記憶に残る名馬
記憶に残る名馬テイエムオペラオーが逝ってしまいました。
2000年の年度代表馬で、同年の古馬中長距離G1完全制覇などG1を計7勝したテイエムオペラオー(牡22歳、父オペラハウス)が、17日に種牡馬としてけい養されていた北海道新冠町の白馬牧場で心臓マヒのため死んでいたことが19日、分かった。
2000年の時の強さは圧巻でした。8戦8勝。内GI5勝です。前にも後にもこの実績を残せた馬はおりません。毎回勝つことで裏切られた馬などそうそういません。
テイエムオペラオー | 競走馬データ - netkeiba.com
産駒について
これだけの名馬であるにも関わらず、GIを勝った産駒がゼロです。産駒の重賞勝ちは以下の通りです。
なんと、全部障害戦・・。しかも4勝だけという残念な状況です。結局サイアーライン(父系)はとだえることになってしまいました。
母系に血は残ったか
種牡馬としての成績が悪くても母の父として血統に残るパターンがあります。ところが115頭生まれているのですが、重賞勝ちゼロ。一番活躍したケイジータイタンですら準オープン止まりでした。
ケイジータイタン | 競走馬データ - netkeiba.com
近年は見学中止となっていた
過去、種牡馬となったテイエムオペラオーに見学することはできていました。
ところが、一部ファンの心無い行為により、非公開となったようです。
まだ走っていない産駒に望みを託す
2016年に12頭、2017年に5頭が生まれています。また、2018年にも2頭には種付されているということもあり、まだ全てが決したわけではありません。
こうして並べて見ると、母はほぼテイエムの馬ばかりで、執念を感じざるを得ません。
まとめ
結局のところこのままでは、最強を具現化したような活躍を見せたテイエムオペラオーは記録には残るが血は残らないという結果になる可能性が高そうです。ただし今年2頭に種付けしたという状況ですし、ひょっとしたら、いずれの馬が素晴らしい成績を残すかもしれません。あれだけ強い記憶に残る名馬。小さい可能性を祈っています。