私は、小学二年生のときに、MZ700という、シャープのパソコンを与えられ、そこからずーっとコンピュータの進化をこれまで見てきたので情報処理能力は、人よりあると思う。
物心つく前から、if文やらfor文やら打ち込んでいたので、他の人よりは情報を処理する思考に長けているのは実感している。
保育園時代は、電卓を一日中触っていて、親に隠されたのを覚えている。
で、今やインターネットが情報処理の主役となり、まるでネットとつながることで情報神になれそうな勢い。世界全てを、それぞれの個人が把握できるようになった、雰囲気だ。
でもね、インターネットにはいっぱい情報があふれていて、自分が知りたい情報にアクセスできるかって、それは情報処理能力によるところが大きい。よく職場で質問され、ググれよと思うんだけど、ググった結果到達できてないことが多い。検索キーワードがおかしいのか、一番目の検索結果が正解だとわからなかったとか、色々あるけれど。
インターネットに沢山の情報があるけれど、結局探してくれてるのはグーグル先生であって、先生がつかむ情報ってインターネットの一部も一部。SEOとかいう、グーグル先生に構ってもらうための技術も生まれ、我々が全体知と思い込んでいるインターネットは、ほんの一部の偏った世界となっているのが真実だ。
だから、本当にインターネットを使いこなすためには情報処理能力が欠かせない。リテラシーとかいう高尚な概念ではなく、現代文とか算数のレベル。
最近は、youtubeとかインスタグラムとか流行ってるけど、あれって情報処理を言語化できないから映像や写真でつかもうという現象だと捉えられる。素早い情報伝達が重要なので、文字や記号が生まれたのに、残念ながら時間のかかる映像や情報量の少ない写真にメディアが移っている。
インターネットの世界には、共有することで価値のある情報は非常に多いのだが、占有することで価値のある情報は、ない。当たり前だ、お金を払えというお話なのだが、そのあたり勘違いしている層は多いと思われる。
ここまで話して、頭から冷や水を浴びせられたような人がいれば幸いだ。インターネットは理想郷でもなんでもない。現実世界と同じで、参加する主体が成長しないと歪められた情報で毒されてしまう。
と、思いました。