることに臆病になります。何か悪い予兆かもしれない。これまでは運が良くて、ここからは元に戻るかも。もしくは10連勝の後の11連敗かもしれない。急に宙に浮くと、落ちることがこわくなります。

これまでに記載したことを守ったうえで、それでも、次にうまくいかないことは必ずやってきます。なぜかというと、ステージが変わるからです。これまでの経験則が通用しなくなるからです。新しい問題がやってきて頭を悩ませることになるでしょう。これがうまく行き過ぎることの不安につながります。

でも、この不安とうまく折り合わないと成長などできません。ですから、もう決めましょう。うまく行かないことはすぐにやってくると。そして落ち着いて、これまでやってきたように対処しましょう。経験則を一旦棚上げして、新しい気持ちで取り組んでいきましょう。初心に帰って、さまざまな問題とバトルしていたときのことを思い返しましょう。そうすれば、何かやってきても必ず乗り越えられます。

 

補足

ここ最近、私が最近「うまく行き過ぎている」という状況が生まれたため、自制も込めてまとめてみました。

きっと、いろんな立場の人にも当てはまると思います。そしてこれらを無視して失敗してきたたくさんの先輩の事例も知っています。

改めて明確化できたので、少し落ち着きました。

慌てて仕損じることなく、着実にいろんなことへ対処していきたいと思います。

お読みいただいた方に参考になれば幸いです。