Oracle JDK 8のライセンスが変わった!
Oracle JDKのライセンス問題、新しい動きです。
US Oracleのページにこんな文言が。
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
訳します。
重要なOracle JDKライセンスアップデート
2019年4月16日以降のリリースでは、Oracle JDKライセンスが変更されました。
Oracle Java SE用の新しいOracle Technology Networkライセンス契約は、以前のOracle JDKライセンスとは大きく異なります。新しいライセンスでは、個人使用や開発使用などの特定の使用が無料で許可されています。ただし、以前のOracle JDKライセンスで許可されている他の使用は使用できなくなる可能性があります。この製品をダウンロードして使用する前に、条件をよくお読みください。 FAQがここにあります。
低価格のJava SE Subscriptionで商用ライセンスとサポートを利用できます。
オラクルはまた、jdk.java.netでオープンソースGPLライセンスの下で最新のOpenJDKリリースを提供します。
この新しい、「Oracle Technology Network License Agreement for Oracle Java SE」って、以前下記でお話ししました。
11から変わったと思いきや、2019/4/16にリリースされたOracle Java 8u211から適用とのこと。
こちら、ダウンロードして使うのは「個人利用や開発利用のみ」ですよ。
絶妙なタイミング
今回のアップデート、普通のセキュリティーアップデートではありません。
After the new era name is released, with the next update release (planned for April 16, 2019), all supported JDK releases: 7, 8, 11 LTS, and 12 will be updated to handle the new era.
令和への元号対応です。
既存の商用システムで、このアップデートを実施して完了としようとしたプロジェクトはありませんか?
Java SEサブスクリプションを契約しないと、明確な契約違反です。
まとめ
このOracleのJavaに対するライセンス変更は、去年からさんざん言われていたことです。
有償アップデート化の切れ目が、元号変更と重なってしまいましたね。
アップデートを当てないならばライセンス違反にはなりませんが、セキュリティーホールとはなりますし元号対応もできません。
さて、これまで放置されていたシステムがどうするのか‥見ものです。