ちょっと話題になっているこの記事を読んでみて。
この記事を書いている人は実はマルチタスクができているが不完全燃焼感があるのであって、決してできない訳ではないと思います。ブックマークコメントでも散々指摘されているのでそこはスルーします。
今回は、あくまでも自分の仕事の仕方をまとめてみようと思った次第です。
自分の仕事の仕方
1. 自分の責任で今日中にやらなければいけないことを整理する。
何個あるか数えます。10以上あったらおそらく全部こなすのは難しいと思います。手をつける前に周りに相談して手わけします。もし周りがいなかったら徹夜を覚悟します。何しろ今日中にやらなければいけないことをやるだけのリソースは事前に確保します。また、本当にやるべきことなのかという議論・疑問もこの時点で解決しておきます。よくよく考えるとやらなくていい仕事って実はあって、何も考えず取り組んで時間を無駄にすることがありますので、できるだけはじめに排除します。
なお、無理なら無理できちんと主張します。ここで無理と言わない場合は、絶対にやり遂げます。プロとして・・。
2. すぐ終わるものからやる(数を減らす)
ここで、たまに「重要なものからやる」という人を見ます。一見それは正しいのですが私はそうしません。「最もすぐ終わるもの」からやります。だいたい15分以内にカタがつくものを想定しています。
この分野は、自分が得意なもの、サクサク作業できるものです。
3. 1つのタスクを一度始めたら終わるまでやめない。
電話やチャットなどで割り込んでくる人がいるのですが、「作業中だから後で!」って一喝することが多いです。割り込みを許容してたら生産性がメチャクチャ下がります。その仕掛かり中の仕事が終わったら、割り込ませるかどうか考えます。
タスクが1つ終わったら、割り込みして来た人と相談します。
4. 割り込みの仕事は優先する
3とは矛盾しません。割り込んだ仕事はだいたい、鮮度の高い仕事が多いので早めにやったほうが喜ばれることが多いです。したがって(仕事主の信頼を得られるという意味で)コストパフォーマンスが高いと思っています。
また、割り込んでくるような価値のない仕事の場合は、「忙しいのに割り込んで来ないで期限を遅めに切ってメールしてよ」っていう感じで牽制します。何度も優先度の低い仕事を割り込まれたらいいことは何もありません。
とにかく時間のかかりそうなものは後回しにして、2、3、4をループします。時間のかかるものだけになったら5に行きます。
5. 時間がかかる仕事は、仕事の数を十分に減らしてから取り掛かる
ここまでに至ると、時間がかからない仕事をどんどんこなした後のため、仕事の数自身はスピード感のある形で少なくなると思います。
その後、手持ちに時間がかかる仕事が3つも4つもあったら、全てを当日仕上げるのは難しいと思います。少なくとも1つにこの時点で絞りたいです。またはじめの段階(項番1)でその他の仕事は他の人に割振れているといいのですが、そうできない場合は、次の日にまわせるかです。まわせないのなら、徹夜を覚悟します。それぐらいする価値があるかをきちんと考えます。
なお、この仕事を次の日にまわせるのなら、残業なんてする必要がありません。
あとはもう、シングルタスクの領域だと思います。大事なのは、優先度より数を減らすことに注力していることです。時間がかかる本題の問題に取り組むときに、数を残しているとそれに付随する色々な人々が進捗を確かめに来て非常にめんどうくさい思いをしたことがあります。
補足
上記の方法は私個人においての原則論でありいろいろなやり方があると思います。全く違う方法があっても驚きません。
たまーにマルチタスクに巻き込まれることもありますが、これをうまくさばくのは、仕事の醍醐味の一つでもあります。自分なりのマルチタスク攻略法を極めることは楽しんでやった方が、より気分的に楽で、段取り能力も上がると思います。
たまにならこういう状況は私は好きですけどね。毎日じゃなければ。