orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

「世界トップシェア企業の経営者が教える、エンジニアが成功するための方法」に納得

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エンジニアが成功するためには・・

LIMOという経済メディアで、とてもいい記事を読んだので備忘録です。

 

limo.media

学んだこともない光学の世界の会社に飛び込み、技術者としてどのように成功を収めたのか、当時のエピソードを交えながら、その秘密に迫ります。

 

感想

以下、本文を引用しつつ、感想を述べます。

 

木地氏は専門家が少ない光学の分野に入り、電気とソフトウエアを結びつける機械を設計し、それが大きな躍進につながりました。もちろん知識と技術力は常に磨き続けてきましたが、スタートは本当にずぶの素人からだったそうです。

 ITの世界も無関係の学科を卒業して入社する人は多いと思います。参考になる部分が多い文章です。長い社会人生活を考えると、スタートよりもそこからの姿勢が重要だとは思います。

 

学生の頃から理数系は得意な科目だったようですが、しっかりとした教育を受けていないと感じていたこともあり、小僧になったつもりで一から勉強させてもらう意気込みで取り組んでいたそうです。

勉強させてもらう、という意識はとても大事だと思います。私もこれは社会人になって20年ほど経った今も変わっていません。今は本に向かって参考書を読むだけが勉強ではなく、インターネットで調べながら実際に試してみるなど、方法は広がっていると思います。

分かったつもりになっていたら、コンテナやKubernetesなどがブームになりつつあり、また勉強・・という繰り返しです。長い間変わっていないですね。

 

今は当たり前に使われているレーザー技術も、出始めたばかりで、誰も扱い方や性質を詳しく知りません。使われる法則や数式、パワーの測定方法などは全部勉強するしかないのです。

 このくだりはとてもいいですね。誰も知らないんです。まだ今はインターネットがあるので情報ルートがあるのですが、昔は文献を辿るしかなく大変だったと思います。システムエンジニアを長く続けていると、だんだんこういう領域に入ってきます。本すらない分野に挑戦することは少なくないです。

 

日本語の専門書でも訳せない単語はそのまま英単語で書かれているので、その意味は何か、どんな概念を指しているのか、辞書にない言葉をどう理解するかが大きなハードルでした

この英語の問題も、今はGoogle翻訳のおかげでハードルがぐっとさがっています。英語の技術資料を見たときに、毛嫌いせず一度自動翻訳で流し読みするのをお勧めします。

 

レーザーだけでなく、半導体や他の分野に関しても同じように知識を吸収し、理解し、そこで得たものを設計に反映させて、製品力を上げていったのです。

あるものを勉強するとき、その周辺にあるもので役に立ちそうなことを一緒に勉強するのは非常に効率がいいと思います。

 

木地氏は「作ってほしい」と頼まれたら、まず断らずに一回引き取っていたそうです。言われた用語で二、三わからないものが交じっている場合もありますが、それも含めて引き取ってしまうのだといいます。木地氏はこう述べます。「知らない技術用語は、あとから調べればわかります。それを理解して構想を練る時間を1週間や2週間もらって、その間に構想図まで起こします」。

この段落は最も大事です。私も似たような境遇で思うのですが、断ることでチャンスをつぶすこともあります。一方で、できなかったときには大ダメージです。ここで自分の力が問われます。

もちろん、それでも断ることがありますが、それは技術の問題ではなく、お客様にメリットを感じないときや、体制が整わないときなど明確な理由があるときだけに留めています。何しろ「やったことがない」を理由にして断らないようには心掛けています。

 

全然アイデアが出てこないときもあったそうですが、そんなときは家に帰ってしまいます。

 これは見習いたい・・・。結果が出るまで帰りたくなくなっちゃうんですが。家に帰る勇気は必要なのかもしれません。ただ家でも考えてしまうのでリラックスはできづらいのですが・・。

 

真剣に取り組んでいると、休んでいるときも頭にずっと残っているもので、不思議なことに休んだ翌日の昼くらいには『あっ』と解が出てきました。何が何でも出さないといけない、というプレッシャーも刺激になっているかもしれない

これはよくわかる・・・。寝ているときにアイデアが出てくることもあります。通勤中でもあります。

未解決なことが長い時間続くとストレスにはなりますが、そういうときに脳が自律的に動いて成長しているんだろうと思います。

 

相手は光学の専門家ではありません。しかし、問題を解決する技術的な根拠を説明しているうちに、『できそうだ』とわかると、本当に顔が晴れやかになります。

相手は専門家ではない。これはITの世界でもほぼ同じですね。専門家でないお客様をどう晴れやかにするかは、システムエンジニアとしても重要だと思います。お客様と直接接しない技術者であっても、マネージャーやリーダー、別部門の人など同じです。

 

私たちの仕事では、相手に『この人はできない』と思われたら、もう終わりです。

ITの仕事も、ため息がでるくらい真実です。また、この人はできる、と思われてからが始まりということもあります。思われ続けるのも大変です。

できない、と思われるのは恐怖ですね。

 

言葉以外の態度や姿勢で信頼を作ったように思います

人間対人間ということは、どんな業界でも共通であると思いました。システムエンジニアはコンピューター中心なのでデジタルで動くのかと思いきや、意外にも人間の泥臭いところで物が決定されていることも多く、興味深いと長年思っていました。

 

お客様の要望を真正面から受け止め、その実現に向けて真剣に取り組む。そうした仕事に対する態度や姿勢を続けたことで、木地氏は入社して5年ほど経つと、会社の売上の2~5割ほどを回すようになっていたそうです。

能力を高めるという点より、売上の2~5割を回すというのが全てだと思います。ここまでくると会社内ならず社外からも注目を浴び、より「成功」という状態に近づくのではないかと思います。

 

まとめ

エンジニアの成功、と言っても人によって定義が違うので断定的には言いづらいのですが、私は基本的に、「人の役に立てたか」を基本としていて、それが売上や利益で測れると思っています。もし、真に何らかの新しい技術によって誰かの役に立てた場合は、既存のお客様は継続して取引が続きますし、新しいお客様も口コミで引き寄せます。最終的には売上や利益というところにつながります。

次の問題は、スタート時にこの方法で成功できたとして、次はどうやって、信頼できる仲間を増やし、自分のDNAを浸透させるか・・というところにつながるのだと思います。成長を続けたときに絶対に自分一人では回せない臨界点が訪れるでしょうし、いつまでも自分がリードしないとすべてが回らないのであれば、会社経営上のリスクにもなります。

今回の記事ではそこまで触れられませんでしたが、木地氏の著書、『四畳半から東証一部上場へ』を拝読すれば、そこまでも得られるのかもしれませんね。

 

 

四畳半から東証一部上場へ