orangeitems’s diary

クラウド専任40代後半のインフラエンジニア。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

Gigazineからの流入がすごい | Gigazineってどういうサイト?

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アクセス解析からの発見

昨日のエントリーはたくさんの方に目にしていただけたのですが、アクセス解析を見ると発見があったので記事にしておきます。

元記事ははてな匿名ダイアリーだったので、Google検索じゃなければはてなブックマークやはてなブログトップからの流入が多いのでは、と思ったのですが、違いました。

 

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gigazine.netは私の情報収集ルートから外れていたのでかなり意外でした。Google検索よりも上。smartnewsが最近モバイル系では強いのは既知です。

 

Gigazineとは何か

まず、サイトトップはこちらです。

gigazine.net

 

レスポンシブデザインになっているので、スマホからでもPCからでもきれいに見られます。考えてみればトップページからアクセスするのは初めてでした。今日は、

 

2018年9月12日のヘッドラインニュース - GIGAZINE

 

の中に、記事リンクを掲載していただきました。この経由のアクセス数が上の表のとおりです。かなり影響力があるサイトなんですね。

 

サイト運営はどうなっているんだろうということで調査。

 

GIGAZINEについて

2000年4月1日より運営している老舗ニュースサイト。
1ヶ月のページビューは2018年1月時点でRSSなど含めて約9946万、1ヶ月のユニークユーザー数は約2471万。

 

そりゃすごいや・・。1か月1億PV。たくさんの人の信頼を長い時間かけて勝ち取ってきたサイトです。

 

で、GIGAZINEの本体のサイトより、採用サイトの方がきれいにまとまっています。

 

GIGAZINE採用情報. – GIGAZINEだからできることが、ある。

 

1億PVのサイトを会社組織で運営しているということがわかります。

で、もっと面白いことに、このページ下部の「サーバ管理・システム開発部」というリンクを開くと、システム運用の話が聞けます。

 

サーバ管理・システム開発部 – GIGAZINE採用情報.

GIGAZINEのサーバはこれまでのさまざまな記事を見れば分かるように社内に置いてあるわけですが、これは「社長の趣味」とかではなく、まっとうな理由があります。それは「提供している記事の中身がクラウドやVPSなどの外部サービス企業の規約に縛られる」ため。

これはどういうことかというと、例えば有名なWikileaksの事例を考えるとわかりますが、大スクープとしてアメリカ国家がこれまでどれだけめちゃくちゃなことをやってきたのかを示す外交公電をネット上で公開したところ、ホスティングサービスの規約違反という形で、まずAmazon EC2が停止されました。さらに寄付金を受け付けるPayPalも規約違反であるとして停止してしまいました。(後略)

 

ぜひ全文読んで頂きたいですが、クラウドサービスを利用せず、完全にオンプレミスで運用しているんですね。ちなみにgigazine.netのIPアドレスを逆引きするとケイオプティコムのドメイン名が出てきました。また、応募要項見るとそのまま書いてありました。大阪なんですね。

 

GIGAZINE採用情報. – GIGAZINEだからできることが、ある。

・勤務地
大阪府茨木市別院町2-7(最寄り駅は阪急京都線茨木市駅、駅から歩いて5分となっておりとっても便利。スーパー・コンビニ・商店街などめちゃ便利で活気ある立地です)

 

 システム運用のページに戻るのですが、これだけゴリゴリのオンプレシステムを運用しているチームが日本でまだがんばっていることがうれしいです。私の世代(40代)のインフラ系エンジニアは必ずこういうオンプレ運用を数年間体験しています。そのうえでクラウドの良さを知り利用しているわけですが、今の20代あたりはいきなりクラウド、いきなりAWSやAzureというパターンが増えています。そうすると、ピンと来ないようなのです。あくまでも実機があり、それがクラウド上でサービス化されているのですから、実機を触ったことがないと、文字通り雲をつかむ話、という様子です。古い部物理サーバーでもいいので、メモリやディスクを取り外したり付けたり、BIOSを触ったりOSやハイパーバイザーを導入したり、若い人にはあえてそのような体験をさせてやらなければいけないと最近は思っています。

インフラ系エンジニアとしては、こういう職場の方が実力つくようなあと思いました。 

 

ちなみに、2006年の代表者インタビューがあります。

www.itmedia.co.jp

 

情報入手ルートに入れました

ということで、何となく存在は知っていたGIGAZINEを定番ルート化します。はてなブックマークだけでは偏りも感じていたので、知れて良かったです。

なぜ、GIGAZINEが私の昨日の記事のことを知り、リンクを張っていただけたのかはよくわかりませんが、また掲載頂けるよう日々の記事更新、頑張りたいと思います。

 

 

GIGAZINE 未来への暴言