AWSのメニューをおぼえたい
クラウドの世界で働くエンジニアとして、トップシェアのAWSのサービスは全部おさえなきゃいけないなあ、と思いつつ主要なものしかちゃんと知れていなかったので、時間を取って暗記しようとしました。
ところが、いかんせん数が多いので、どこかにまとめられているサイトがないかと思い調べたところ、適切なサイトがありました。
本当に素晴らしいサイトで、できるだけ3行で表現しようとされていて、頭が下がります。ですが、本当に多い!。
既視感
このメニューの多さについて、既視感があったので考えてみたら、1つ合致しました。インドのレストランです。
一店に345種類!! 無駄にメニューの多いインドのレストランの不思議 | インド大好き!ティラキタブロ グインド大好き!ティラキタブロ グ
AWSが無駄にメニューが多いとは言いませんが、上記ブログを見ていただければわかるとおり「メニューの多いレストラン」とAWSは非常に似通っていると思います。レストランの一番の秘訣はメニューを少なくすること、っていうのは日本の話ですがインドだと違うんですね。
実は、インドでメニューがこれだけ膨れ上がるのには彼らなりの事情があります。一番の大きな事情は宗教的な理由により、食べられるものがみんな違うことです。
ということで、インドにおいては、いろいろな人がいるのが普通でそれに合わせようとすると確実にメニューが増えていくそうですね。
メニューが多い問題をインド人の友だちに聞いてみたら…
「全員が好きな物を食べられるからいいのよ」
「全員でレストランに行けるでしょ?」との返事。なるほど。一個一個の料理に魂がこもっていなくとも、全員が安心してご飯を食べられるというのは一つの大きなメリットなのですね。
ということで、AWSのメニュー一個一個が魂がこもってないとは思いませんが、世界のいろんなユーザーがクラウドサービスを利用することを考えると、同じ発想なのかもしれません。
基本的な考え方の違いというのもあるのだと思います。
インド人はバリエーションが大好きな人達。
例えば1枚のワンピースがあるとして、日本だったらそこまでバリエーションはありません。通常4から5種類。あっても10種類くらいでしょうか。でもインドでは無限とも思える数のバリエーションが出てきます。
「俺は凄いバリエーションを持っている! だから買え!」
とはインドで買い物をしていると毎日のように言われる言葉です。そんな言葉、日本で生まれてから40年、一度だって言われた記憶がありません。日本人にとってバリエーションは面倒なだけですが、インド人にとっては重要ポイントなのだろうなと思います。
なるほど!。AWSも似たようなサービスが混在しているのですが、バリエーションの豊富さという意味では根っこは同じような気がしてきました。
AWSとインドを結びつける記事
こんなに、AWSとインドを結びつけるのは1つ理由があります。
シリコンバレーにはインド人がたくさんいる。実際のところ、インド人であふれている。そして、Vivek Wadhwa教授の2014年の調査によると、シリコンバレーの新興企業の15%はインド亜大陸の人間によって起業されている。移民者が設立したテクノロジ企業の数を彼らの出身国別に見ると、インドが他の国を圧倒しており、2位以降の4カ国(英国、中国、台湾、日本)を合わせた数よりも多くなっているのだ。
どうも、AWSの裏側にはインド人の影を感じるのです。シリコンバレーのITの世界にはたくさんインド人がいて、今のAWSの隆盛もインド人の力が非常に多いんじゃないか・・と思っています。
個人的には、AWSとはインドのレストランである、ということに決まりました。
まとめ
ほんと、AWSもメニューおぼえるの大変なんですが・・。インド人の気持ちになって、がんばっておぼえてやろうと思います。
(・・でももうこれぐらいにしてほしい、もう増えないで・・)