配送部門がいっぱいいっぱいになっている件
ヨドバシカメラの配送部門の中の人らしい記事。
(前略)
ヨドバシの上の方、お願いだから人員増やすか、午前中にお届けは見直して下さい。
お客さんの怒りがハンパ無いです。
でも午前中は物理的にもう無理です。
どんなにサービスを競っても、人がいなきゃ物は運べないんだよ!!!くそったれ
なんとなく、こういった記事はすぐに消えてしまう可能性もあるのですが、考えさせられたのでコメントします。
考察
最近のECサイトの競争は、アマゾンが火を付けてかなり熾烈な状況です。そうしたとき、サービスがいい方が競争力が上がるので、過剰サービスになりがちだと思います。経営者や企画部門はどんどんサービスをリリースし他社に対する優位性を作り出そうと躍起になります。一方で、現場にはひずみが生まれます。コンビニ業界もレジ担当が行う仕事が増えすぎて負担になっていることも過去話題となりました。何しろ、サービスはインフレする傾向にあります。
消費者としては便利な方に流れますので、よりサービス負荷が高い業者へお金が流れることになります。一見、正しい競争の形のように見えますが、配送サービスについてはもはや「行き過ぎ」のところまで来ているように思います。
こういうときにやらなければいけないのは「規制」です。無意味な規制は経済活動を狭めますが、必要な規制をしなければ不幸になる人が増えてしまいます。最近ではトランプ大統領が、アマゾンに対して避難を強めています。
トランプ氏は「アマゾン向けに配送することで、米郵政公社は荷物一つにつき平均1.50ドル(約160円)を失うと報じられている」と指摘。「アマゾンは実際の配送コストを今、支払う必要がある」と主張した。
行き過ぎた競争は、国民を疲弊させかえって経済活動を狭めます。さんざん、配送網の限界は語られている通りですが、行き過ぎた配送サービスの提供を法律で制限してほしいと思います。