orangeitems’s diary

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少子化対策「1人産めば1000万円支給」はいい線行っている

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1人産めば1000万円支給

人生なんてファイナルファンタジーなので、やってみたらええやんと思うことは多いのですが、そういう記事です。

 

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例えば少子化対策として、「今年中に子どもを産んだら1人につき1000万円支給します」と言ったら、けっこう解決する気がします。子どもを産んだらたくさんお金がもらえるとなったら、おそらく結婚している人たちは頑張りますよね。そうしたら、突然、翌年だけ出生率がドンと増えることになるでしょう。

 

まあ妊娠してから出産まで最低10か月かかるやん、というツッコミは置いといて、いいなあと思います、この政策。

この前、もうロスジェネ以降は年金無しでええから若い人何とかして!、っていう文章を書いたのですが似たようなもんです。

だって、ロスジェネ世代もう子供産めませんもん(無理しないと)。

完全に若い人向けだし、若い人はこぞって子供産むことに積極的になるでしょうからね。

年寄りの維持向けの我々の年金なんか、この1000万円配る方に向けてほしいってなもんです。

ほんとね、今生きている人たちで助け合わないといけないのにね。札束を抱いて余生を過ごそうとしている高齢者たちの考えが変わってくれないかな。くれないか。

 

金だけが残って人がいなくなる

こういう話をすると、すぐに「そんな高額を支給する財源がどこにあるんだ」という反論が出ますよね。でも、すでに社会保障の予算はなくて、年金をどうやって払うのかも見えないまま突き進んでいるので、「10年後どうなるか分からないけれど子どもを産んだら1000万円支給する」というのは、例えば国債をバンバン発行したりすればできるんです。

ほんとほんと。

というより、国債なんてバンバン既に発行してるんだから、やればいいのに。

繰り返しますが私もう年金いらないので、若い人を助けたいな。

高齢者の政策全部やめて、若い人に振り向けるべき。

そうすれば、今へこんでも、将来復活する。

今のままだったら、結局は国債残高と法人だけが残って、中の人間はいなくなっちゃいますね。

というか、もう、サービス業中心に始まっていますよね、人手不足。

 

 支給額が30万、40万円ぐらいだと、すでに自治体から支給されている出産祝い金や社会保険と変わりません。それぐらいの額を支給されても、働き続けなければいけないので、今の生活を変える気にはならないですよね。

実際もらっても、もらった額が病院への振り込みに流れるだけ。ないよりはマシだけど、子供産まない判断をこれで変えられるほど甘くない。

人間、自分の生命維持の方を優先しますから。

そうやっている間に、子どもが産めない年齢になっていく・・。

金だけが残って人がいなくなっていく。

 

フランスの制度はいいですね。

 一方で、家族と同居している家庭は世帯収入に課税されるので、夫が年収1000万円で、専業主婦と子ども2人の家庭の場合は、夫1、妻1、子ども0.5×2=3で世帯収入を割って、所得税の申告をすることになります。

 従って、年収1000万円を3で割った333万円が課税所得になるので、年収333万円の1人暮らしの人と払う税額が同じになります。

すごいなあこの考え方。

合理的。

 

本当に教育にお金をかけるのが大事

 お金を老人の医療に使うより、子どもを増やしてきちんと教育コストをかけて、稼げる子どもをたくさん育てて納税してもらったほうが、結果的に国は豊かになります。

 子どもたちがお金を稼げるようになったら、最終的にお金が国に戻ってくるはずなのに、目先のお金がないから教育や育児に投資をしない、子どももいなくていい、となってしまっているのが、日本の少子化の問題点だと思います。

 ひろゆき氏はわかりやすく例えてくれるのですばらしいと思うのですが、まあ、教育に投資するというのは非常に投資効率がいいのです。

 

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こちらにも書きましたが、教育は非課税なんです。で、消費税を今度上げようとしている。ますます金持ちは教育に精を出し、一般庶民は教育費すら捻出できなくなる。

教育と稼ぎは比例する関係なのは明白なのに。貴族の投資先にしようとしているんですね。

 

高齢者・資産家のための政治

 でも、年金を減らして、そのぶんの社会保障費を子どもに向ける法案をつくっても、通るはずがありません。結局、高齢者が政治家を決めて政治家が政策を決めるので、ルール自体がもう高齢者好みのルールになってしまいます。

 それをよしとして国民が投票しているわけなので、結局、国民の総意としての現状なのかなと思います。

 

だって、高齢者がお金も権力もぐっとにぎっているのだから、そうなりますわな。

国会のニュース見たって、おじいちゃんしか映らないものね。

与党もそうだけど、野党もそう。おじいちゃん対おじいちゃん。

国民はたぶん「雰囲気」で決めている、というのもありますが、まあ選択肢がないですよね。

赤、おじいちゃん(右)
青、おじいちゃん(左)
緑、おじいちゃん(無所属)

こんな感じですからね・・。選んでいるつもりが、選べていない。

 

このバランスが崩れて、面白いことになりそうなのはあと20年くらい待たないといけないかなあ・・、と感覚では思いますが。

ただ、世の中何が起こるかわからないので、希望を持って生き抜きましょう。

意見を表明すれば、何か変わるかもしれません。

 

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