orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

アメリカと中国がIT業界をハードフォークする日

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緊迫する米中両国、そして巻き込まれたカナダ

ファーウェイCFOの身柄をカナダが確保している件、もはや国同士の威厳をかけた案件となっています。

 

www.jiji.com

【北京時事】中国外務省の楽玉成次官は8日、カナダの駐中国大使を呼び、カナダ当局が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕したことに強く抗議し、即時釈放を要求した。米中間で激化する摩擦にカナダが巻き込まれる可能性が出てきた。

 

実刑30年などという大変な話まで出てきており、中国も絶対に引けない案件となりそうです。

 

jp.techcrunch.com

孟はHuaweiのファウンダー、 任正非(Ren Zhengfei)の娘だが、保釈審理をその場で取材したジャーナリストのツイートによれば、30年の実刑を言い渡される可能性がある。 アメリカ司法省は孟がHuaweiの秘密の子会社SkyComにアメリカの制裁措置に違反するイランとの取引を実行させた疑いを持っている。このとき、制裁を免れるためにアメリカの金融機関に虚偽の事実を告げたという。

 

米中貿易の不均衡に対してのらりくらりとかわし続ける中国に対して、アメリカが瀬戸際外交を仕掛けた感があります。この状況が打開できずこう着状態が続くようであれば、もはやアメリカとカナダ間の問題になってしまい、破局的な状況も現実的になってきたように思います。

 

www.chunichi.co.jp

 日本政府が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を政府調達から事実上、排除する方針を固めたことについて、在日中国大使館(東京)は9日までにウェブサイトで「(事実であれば)両国の経済協力のためにならず、強烈な反対を表明する」と非難する報道担当者の声明を出した。

 

もちろん、日本も他人事ではありません。 

 

1枚岩のIT業界が分裂する日

 

世の中のパソコンやサーバーはかなりの割合で中国が製造しています。この中身はアメリカ企業の部品で作られています。アメリカの設計図で、製造は中国。

もしアメリカが中国に設計や部品を供給しないと決めたら何が起こるでしょう。アメリカ企業は製造拠点を大きく見直す必要があります。明らかに製品供給力が大きく落ちて短中期的には大きく部品不足になります。

次に、中国は自国で設計をし自国で製造することになります。ファーウェイの件も見てわかる通りもはや中国には自国で設計し製造する能力があります。中国のアメリカ互換製品については中国自体で利用し続けるのと、アメリカの非同盟国へ輸出することができます。

アメリカ、およびアメリカの同盟国・友好国のITと、それ以外のITが分裂する。仮想通貨の世界で言えばハードフォークが起こると考えるのは私の主観的な仮説です。また、ヨーロッパやロシアが独自色を出してくると分裂は二つではなくそれ以上になる可能性もあります。

オープンソースも成り立たなくなります。これまで公開してきたオープンソースがすでに中国にコピーされていることは仕方がないにしても、これから公開される技術は中国には決して使われたくないでしょう。そして中国も同じことを考えるはずです。アメリカ側に渡したくないオープンソースが出現します。オープンソースの世界もハードフォークされると考えます。

もっと地球規模で考えると、通信網すらアメリカと中国で分断される可能性があります。

私がハードフォークと言う根拠は、ハードウェアもソフトウェアもネットワークも、全て分断されることです。そうなったら、これまで安定した秩序を保ってきたITの世界も大混乱に陥るのは間違いありません。これまで使っていた技術は地球規模で分断されるのです。GDPRあたりからグローバルなアメリカ主導の単一ルールに黄信号が灯っていましたが、本件は決定打になりかねません。

 

日本はアメリカ側に付くだけだが・・

日米安保条約しかり、アメリカは日本側に付くだけです。しかし目の前には中国。海はありますが国境は接しています。

完全に中国とデジタル的なつながりを無くすと、大混乱でしょう。NECや富士通のパソコンは半分中国レノボが資本を持っています。東芝のパソコンはもはや台湾ホンハイ配下ですが、この台湾の扱いも大変センシティブで、中国はアメリカサイドに着くことを絶対に許さないでしょう。協業全てを見直す必要に迫られます。

中国のハイテク企業へ部品を提供している日本の中小企業もたくさんありますし、これをアメリカが許さないとするともう全く影響が読めないところです。

瀬戸際外交の破局が意味するところはIT業界のエンジニアにとって、非生産的な状況を意味します。今後本件にて発生するいろいろな状況の変化を敏感に察知しながら、なすべきことは何か主体的に考えて行動していかないと個人レベルでも大きく結果が変わってきそうに思います。

 

「エンジニアが転職で優良企業を見極めるために知っておきたい5条件」を読んでみて個人的な感想を書き連ねる

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SES企業に転職?

