はじめに
このブログももうオープンしてから約1年半(545日)、今回の記事で1155記事だそうです。一日当たりの平均記事数は2.1記事で、まあそれぐらいは書いているかなあとしみじみ思っています。
よくはてなブックマークで情報収集するのですが、毎日のように新しいブログが生まれているのを見ながら、本当に続いていくのは少しだけのような感覚です。起業と似たようなものだと思うのですが、オフィスをどんなにきれいにしても、ビジョンがどんなに壮大でも、続けることができるということは別の話であり、特別なことだと思います。もちろん途中でやめることも立派な経験になるのですが、始めたときは、できるだけ続けていきたいと思いますよね。
ということで、ブログを続けられた私がなぜ続けられたのかを分析していきたいと思います。これを守っていないで辞めてしまう人も結構いらっしゃるように見受けられるので、全ての人には当てはまらないとしても役に立つ情報ではないかと思います。
①1000記事の道も100記事から
基本的に、読者が増えないと続けていくモチベーションがどんどんしぼんでいくと思います。アクセス数の目的が、インフルエンサーになりたいとか、アフィリエイト収入を期待しているとか、いろいろな動機はあるにせよアクセスが来ることは外せない手段です。
そのためにはGoogleの目を自分のブログに振り向けないといけないわけですが、どうも100記事に到達していないのに、あれこれSEOに凝りだす人がいらっしゃいます。
SEOとはSearch Engine Optimization(サーチエンジン最適化)という意味で、検索の上位を目指すことなんですが、100記事書いていない段階でこれをいくらやっても無意味です。
この100と言う数字は結構特別な数字だと思っています。
100記事書くまでに、以下のようなことが起こります。
記事を書くのがうまくなる
100個の記事を書いたとき、初めの数記事を見ると、結構幼い文だなあという感想を持ちました。1155記事書いた後だと、初めの100記事もそう思います。
と言うふうに、まずトレーニングが重要なのに、いきなりエベレストに上りだす人が断然多い。ツイッターやインスタグラムなど、簡単に1エントリーできてしまうSNSに比べて、ブログの1記事には30分~1時間、もしくはそれ以上かかりますから、100記事を書くことはかなりのトレーニングになります。
続けるためのプロセスを再考する
ブログを始めようとして、タイトルやコンセプトを考えて、まず1記事目を書きます。そのあと、何記事か書くとわかることがあります。ああ、もう書きたいことは書いてしまったと。100記事までにはそういった葛藤に出会います。100記事続けられれば1000記事も大丈夫です。初めの衝動を消化してしまった後、何をしていくのか。それが明確に定義されるのが100記事までのプロセスです。
私は「なんでも思いつくままに書こう」というスタイルをここまでに確立しました。
一記事のスタイルが決まる
私の得意のスタイルは、
・はじめに ~どんな話題なのか、そして自分の意見を表明する
・本文 ~なぜそう言えるのかを客観的に説明したり考察する
・結論 ~説明できたことが真実であれば、その先に何が待っているかを表現する
最近の文章はほとんどがこうなっていると思います。
ただ、人によって文章の味わいはいろいろです。小説スタイルを得意とする方もいらっしゃって、私にはできないなあと感心することもあります。
人それぞれ、誰かに物事を伝えるためのスタイルというものがあって、自分にしっくりとくるものを手に入れるための100記事です。
スタイルが決まってくると、記事を書く時に当てはめていけばいいので、いわゆる生産性が上がります。
②100記事までにやってはいけないこと
逆に、この100記事までの間にやってはいけないことを書きます。自分のブログですから何でもやっていいのですが、わざわざやらなくてもいいなと思うことは今になって考えるとあります。
アフィリエイトでどうこうだったという記事
すごく多いので特に主張したいのですが、筆者がいくら稼いだのかというのにどれだけの人が共感するのでしょうか。
他人から見たブログの目的は、知的好奇心を満たすことです。
特定のことについて情報を知りたい。誰かが特定のことについてどう思っているのかを知りたい。ということでしょうか。
こういった目的から、明らかに外れていると思うのです。明らかに外れていることをわざわざ書くことはないと思います。
むしろ、家を出て空を見たら雲一つなく心が現れた、ぐらいのことを書く方がまだましなのではないかと思っています。
ブログの中でアフィリエイトでいくら稼げるかについて一番知りたいと思っているのは筆者自身なので、そういった記事は書かない方がいいと思います。
同じ意味で、アクセス数の変遷とか、SEOの努力とか、そういった記事も避けた方がいいと思います。
短い記事
長年やってわかったこととして、1500文字以上というのは読まれるポイントとしてあります。短いと読者がページに来てくれたとしてもすぐどこかに行っちゃいます。また、広告を貼っているとすると、広告の面積の割合が多くなってしまいます。
