orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

令和時代幕開けとともに新入社員の位置づけが激変している

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今年の新入社員は「AIスピーカー型」

新元号が発表になりましたね!。「令和」とのこと。

今年の新入社員は令和時代を切り開く特別な世代ということになります。

 

さて、今年の新入社員は・・・型、という記事は新年度入りすると毎年見かけますね。今年は「AIスピーカー型」だそうです。

 

diamond.jp

私もメンバーである「新社会人の採用・育成研究会」では、2019年度に入社する新入社員のタイプを「呼びかけ次第のAIスピーカー型」と名付けました。多くの人がAIスピーカーって面白そう、欲しいと興味を持っているその様子が、売り手市場のなかで採用された今年の新入社員ととても似ていると考えたためです。

 ただし、AIスピーカーには便利そうだけれど、使いこなすのがなかなか難しいという面もあります。単純に、音楽をかけたり、今日の天気を質問したりするくらいなら問題ありませんが、テレビをつけたり、部屋の明かりをつけたりするのには、他の機器のさまざまな設定や機能の追加が必要で、お金もかかります。同じように今年の新入社員も、上司の側からすると、部下としては若干扱いにくい面があるのではないかと考えています。

 

2018年はというと・・。

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オリンピックで金メダルを獲得した女子チームパシュート。3人が順序を入れ換えながらリンクを疾走する姿が記憶に残る。今春の新入社員は、ここ数年続く売り手市場傾向を追い風にスピーディーに就職活動を終えることができた。ひところの就職「氷」河期とは様変わりである。とはいうものの、学生にとって就活は学生時代の一大事業であることに変わりはない。少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築し、内定というゴールをめざした。就活は短期決戦だったが、入社すればおよそ40年もの長期戦である。自分なりのテーマをもって仕事をする努力を怠れば周回遅れも。

 

世相を反映してうまいことを言うイベントのようになっていますが、確かに今年の新入社員はこれまでとは役割や期待が全く違うのは間違いないと思います。現在の世の中の動きをふまえつつ新入社員の環境を考えてみます。

 

ビジネスパートナーとして考えるべき新入社員

過去の終身雇用制における新入社員は、それこそ「ぺーぺー」でした。入社したら定年まで基本的には勤め上げることが通常で、ということは1年目というのは赤ちゃんのようなものです。かわいがられる反面、ちゃんとした仕事を与えられるのは3年目くらいからというのが感覚値でした。

ところが、現在の社会は大激変が起こっています。大企業では45歳以上をターゲットにリストラを始めているのは先日書いた通りですが、これは今までの会社が安定的に利益を生み出してきた業界や仕事のやり方が激変していることが原因です。これまでの方法で、いつものように、保守的に仕事をやっていっても会社が安定的に成長できるのであれば45歳以上は宝です。だって業界の大ベテランですから教育しなくても経験を活かして結果を残してくれるのです。しかし、インターネットの普及により大きく状況は変わりました。彼らが持っている経験であったり知識であったりといったものは、どんどんインターネット上で共有されていきます。しかも「もっといい方法がある」ということで様々な情報交換が活発に行われ、ビジネスモデルが陳腐化するのが恐ろしく早い時代になりました。主導権をあるタイミングで取ったとしても、別の方法で急に取って変わられるのです。このサイクルがあまりにも早いためにむしろ今までの成功体験を持ってしまっているベテラン勢より、子どものころからインターネットが手元にありスピード感をネイティブに会得している新入社員はじめ若い世代の価値が相対的に上昇していると考えます。

私も今日新入社員を目にしたのですが、今までなら「経験も知識もない人たち」でした。しかし、今や、彼らとともに何か考えて新しい価値を生み出さないと、この世の中逆に生き残れないのではないか、と思うようになりました。

ベテラン世代は今までの経験や知識を一度横において、全くの更地から物事を組み立てていくことを「新入社員世代をコアにして」考えていく柔軟性がないといけないと思います。

今までの成功事例など「平成時代の遺物」です。昭和時代の状況を平成の私たちはそう考えていませんでしたか。令和時代が幕開けるとともに、平成の生産物はフィックスされるとともにレガシーになっていくのです。昭和と平成の関係がそうであったように、平成と令和の関係も必ずそうなります。

 

AIスピーカーが使えるか使えないかではなく

今年の新入社員はAIスピーカーと例えるとき、AIスピーカーなど使いにくくて流行らないと考えるでななく、AIスピーカーを使ってどう市場を切り開くか。と言う考え方に転換しないと彼らと一緒にビジネスすらできないと思います。

そのうち、45歳のリストラ候補にアップされ身動きできなくなるでしょう。

彼らをAIスピーカー扱いして声をかけないと動かない、なんていうのは愚の骨頂。一緒にビジネスをやっていく仲間として、もっと礼儀を持って対等に対応しないとビジネス論から言って落第です。

私も含め、ベテランが持っている知見や技術を一度「平成の遺物」とし参考文献として考えましょう。そのうえでインターネットネイティブな新入社員をはじめ若い世代と同じ目線で新しい価値を作り出すことで、令和にふさわしいサービスや商品を素早く提供できるようになり、年齢にかかわらず活躍できるビジネスパーソンになれるのではないかと信じています。

就職氷河期だった私の新人時代とは本当に激変していますが・・。「令和」時代は何とも新時代の幕開けを感じるところです。令和だからというより、新時代を説明するいろいろな事象が頻発していて環境激変だな・・と。