※2018/6/27 19:00 復旧したそうです。
※2018/6/28 6:50時点 本日のサービス開始が遅れているそうです。ご注意ください。
※2018/6/28 12:00時点 みずほ証券より復旧の通知がありました。
みずほ証券ネット倶楽部へログインができない状態
2018/6/26 11:20AM現在、みずほ証券ネット倶楽部へログインができない状態となっています。
https://netclub.mizuho-sc.com/psorry.html?rt_bn=sc_top_hd_login
通常のサービス時間は、
https://www.mizuho-sc.com/service/online/servicetime.html
となっており1:00AMにクローズし、各種バッチ処理を経て、6:00AMにオープンするシステムのようです。したがって、バッチ処理中に何らかのシステム障害が発生し、そのリカバリーに時間がかかっていると思われます。
システム障害時のみずほ証券の対応は?
以下の通り、コールセンターは別システムとなっており、電話での注文を受け付けているようです。ただし注意書きが含まれていますので、注意が必要です。
https://www.mizuho-sc.com/failure.html
ネット倶楽部のシステム概要
みずほフィナンシャルグループ配下の、日本証券テクノロジー株式会社サイトにて、今回のネット倶楽部のシステム概要が掲載されています。
考察
下記は、勝手な一個人の想像です。
今回、コールセンターは継続し、ネット倶楽部のログインができない状態ですので、このブルーの部分(インターネットトレーディングシステム)に問題が発生していることは濃厚だと思います。
また、ログイン画面にて、
なお、みずほ証券ネット倶楽部において、一部の株式注文が正常に受付されていない事象が発生しております。
該当するお客さまへは、約定状況および約定金額等をお取引店またはコールセンターよりお電話にてご連絡させていただきます。
と記載されていることから、データ連携中にトラブルがあり、基幹業務システムへデータが一部送信されない状態になっていたのではないかと推測します。
仮に、基幹業務システム自体の問題の場合はもっと状況は深刻ですが、ホームページにコールセンター自体は止まっている記載はないため、この可能性は薄いと思います。この基幹業務システムは「STAGE」と言って、ネットにもいくつか情報がありますが今回は割愛します。
(追記 2018/6/27 9:00)現在のログインページの情報より、システム間のネットワークに問題があることがわかりました。混乱防止のために、下記は取り消し線を入れておきます。
(ここから)=====
システムトラブル自体は、インフラ基盤に関連する問題、例えばハードディスク異常によりOSが停止するなどの問題が一般的です。もしくは電源の消失で停止するばあいもあります。いろいろな冗長化の仕組みはありますが、それを飛び越えて発生する障害が存在し、いくつかパターンがあります。年初のニコスカードのシステム障害では、RAIDを組んでいたものの3台同時に壊れたという件でした。今後、報告があれば把握したいと思います。
ハードウェア保守は4時間以内に終わることが多いですが、そのあと中断したバッチのリカバリーが慎重に行われる必要があります。しかも、場が開いていない(つまり取引時間外)が前提の事前注文に対して、今リカバリーをかけるとそのまま約定してしまうことにもなるでしょう。したがって、今日は相場が閉まるのを確認してから、すべて失注扱いにするなどどう処理するかを社内および決めてから、顧客に周知したうえでリカバリーをかけるのではないかな、と想像します。
======(ここまで)
(繰り返しまずが勝手な想像です。)
進捗状況
今後、進捗や原因等が判明しましたら、本章に更新してまいります。
2018/6/26 13:16
時事通信報道あり。
みずほ証券でシステム障害=ネット取引、利用不能に:時事ドットコム
同社によると、22日午後6時ごろから25日午前8時ごろまでの間にネット倶楽部で受け付けた株式売買の予約注文のうち、一部取引が成立しないトラブルが発生。25日から原因を調べていたが、特定できないため、26日のサービスを停止している。
ハードウェア障害ではなく、アプリケーションの問題の可能性が高そうです。上記推測は誤っているかもしれなせん。確定次第訂正します。
2018/6/26 14:56
日経xTECH報道あり。
みずほ証券でシステム障害、提携ATMでカード使えず | 日経 xTECH(クロステック)
