今週のお題「ひな祭り」
たまには、はてなの「今週のお題」に乗っかってみます。
経済から見た雛人形
こういうイベントごとって経済とすごく連動していています。例えば正月、バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日、ハロウィン、クリスマス。あとは最近だとブラックフライデーとか、節分の恵方巻きとか。とにかく何か売ろうとしますよね。
ひな祭りだと、雛人形のビジネスはまだまだ健在でしょう。日本人形協会の2014年のリリースを見ると514億円とあります。少子化のこのご時世であっても、第一子には購入する機会が多いでしょうから事業構造的には強い方だと思っています。少なくともガラケーがスマホに変わるようなことが起こりにくく、また、できるだけいいものを買おうという発想が強く、いわゆる大量生産で格安なものをわざわざ消費者も買いません。
雛人形の手放し方
日本人形協会という日本人形の元締めのような組織があるのですが、こちらが雛人形について面白いプレリリースを出しています。
なかなか長いタイトルですが、SEO対策も兼ねてるのかなあなんて。
で、この記事、面白いですよ。
雛人形って子供が大きくなるといらなくなりますよね。特にいつまで飾らなければいけないという決まりもないのも日本ぽくて素敵ですが、それそれで成人したらさすがに飾らないよねという。
で、子供に譲るのはダメ、って買いてあります。
半数以上が手放すイメージとして「自分の子どもにあたえる」という間違った認識をしていることも明らかに なりました。ひな人形は、手放す際には神社やお寺で供養をしてもらうことが正しい手放し方です。
そりゃ、代々渡されたら、人形が売れなくなる(笑)。協会らしい発想ではありますが、一方で日本人形にも寿命があると思いますので、作り手からすると新しいものを手に入れてもらいたいというのも合理性はあります。
結構協会も厳しくて、粗大ゴミに捨てるなんてとんでもない、だそうです。神社やお寺で供養するのが唯一の方法のようです。また、一人一人形とも言ってます。子供が次に生まれたらまた買って、と。なかなか攻めますね日本人形協会。
もともとの雛人形の役割として、厄の身代わりという意図が強いので、使い終えたら倉庫に眠らせるのではなくちゃんと手放しましょうねということのようです。
SNSと絡めた楽しみ方
ついでに2017年の日本人形協会のプレリリースもご紹介。
イマドキママのひな祭り実態調査! おひな様と一緒に娘のオシャレを楽しみたい母親は4割 “フォトジェニック”なひな祭りが今年のトレンド!?
4割のお母さんは、5歳以下の子供に着物やドレスを用意すると。ほーそんなもんですか最近は。確かに写真スタジオなんか以外と生き残ってますもんね。最近は逆にスマホのおかげで写真を撮ることが昔より身近になっているような気がします。
写真があればSNS。インスタにあげるんでしょうね今は。
あと、雑学的な情報も。
ひな祭りのお祝い料理としては、お寿司とはまぐりのお吸い物がつきものです。お寿司が好まれるのは、ちょうど新鮮な春の魚介類が出 回る時期なので、季節感を味わうのに適しているためです。また、はまぐりは、他のはまぐりのフタとは絶対に合わないところから、女性の貞節を教える意味で使われます。
むう。世の中知らないことばかりです。
それでは、よいひな祭りを。