orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

為替変動に追従できないITビジネスは今すぐ見直せ

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円高が進んでいる

今、円相場を見ていると、109円をついに割って108円台に突入しています。

最近はずっと110円当たりで落ち着いてきたので円高な感じがしますが、数年前は80円を割る瞬間もあったんですよね。

で、そのころ、たまたまサーバーやネットワーク機器をたくさん買う仕事をしていたんですが、サーバーたちはバーゲンセールでした。

見積を見ると、定価はあるんですがその半額、いや6割引きくらいのものも存在しました。Web見積だと2割引くらいしかならないのに、直販営業を通して見積をもらうとその安さに愕然としたものでした。

あの頃のレートがずっと続くなら、自前で設備を持ってもいいなかあなんて思いますが、自民党の復権とともに125円くらいまで円安が進み、急激に見積もどんどん高くなっていきました。

まあ、サーバーの中身なんて全部アメリカの部品なので、為替の感覚というものは非常に大事なのです。

 

IT業界と為替は切り離せない

さて、私は円安が進むとともにクラウドに移行したクチなのですが、今シェアを持っているクラウドは為替の影響を受けます。ドル決済のクレジットカード決済だと月末の為替レートで計算されます。

なので、同じだけ使っていても、為替によって請求額が変動します。それでも為替が安定していたのであまり問題になりませんでした。

まだわかりませんが、円高にかなり動くとすごくやすくなります。10000ドル使っていると、5円変わると5万円変わる。10円変わると10万円変わる。

円安だとその逆が起きます。

このあたりの為替の感覚を持っておかないと、クラウドを使った商売をしている場合リスクを負うことになります。IT業界と為替リスク。

そして、ものすごくアメリカに依存した商売なんだなあということもわかります。ですから去年から米中の貿易戦争は注目していました。

 

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もう14か月前にもなる記事ですが、今の状況はすでにこの時期から予見されていたことがわかります。すでに実行時期に入りましたので、この状況の中いろんな可能性が見えているところです。外部環境に合わせて俊敏性を持ってすぐ変更できるのがクラウドのいいところ。チャンスに変えていきたいと思います。

 

為替変動に追従できないITビジネスは今すぐ見直せ

日本初のITなんて私はあり得ないと思っていて、私の周りのクラウドサービスもハードウェアもソフトウェアも、ほとんどが海外製のローカライズです。SIをやるにしても基盤はアメリカ製。ということは初期費用にしても保守にしても為替の掛け算です。これを110円当たりで為替が安定してから、様々な人が忘れている感があります。

為替が変動した時お客様にどのように転嫁し説明するか、円安の場合どうするか円高の場合どうするか。為替に追従してお客様の満足度を高めるような施策ができるような設計をはじめから施す必要が絶対にあります。

円安になると原価高でビジネスがなりたたない、円高になると売上の低下が影響する、単純に考えても問題は起きます。

IT業界にいて技術志向だとこういった為替の部分に疎いどころか、製品価格にすら興味を持たないエリアもあるのですが、かなり技術の選択に影響を与えるということをシェアしておきたいと思います。

仮に100円になったら、120円になったら、ということを今の時点で想定していないとしたら今すぐ見直すことをお勧めします。

ドル円相場はかなり長い間安定してきたので、少しワクワクしているところです。特に円高は商売がしやすい、です。