orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

人間の脳は「Nintendo Labo」がピンと来る人とピンと来ない人に分けられる

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Nintendo Laboの話題

Nintendo Laboが発売されてしばらく日が経ちました。

ネットを見ていると、かなり遊び倒している方がいらっしゃるようですね。

game.watch.impress.co.jp

 

この作れる系ツールを見て、「遊びたい!」と思えばすぐ買うのですが、なぜか何とも手が動きません(はじめてニュースを見たときは感動したのですが)。

これは以前の話でしたが、スーパーマリオメーカーってありましたよね。

これは私も買ったのですが、しばらくやって手付かずになってしまいました。一方でめちゃくちゃやり込んでいる人もいますよね。

 

Nintendo Laboなどは、プログラミングの入門的要素もありIT業界に入りたての人は勉強にもなると思います。

が。

このクリエイティブ系ツール。完全に人を選ぶと思うんですよね。ピンと来る人とピンと来ない人に分けられる。そして私は「ピンと来ない人」です。

私はIT業界にいるのにプログラミングをしません。インフラ系だったりネットワーク系だったりすると、プログラミングではなくて設定であったり設計であったりといったところで活躍できます。もちろんプログラムが書けると、APIを組み合わせてインフラの仕事を自動化して楽にできたりもしますがそれはまた別の話です。インフラの分野でプログラミングができると、一般的には珍しがられると思います(むしろ希少価値があります)。

シェルとかExcelマクロなどは書けるのでちょっとしたプログラミングならできるんですが、おそらく私の脳にとってはプログラミングそのものは楽しみではないような気がします。仕事なら仕事としてやる程度で、息を吐くようにプログラミングはしないです。

一方で、とにかくプログラミング好きという人もいます。むしろこの業界ではそのような人が多いです。今は、文系とか理系とか言うと時代遅れなんですかね。いわゆる理系タイプにプログラムが大好きな人が多い実感があります。一方で私は完全に文系からエンジニアになったので、脳の仕組みから違うんじゃないかという直感があります。以前故岩田社長が、何かのインタビューで休日の趣味はプログラミングっておっしゃっていました。仕事もプログラミングであったにも関わらず。そして仕事でプログラミングしなくなってからも、です。私には考えられない。

 

趣味なので好き好きあっていいと思います。私の場合はNintendo Laboを遊び倒している人を見ても、じゃあ自分もやって見るか、とはならないのです。一方で、例えば、パソコンケースとマザーボードとCPUとメモリとSSDとGPUを組み合わせて、そこに新しいOSを入れて、爆速PCを作り、それでoculus riftを組み合わせて、最高のVRを作らないかと言われたら、心踊ると思います。大金持ちになったらやろうかな。

何なんでしょうねこの嗜好の差。私の仮説としては、理系か文系かのリトマス試験紙。これがNintendo Laboじゃないかと思うのです。理系文系論は今やオカルトなのかもしれませんが、確かに感じるんですよね。人のタイプを大きく分けるこの製品。

理系・文系の差で、仕事の質の差が出るということを言いたいわけではないです。嗜好が違ってくるということです。コーヒー派と紅茶派、きのこの山派とたけのこの里派。まるで嗜好が違うんじゃないかなあと。

ちょっと、Nintendo Laboを楽しまれている方がいるこの記事を読んで、うらやましくなった次第です。酒を飲めない人が、酒を飲んで楽しそうな人を見て、いいなあって思ってるようなアレですね。

こういうニッチな製品作れるって、相変わらず任天堂すごいと思います。