「みずほ証券カード」についても、提携する金融機関のATM(現金自動預払機)で入出金ができない状況という。提携先はみずほ銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行など9行。26日昼時点で、みずほ証券は「2つの障害の関連性は不明で、現在調査中」(同社広報)と回答した。
コールセンターや営業店経由での取引は正常に稼働している。2018年3月末時点で、みずほ証券ネット倶楽部は117万4000口座の登録がある。
みずほ証券カードについては基幹系システムの担当であると思いますが、利用に当たってはインターネットトレーディングシステム側とも連携しているのかもしれません。とりあえずコールセンターや営業店ではシステムが利用できることから、基幹システムは無事、と考えるのが自然かと思います。
2018/6/26 15:39
Bloombarg報道あり。
みずほ証券は金融庁へ報告、国際紙パ投資家に影響も - Bloomberg
みずほ証券は26日に発生したインターネット取引のシステム障害を受けて、金融庁に報告したことを明らかにした。
今日の取引時間はスルーしましたので、明日の6:00AMまでに何とかしないと日を跨ぐこととなってしまいます。追加情報待ちです。
2018/6/27 9:00
日を跨いでしまいました。ログインページには以下のような記載があります。
https://netclub.mizuho-sc.com/psorry.html?rt_bn=sc_top_hd_login
システム「間」と書いてありますので、インターネットトレーディングシステム内部の問題ではなく、ここから基幹システムSTAGE、もしくは外部連携先との不具合と言うことになるかと思われます。
引き続き推移を注視します。
2018/6/27 15:20
みずほ証券よりレポートが出ていました。
https://www.mizuho-sc.com/information/pdf/20180627.pdf
原文通りであれば、問題の原因となった箇所の復旧作業は完了しており、データ処理を進めて、本日中に再開する見込みとのことです。
2018/6/27 20:45
みずほ証券より19:00に復旧の報告がありました。
https://www.mizuho-sc.com/information/pdf/20180627.pdf
データ処理が一部完了していないとあり、完全復旧ではないようです。ご注意ください。
2018/6/27 21:20
ヒューマンエラーだったそうですね・・。
みずほ証、システム障害は設定のミス 28日朝の復旧目指す | ロイター
みずほ証券は27日、ネット取引システムの障害について記者会見を開き、システム間のネットワークをつなぐ設定ミスが障害の原因だったことを明らかにした。
設定ミスであったとして、どうして監視システムにてエラーを検知し、スピーディーに対応できなかったのか気になるところです。また事前にこれを引き起こす設定変更が行われたとしたら、疎通試験は行ったのでしょうか。また十分だったのでしょうか。
みずほ証券は金融庁へ、原因および再発防止のための報告をしなければいけないと思います。その情報は一部公開されると思いますので、引き続き注視します。
2018/6/28 6:51
28日のサービス開始が遅延しています。
本日6:00にログインできるようになる予定が、6:30に変更され、さらに「しばらく時間を要する状況」に変更されています。
ご注意ください。
開始遅延についてのレポートも出ていますので添付します。
https://www.mizuho-sc.com/information/pdf/20180628.pdf
報告されているシステム間ネットワーク設定の人為的ミス、から、何らかの二次被害が起こっていることがほぼ確実な情勢ですが、その内容を知りたいところです。
2018/6/28 12:00
今見たところ、ログイン画面が復活しました。ただし、まだ正式な案内はありません。
https://netclub.mizuho-sc.com/mnc/login?rt_bn=sc_top_hd_login
2018/6/28 12:30
正式に復旧です。
https://www.mizuho-sc.com/information/pdf/20180628_2.pdf
後場が順調であることを、一エンジニアとして祈ります。
システム障害はなぜ二度起きたか みずほ、12年の教訓(日経BP Next ICT選書) Kindle版