orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

SalesforceがTableauを買収 パブリッククラウドが分析を取り込んでいく流れ

f:id:orangeitems:20190610214423j:plain

 

SalesforceがTableauを買収!

これはびっくり。

 

techcrunch.com

On the heels of Google buying analytics startup Looker last week for $2.6 billion, Salesforce today announced a huge piece of news in a bid to step up its own work in data visualization and (more generally) tools to help enterprises make sense of the sea of data that they use and amass: Salesforce is buying Tableau for $15.7 billion in an all-stock deal.

 

ざっくり言って、「SalesforceがTableauを全株取引で157億ドルで買収した」ってことです。この前GoogleがLookerを買収したところだったんですが。

 

www.orangeitems.com

 

157億ドルというとこりゃデカイですね。1兆7000億円くらい・・すごい。IBMのRedhat買収には及びませんが・・。

 

www.orangeitems.com

 

まあ、IT業界もクラウドを軸に再編ラッシュといったところでしょうか。

 

Tablauってなあに?

 

入門的な記事だと、これでしょうか。

webtan.impress.co.jp

データを見える化して、分析や意思決定に役立てる「BIツール」の注目度が高まっています。でも、使ったことのない方も多いのではないでしょうか?

そんなことを書いている、Web担編集部も実は、BIツールを触ったことがありません!

そこで、BIツール「Tableau」のスペシャリストであるプリンシプルの木田和廣さんに、“BIの素人”であるWeb担編集部の2人(編集長の四谷、編集部員の二村)が、「半年後にTableau Desktop Specialist試験に合格する」ことを目標に、特別講座を開設してくれました。

 

で、基本的なことを理解したら、CEOの話を聞くのが手っ取り早いです。

 

it.impressbm.co.jp

Tableau Japanは2019年5月15日、現場向けBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Tableau」について会見した。ユーザー企業がデータを活用するために必要な要素として、データ中心の文化を醸成することが大事だとアピールした。また、2018年4月にサブスクリプションライセンスに切り替えたことで、日本市場が成長しているという。現在、グローバルで84%がサブスクリプションライセンスを利用している。

 

分析市場が高い成長をするということ

最近ITの市場を見ていて思うことは、AIよりも、データのほうにお金が集まりつつあるということです。昨今の個人情報とビジネスの関係がぎくしゃくしているように、データはお金になるんです。

消費者の手元にはスマートフォンが配られています。

何か購買行動を起こすときは、必ずスマートフォンで検索します。

いろんなサービスはありますが、結局はデータの塊にアクセスし、最適化された情報を受け取っています。その受け取った情報が個人情報を反映していればしているほど、満足度が高いためまたリピートしてくれます。

個人情報と、企業が持っている情報をうまくつなげることによって、商品やサービスを顧客に届けやすくなります。データをただ持っていても宝の持ち腐れ。これを個人情報とリンクさせるのがデータサイエンティストの役割と言えます。

しかし、データサイエンティストを探したってどこにでもいるわけでもない。

そこで、分析ツールが登場します。

分析ツール自体の市場は大昔からあります。しかしここ最近、クラウドと結びつきオンラインでサービスを提供することができるようになって大幅にサービスレベルが向上しました。

たくさんの人々は、まだExcelの二次元表の中で四苦八苦していますが、分析ツールを使うとこれをデータサイエンティストが最適化したかのように、加工し提供してくれます。

AIの進化はまだ時間がかかりそうです。それよりも過去から実績がある分析ツールを使って、クラウド上にビッグデータを保管し、これを利用してビジネスをするということがより一般的になってきました。

 

一方で、AWSやAzule、Google Cloud、IBM Cloud、Oracle CloudといったクラウドプレーヤーたちはIaaS(インフラ)としての競争は差別化できないと悟り、このインフラ上にあるデータに分析機能をリッチに加えることを注目しているのは明らかです。

オブジェクトストレージは今やどのクラウド基盤にも存在し、そこに保管できるビッグデータを使って、利用者に価値を還元することに集中しだしています。GoogleのLooker、SalesForceのTableauと大型買収が相次いで顕在化してきました。

 

ついに人類がExcelから脱皮するのかもしれないと最近のニュースを見て感じています。今まで分析ツールというと何十万、何百万の世界だったので様子見だったのですが、クラウドに取り込まれることにより廉価になりつつ利用しやすくなると思われます。ぜひ、競争によりデータ分析の裾野が広がることを期待します。