orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

続・新しい漫画村?ができたらしいので調査しておく

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事象 

J-CASTで報じられた件とはまた別の漫画村サイトが発見されたという情報を@HiromitsuTakagiさんより頂きました。情報提供誠にありがとうございます。

 

 

見つけました。相変わらずURLは自重します。

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※モザイクをかけています

 

第一印象ですが、 前回の件と比べると非常に良くできた印象です。

もしかすると、前回のサイトはブラフでこちらが本命ではないかというぐらいの出来の違いです。

 

技術的調査

前回調査と同じ視点で調べて行きます。

 

CDN利用の有無

漫画村と同じCloudflareを使っています。海賊版サイトの定番の作りです。

オリジンサーバーは完全にCloudflareの陰に隠れていてわかりません。

 

フレームワーク

Bootstrapを使っていることはわかりますが、ほぼスクラッチから作っている様子です。

 

ホスティング、ドメイン、DNS

不明です。Cloudflareに聞くしかないかと。

ちなみに、URLに使われているドメインと、画像に使われているドメインは別なのですが、WHOISで調べると、

 

・両方ともカナダのレジストラを使っている(下記)。

 

www.tucowsdomains.com

 

・レジストラがWHOISの情報は隠ぺいしている。

・両方ともDNSサーバーはCloudflareのものを使っている。

 

という具合で完璧に防御されています。

 

サーバー証明書

Cloudflareが発行した証明書を使っています。

 

IPアドレス

本体のURL、画像サーバー共に、Cloudflareの提供するIPアドレスに収まっています。

 

www.cloudflare.com

 

感想

一切広告も出ません。そのうえで88000冊が無料で読めると書いてあります。また、漫画村クローンをうたうだけあって、私が過去調査したときの漫画村の仕様とかなり類似しています。

作者へメールできるようになっていますし、Gab.comという非集権SNSをうたうサイトでコミュニケーションができるようになっています(コミュニケーションできるURLまでは公開しません)。Gab.comについては下記が経緯に詳しいです。

 

alis.to

 

この品質から言って、漫画村のソースがどこかで渡って使われていると推察します。今回は広告すらありません。以前の漫画村騒動の際には閉鎖のカギは広告代理店でした。今回は・・。Cloudflare社にDMCA申請するぐらいしかなさそうですが、前回の件でDMCA申請後にCloudflare社が迅速に対応できるかが問われそうだと思います。

もし対応が鈍いのであれば、下記が参考になりますかね。

 

海賊版サイト「漫画村」の運営者を特定か 法的措置へ | BuzzFeed

 

今回のサイトは右から見ても上から見ても下から見ても左から見ても、Cloudflare社の基盤しか見えません。。。

前回は様々な方々がご活躍し閉鎖までたどり着いたわけですが、今回はどうなるのか、再度同じプロセスをたどるのか。目が離せません。

 

下記、追加の考察です。

www.orangeitems.com

 

追記(2019/6/4)

上記サイトのお知らせページに、

・5月31日以降、ユーザー数が100倍に急増している
・NTT系の回線ではサイトブロッキングされるかもしれないので、DNSをgoogle(8.8.8.8や8.8.4.4と思われる)に変えた方がいい

という旨のコメントがありました。

主観ではありますが、サイト管理者はサイトブロッキングをされることを半ば誘っているようにも読めます。もし本当にNTTが動いたら大きな事例となることが予想されます。