orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

システムエンジニアとしての副業のあり方を考える

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副業を後押し

ここ最近、政府の「働き方改革」のもと、正社員の副業や兼業を後押しする動きが活発です。

www.sankei.com

厚生労働省は20日、政府の「働き方改革」として正社員の副業や兼業を後押しするためのガイドライン案を有識者会議に提示した。長時間労働や健康確保などへの留意が盛り込まれたが、労働者側のメリットが強調されている。ガイドラインは年度内に完成させ、来年度から周知させる。

 

システムエンジニアは特に副業しやすい職業にあると思います。会社に依存しないITスキルを持っているためです。イノベーター的な志向のエンジニアはすでに副業に取り組んでおりいろいろな感想が上がってきます。

 

下記の記事を読んで、少し思うところがあったので記事にしたいと思います。

manchose.hatenablog.jp

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感想

副業に取り組むうえで、三つ大事なことがあると思います。

1.収益が自分の労働時間に比例するような副業に手を出してはいけない

2.辞めたいと思ったときにすぐに辞められる

3.楽しいこと

これら全てを満たしていないと、本業に影響が出まくってかえってマイナスな状況に陥る可能性が高いと思います。

 

1.収益が自分の労働時間に比例するような副業に手を出してはいけない

たいてい、平日はほぼすべての時間帯を本業に捧げていると思います。次に副業を行うとしたら、平日の夜か土日祝の時間です。この時間分を使うことをお金に替えるという考え方なら、これは間違いなく過重労働にしかなりません。

上記記事にもありましたが、請負もアルバイトもNGだと思います。また、手伝いというのもこれもNGだと思っています。自分の時間を売ることを副業だと思ったら、長続きしません。本業のために休みは必要です。この原則は守ったほうがいいと思います。

 

2.辞めたいと思ったときにすぐに辞められる

請け負うような仕事は、達成するまでやめられません。でも人間、事情が変わります。そのためのバッファとしての休みなのに、そこに「ねばならない」を入れたら人間余裕がなくなります。そして本業に影響します。

副業だと思って始めたことで、負担だと思ったら、すぐ辞められるのが副業にふさわしいと思います。辞めることで何かを失うようなことは副業としてはやってはいけないと思います。

 

3.楽しいこと

本業の休みとしての余暇は、楽しい方がいいです。ここに「楽しい副業」があると矛盾しません。趣味の延長でもいいでしょう。楽しいことを副業に置かないと、休みが減っていきます。楽しいことは大切です。

 

では何が副業としてふさわしい?

開発エンジニアであれば、WEBサービスを作れると思います。私はインフラ系なので作れませんが(残念)。例えば、WEBサービスが非常に世間に受けて、たくさんのPVを稼げるとします。そうすると、そこにアフィリエイトを置いておけば、WEBサービスが何もしなくても稼いでくれますよね。もしくは広告ではなく、Osushiみたいに手数料収入を発生させる方法もあります。

そんなWEBサービスを作るまでは、要件を定義したり、製造したりデバッグしたり。そして開発中は1円にもなりません。でも、もし当たったら、何もしなくても収益が生まれます。このようなサービスによる収入は、自分の労働時間に比例しません。もちろん辞めたいと思ったらすぐに辞められます。そして自分が作りたいものを作るのは楽しい!ですよね。

こういった、「労働時間に比例しない」「辞めたければ辞められる」「楽しい」といったことが、本来のシステムエンジニアとしての副業だと思います。もちろん友達同士で取り組んでもいいかもしれません。お金が絡むので慎重に。でも成功したらそれこそ共同経営の分野です。

また、エンジニアから離れるとすれば、例えば料理が好きなら、料理ブログを作って広告収入を狙ってもいいかもしれません。コーヒー好きなら土曜日だけオープンするカフェを開くとか。

何しろ楽しさの先にしか副業はないと思います。

 

上記はあくまでも例です。副業は、今、パワーワードになっていていろんな人が今後興味を持つとは思いますが、ぜひ、本記事を参考頂きたいと思います。