1500文字以上の記事を100記事の中で各練習を、初めの段階からしていったほうが効率的ではないかと思います。
感情を表に出すこと
仮に、たくさんの人に読まれるようになったとします。
過去、無茶苦茶なことを言っていたら、過去にさかのぼって粗探しされるかもしれません。乱暴なことを書くべきではないと思います。感情を抑えて、たんたんと書かないと炎上の元になってしまうと思います。
また、不特定多数の人が目にすることを考えると、できるだけ丁寧な文体で礼儀正しくあるべきかと思います。
このあたりは、たくさんの人に読まれるようになった後の私の学びなのですが、今から始めるなら気を付けるかなあと。
結論を言わないことと、はじめに結論を言いすぎること
はじめに結論を書け、というのは報告書では鉄則なのですが、ブログは報告書ではありません。多少のエンターテイメント性がないと読まれる記事にはなりません。
で、初めに結論を書きすぎると何が起きるか。後の記事が読まれません。
そして初めに結論が何も書いていないと、これも読まれません。ああこの記事じゃなかったと思われてしまいます。
人間、初めの3行ぐらいですべてを判断しがちです。これは読むべきか読まざるべきか。
キャッチーな結論を出しつつも、その説明は本文ですることを匂わせないと次を読む導線になりません。
この、導線と言うのが大事で、はじめに~本文~結論までの流れを頭の中に軽く描いてから本文を書き始めないと、何言いたいのかわからない文章になり、途中で消す羽目になってしまいます。
私の場合ですが、なかなか記事が書けないときはこのイメージが浮かばないので、記事を書くのに時間がかかるのではなく、書き出すまでに時間がかかることが多いです。
③100記事までにおすすめすること
さて、最後はおすすめすることです。これはこのブログでもやっていることなので、実績あり、です。
デザインは満足するまでリニューアルする
どうせ100記事までは誰も読まないとすれば、デザインをころころ変えても誰も困りません。それまでに、たくさんの人が読んでも安心できるデザインの追求をしましょう。
その過程でスタイルシートのことも学ぶと思いますが、いろんなやり方があります。
デザインは非常に大事です。読んでくれる人に対するおもてなしの心だと思います。
いくらいい記事を書いても、デザインがいまいちだと読んでくれない可能性があります。記事じゃない部分ですが、ブログの大事な要素の一つであると思います。
私の場合は、いろいろなネットメディアを見てみたら、ああ白地に黒が一番読まれやすいんだなと言う結論です。また、広告がうっとおしいとまたデザイン性を損なうので、このあたりのせめぎ合いは楽しみの一つでもありました。
ツイッターなどSNSとの連動
検索エンジンからの流入は王道ですが、最近だとSNS経由も十分に流入ルートになっています。リアルで人脈を持っている人は、こちらに導線を作ってみるといいですね。
私は完全匿名をコンセプトとしていますので、全くリアルとは根絶していますが、それでもツイッターにてたくさんの人とつながり読んでくださる方を得ることができました。
個人の感想
個人の感想、という概念にどれだけ需要があるのかわからなかったのですが、かなり可能性があると思っています。
ツイッターではすべてを伝えきることは難しいと思います。1500字だとすると16ツイート必要ですから、そんなツイートをたくさんの人に伝えるのは難しいですよね。
今はネットメディアが長文メディアを牛耳っていて、そしてその意見が意外と「個人の感想」だったりするわけです。違いは肩書がついているだけです。肩書で個人の感想を述べられるのがメディアの特権ですが、私の匿名メディアでも個人の感想は十分、読まれるだけのアクセス数を頂くことができています。
様々な人が、様々な立場で個人の感想をインターネット上でシェアしていけば、もっと公平で生産性の高い議論ができるのではないかと思っています。
日本はサイレントマジョリティーが多すぎると思っています。一部の偏った人がたくさん発言することで、あたかもマジョリティーのように見えてしまう現象が起きています。
たくさんの個人の感想が、SNSを通じてたくさんネットに登場すれば、日本もこれからまだまだ面白くなっていくのではと思っています。関連したことを以下の記事でも書いていますので読んでみてください。
結論
ということで、ここまでアフィリエイト等のマネタイズに関する話を一切していませんが、実は、マネタイズは最後でいいんです。これも下記で書きましたが。
労働でもない、投資でもない、新しいお金の生み方。それが、
「バスってからマネタイズする」
ということです。バズるまでは収入ゼロ。そこから、たくさんの人に知られ接点を得る。そのあとにいくばくかの対価を提示するのです。ただし対価の一単位はそこまで高額ではない。
バズってもないのに、マネタイズを考えないことです。
バズるためには何が必要で、何が必要でないかというのをつらつらと書きました。
誰かのお役に立てれば幸いです。