orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。



夏野氏がドワンゴ代表取締役社長に就任してからの2か月半を振り返る

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夏野氏社長就任後を振り返る

ドワンゴの社長が夏野氏に代わってから何が起きたかをまとめておきます。たった2か月半のお話ですが中身は濃いです。

 

経緯(2019/2/13~2019/4/30)

代表取締役社長の交代(2019/2/13)

japan.cnet.com

 なお川上氏は、同日付でカドカワ傘下であるドワンゴの取締役を辞任し、同社の顧問に就任。ドワンゴのファウンダーである同氏は、カドカワ取締役ならびにドワンゴ顧問としてグループの事業戦略立案、新規事業推進の任にあたるとしている。

 このほか、ドワンゴについても代表取締役社長の荒木隆司氏が同日付で辞任。後任には夏野剛氏が就任するとしている。

 

 

テクテクテクテクを2019/6/7にサービス終了を発表(2019/3/13)

www.itmedia.co.jp

 ドワンゴは3月13日、スマートフォンゲーム「テクテクテクテク」のサービスを6月17日に終了すると発表した。「現在の課金規模では事業として成立せず」、サービス終了を決めたという。

 

 

AbemaTVとniconicoの業務提携(2019/3/27)

www.nikkei.com

サイバーエージェント子会社でインターネットテレビを手掛けるアベマTV(東京・渋谷)は27日、ドワンゴと番組配信で業務提携すると発表した。4月1日から、ドワンゴが運営する動画サービス「niconico(ニコニコ)」でアベマTVの一部の番組を配信する。ニコニコの利用者を取り込み、広告収入の増加を狙う。

 

 

マストドンインスタンス「friends.nico」の4月末での終了(2019/3/28)

www.itmedia.co.jp

 ドワンゴが運営する分散型マストドンインスタンス(サーバ)「friends.nico」がニコニコ超会議2019の最終日である4月28日、19時で終了する。ニコニコインフォでアナウンスされた。

 

 

ドワンゴ人工知能研究所の閉鎖(2019/4/1)

www.itmedia.co.jp

 ドワンゴは3月31日、AI(人工知能)に関わる研究を行う「ドワンゴ人工知能研究所」を閉所したと発表した。2014年10月の発足から4年半で活動を終える。

 

 

2018年12月18日に作ったばかりの会社を解散(2018/4/15)

www.moguravr.com

株式会社ドワンゴら5社が設立したVTuber事業会社・株式会社リドの解散が公表されました。平成31年4月15日付けの官報にて記載されています。

 

 

人工生命観察プロジェクト「ARTILIVE」の6月末での終了(2019/4/15)

www.itmedia.co.jp

 ドワンゴは、仮想空間で自律的に動く“人工生命”を観察・育成するプロジェクト「ARTILIFE」を6月30日に終了する。2018年10月のスタートから、約9カ月で幕を閉じる。

 

 

「TUNEDiD」の運営開始(2019/4/22)

japan.cnet.com

 ドワンゴは、CG映像制作を行う新事業ブランド「TUNEDiD」(チューンディッド)の開始と、制作スタジオ「TUNEDiD film」、大型モーションキャプチャースタジオ「TUNEDiD studio」を、4月22日から開設した。

 TUNEDiDにおける事業内容は、モーションキャプチャー技術を積極的に活用した3DCGアニメーション制作。近年のアニメやゲーム、ライブといった映像コンテンツ産業において、3DCGの重要度が増してきていることを背景に、高品質な3DCGアニメーションからモーションキャプチャーを駆使したキャラクターのバーチャルライブまで、最新の映像制作サービスを提供することを目的としたスタジオを立ち上げたとしている。

 

 

ニコニコ超会議は予定通り開催(2019/4/27)

secure.gamebiz.jp

ドワンゴは、4月27日・28日に開催した「niconico」の超巨大イベント「ニコニコ超会議 2019」の会場への来場者数が16万8248人と過去最高を更新したことを明らかにした。また会場からの生放送を視聴した「ネット来場者数」は666万3612人だった。2020年4月には「ニコニコ超会議2020」を開催する予定だ。

 

考察

夏野氏が2/13に代表取締役に就任し2週間吟味を重ねた後、3月に入ってから毎週のように重要な判断を連続していることがお分かりいただけると思います。常識外れのスピードです。

また、一貫した哲学があるように感じられます。

・中期的に利益化できないと思われる事業・プロジェクトは速やかに終了し、キャッシュアウトの垂れ流しを一刻も早く止める。
・AI、vTuber、位置ゲームなど、コンテンツ作成側にまわるビジネスは軒並みうまくいっていないから中止する。プラットフォーマーとしてのビジネスに注力する。
・注力の具体化として、ニコニコ動画のAbemaTVとの提携、ニコニコ超会議の継続がある。また、TUNEDiDのようにクリエーターを支援することもプラットフォーマーとしての事業強化である。

短期的には事業の中止が目立っているものの、集中してプラットフォームの強化を行うと期待しています。

個人的な感想として、そもそもニコニコ動画の人気がピークだったときは、クリエーターが目立ち、運営がサポートするという立場でした。ところがいつのころからか、運営が独り歩きしだし、クリエーターの望む支援とは別方向に行ってしまいマイナスのエネルギーが生まれてしまったように思います。

たった2か月でこれだけの判断が行える体制にあるのですから、連休明け以降、攻めた政策をぶつけてくるのではないかと思います。

ニコニコ超会議2019のご成功おめでとうございます。niconicoの再興を願っています。

※個人的には、niconicoというブランドを「ニコニコ動画」に戻すことを提案します。リブランディングが必要だと思います。