インテルのCPU不足が深刻
インテルのCPUが世界的に不足しているというニュースが先週話題に上がりました。
Intelの暫定CEO Bob Swanが今日(米国時間9/28)、彼らしくない率直な書簡で、同社が今抱えるサプライの問題を強調した。それによると、不足の原因はPC業界の予想外の反転による急成長という、意外性だそうだ。Swanによるとその反転は“ゲームと商用システムの強力な需要”が、契機となった。
秋葉原でも影響が・・
Core i7 8700等の売れ筋CPUの値上がりが激しいそうです。
今週に入って、Intel製CPUの価格が一部ショップで大きく値上がりしています。(中略)冬のボーナスや新作ゲームの発売にあわせて、PCの購入を検討している方も多いと思いますが、欲しい時に在庫が無いという状況になる可能性もあるので、価格だけではなく、在庫のチェックもしておいたほうが良さそうです。
新世代投入で解消か?
CPUが品薄になってパソコンが手に入らなくなる・・という煽りより、第9世代Coreが発表されるため第8世代の生産量を意図的に下げた可能性の方があるのではないかと思います。
インテルは未だに10nmプロセスでのプロセッサ製造に苦戦していますが、14nmプロセスでの隠し玉をいくつか持っているようです。WCFTechが伝えるリーク情報によれば、インテルがデスクトップ向けの第9世代Coreプロセッサを10月1日にローンチする可能性が明らかになりました。
10月1日、というのは当たりませんでしたが本日10月8日現地時間10時より発表会があるそうです。その第9世代は、品不足が噂される14nmプロセスです。新世代に一部製造をシフトしたため、第8世代が一時的に品薄になっているように思われます。
第9世代がどかっとショップに届けば、解消へ向かうのではないでしょうか。
デスクトップPCが復権することはとてもよいこと
今年、私もデスクトップPCを手に入れましたが、ゲームをする視点で言えばかなり充実していることを思い知りました。結局PS4やSwitchは、PCのゲームのお下がりプラットフォームの意味が大きく、最新のゲームに触れるにはPCが一番であることがわかりました。また、VRへの対応も進んでいます。
日本でも、益々デスクトップPCが復権し、ユーザーが増え、過去の活気がよみがえることを期待しています。所有してわかります。数年前にデスクトップPCに飽きた方は、再度所有してみると良いでしょう。できることが飛躍的に増えています。
ノートPCやタブレットに一時期大きく引っ張られていたPC事情が、デスクトップPCの復権によって再度活気づけばいいなと思います。
追記(2018/10/9)
第9世代が発表されましたね。
Intelは米国時間10月8日、フラッグシップモデルとなる第9世代の「Intel Core i9-9900K」を発表した。オーバークロックが可能な倍率ロックフリーの8コアCPUで、ゲーマーやクリエイター(その定義は非常に曖昧だが)をターゲットとしている。
8コア16スレッドとかってもはやサーバー並みです。ベンチマークが楽しみです。
追記(2018/10/15)
第9世代の予約がドスパラでも始まるそうです。
Intel 第9世代CPU予約開始致!
— ドスパラ秋葉原本店(DIY パーツ) (@dospara_parts) October 13, 2018
【近日発売予定】
①Intel Core i9 9900K:61,093円(+税)
②Intel Core i7 9700K:47,667円(+税)
【10/19 22:00解禁】
③Intel Core i5 9600K:32,389円(+税)
①/②につきましては入荷数確認中につき
ご予約を頂いる場合でも
入荷までお待ちいただく可能性がございます pic.twitter.com/iKPJXWzbZK
追記(2018/10/20)
第9世代のレビュー記事が続々と。