orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

VRで働くために乗り越えなければいけないポイント

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VRで仕事はできるか

ついにOculus Riftと、それを動作させるIntel Core i7-8700、およびNVIDIA GeForce 1070 Tiを手に入れ、週末しっかり動作確認できました。

VR環境を快適に楽しむためのPCが欲しい場合におすすめのパソコン - orangeitems’s diary

 

さて、VRを使ってリモートワークすれば、エンジニアは出社しなくても良くなるのではという議論が見受けられます。実際にトライしている会社もいます。

www.itmedia.co.jp

メルカリは、VR(仮想現実)技術などを研究・開発するエンジニアの採用選考で、一次面接をVR空間で行う取り組みを始めた。アバターを使ってコミュニケーションできるソフトウェア「VRChat」や「cluster.」を活用する。

 

実際に最先端に近いVR環境を手に入れられたので現段階でこれを阻害するポイントを羅列したいと思います。

 

いくつかの現実的な問題

1) 目が疲れる

Gear VRや安いAndroid用のVRゴーグルまで試してきて、Oculus Riftになって相当に目が楽になりました。特に手前側(近く)の表現がこなれていて、近すぎて焦点が合わない状態が裸眼と同じような感覚です。

しかし、やはり目が疲れます。これはまだ裸眼の見え方とは差があり脳で補正しないといけないことを意味すると思います。字を見ることが特にきつい。特にシステムエンジニアは視力が低い(メガネ)が多いので度付きの水中ゴーグルで補正するものの、裸眼に眼鏡と言う状態と比べると環境が悪すぎると思います。

時間があればコンタクトレンズも挑戦したいと思うのですが、わざわざVRをするからコンタクトレンズというのも障壁が高すぎると感じます。

もしかすると将来、メガネ業界がアドオンのVRアクセサリーに参入するかもしれませんね。VRゴーグルがレンズに依存している以上、メガネ業界はアドバンテージがあるはずです。

 

2) 皮膚が弱い人は長時間付けられない

VRゴーグルは皮膚と接触しますから、どんなにクッションを入れていても汗や体温がこもります。かゆみがあっても直接かけないので、VRゴーグルを長時間つけるとかなり不快です。Oculus Riftは頭につけやすいようにいろいろと工夫がされていて、他のゴーグルと比べるとスンナリ着用できて感心するものの、どこまでいってもこの問題は解決しないと思いました。

もしかしたら水中メガネくらい小型化しないといけないかもしれませんね。

 

3) コントローラーなどの入力デバイスが直接見えない

Oculus Rift + Touchの場合は、VR空間にコントローラーのシルエットが見えるのでゴーグルをつけたままでも探せたりします。すごいなあと思いつつ、これで仕事しようと思ったらキーボードとマウスをどうしても触れなければいけないと思うので、ここがボトルネックになると思いました。

つまり、入力が、A、B、X、Yボタンと方向キーだけだと仕事にならないと思うのです。どうやってキーボードなどの汎用的な入力をVRでさせるかがポイントになると思いました。音声入力が一つの方向性だとは思いますが、しゃべるのは抵抗がありますね。

視覚と聴覚を再現するのはできたとして、どうやって触覚を通じてVR空間でコミュニケーションするかは、ゲームなど少ないキーに集約するようなUIになってしまわざるを得ず、仕事という複雑な情報処理にはまだまだ向かないと思いました。

 

4) こちらの状態(表情・姿勢)が相手には伝わらない

世の中では、面接などで使う場面を想定して議論が始まっていますが、当たり前ですがVRゴーグルをつけている人の表情は相手に伝わりません。これならSkypeのほうがまだいいんじゃないかと思います。

MMORPGなどのようにチャットの延長で、モーションを付けるなどして伝えないといけないんだろうと思います。そうするとキーボードが必要ということでどうやっても今のところキーボードの話になってしまうと思います。

 

VRかいわいはまだまだ粗削りでいい感じ

ひとまず環境は手に入れましたので、どんどんいろんなことを試してみたいと思います。可能性のあるデバイスですが粗削りな状況は、過去のパソコンの状況と似ているものがあります。

また気が付いたことがあったらレポートします。