SES企業推奨?の記事があったのでコメントしておきます。

あくまでも個人的な意見なのであまり気にしないでください。

 

engineer-club.jp

 

感想

これって、準委任契約で他社のオフィスに常駐する仕事をたくさん取る会社からヒアリングしてつなぎ合わせた記事なんですかね・・。

 

近年、ITエンジニアは様々な企業から引く手あまたです。その理由は、ITエンジニアの求人倍率が7.08倍(2018年10月時点※1)という異常値となっており、IT業界全体で人材不足が加速している為です。

そうですね。

 

人材のとりあいが発生している事により企業側もいかに自社を良く見せるかに力を入れる為、様々な面において過大表現する企業も出てきていますし、会社としてアピールする特色が少ない企業ほど給与を通常よりも高く提示し採用しようとしているという実態もあります。

過大表現は昔からあります。ただ、給与を高く提示して採用することは何も悪くないのではないでしょうか。アピールする特色が多ければ給与は低くてもいいということ?。

 

給与は突然下がってしまう事があっても、エンジニアとして積み上げてきたキャリアや実績はなくなる事はありません。キャリアを積み上げていく為の転職が将来の安定へ繋がると考える事が出来るのです。

それでは転職時の給与水準は最も大事なポイントだと思います。キャリアが満足できるものであっても転職で給与が大きく下がると将来が安定しないですよね。

 

転職をする際に給与を軸に転職活動をするのはおすすめしません。

こんなこと言う人と出会ったことはないけどなあ。だいたい求人倍率が7.08倍な状況で給与を軸に転職しないって理解できないなあ。

 

入社時の給与が高くても入ってみた結果、仕事内容や働く環境が劣悪で給与もその後上がっていかなかったとなれば、その会社で長く勤めていくのは難しいと思います。

 入社時の給与が高くて、仕事内容や働く環境も優秀で、頑張り次第で給与が上がっていく会社を見つけた方がいいんじゃないんでしょうか。その見極めができない人は転職しないほうがいいと思いますよ。

 

このことから、転職で「給与を上げる」ではなく、キャリアデザインができる会社でエンジニアとしての価値を上げ結果として自分の努力で給与が上がった、といった働き方が出来る会社を選択していきましょう。

 今なら両方手に入ると思いますけどね。売り手市場の仮定さえなければ、給与は現行のままでキャリアアップを目指すというのはアリなんですが。裏を返せば、給与水準を上げずに人を集めるのが大変ということと理解すればいいんでしょうか。

 

エンジニアとしての価値を高めれば高めるほど今後の給与が保証されると考えましょう。

それなら転職時に高い給与を提示されるということは、エンジニアとしての価値を高めていることと同じ意味だと思うんですがね・・。

 

キャリアデザインがしやすい環境には、以下の3つが必要です。

- 選択できる仕事が豊富であること

売り手市場では転職先が豊富なので、選択肢はそもそもたくさんあります。なぜ転職先の企業に選択肢を求めるのかよくわかりません。

そもそも、会社に入って、自分のキャリアデザインがこうだからその仕事受けませんとかってできないと思いますよ。転職先の業務内容を調べるときが一番自由だと思います。

 

- 評価制度が明確で、実績に応じて給与やポジションを考慮してくれること

ここは何回読み直しても解釈が難しい部分です。評価制度が不明確で、実績に応じて給与やポジションを考慮してくれない会社ってどういう会社なんでしょうか。

 

- 技術面、ビジネススキル面等を学ぶ環境が充実していること(研修、現場問わず)

 裏を返すと、SES契約で仕事が取れた時の社員のスキルミスマッチは会社の信用を落とすので、社内研修を整えて会社側が社員を理解しているというのはあると思います。何せ自社にほとんど社員がいないのですから。

 

実はSESはエンジニアにとってキャリアデザインがしやすい働き方で、技術を磨きたい人にとっては最適な環境ともいえるのです。

 SESは、契約方法であって働き方とは何も関係ないです。

SESであっても、派遣契約とは違い顧客から指揮を受ける必要はないので、常駐である必要すらありません。

 

しかし、ITエンジニアの転職先として長らく敬遠され「大手SI等で採用してもらえない人が仕方なく進む道」というイメージをSESに対して持つ人が多いと思います。

その理由は

・一度派遣先に入れたらクレームが出るか本人が辞めたいというまでほったらかしで、帰属意識も芽生えない
・給与が低い
・案件が魅力的でない
・正社員となっても派遣社員と働き方はほぼ一緒
・炎上案件ばかりに次々と投入される

SES契約で、「一度派遣先に入れたら」って書いてありますが。SESで派遣先という言葉を使ったら、実質派遣で偽装請負と解釈されかねませんね。

全体的に、あんまりSESかどうかは関係がなくて、社員が自社オフィスではなく常駐先での勤務となる場合に、所属会社のフォローがないことを表現されているのだと思います。

請負契約でも、自社業務でも、炎上案件に次々と投入されることだってありますよね。そもそもできる人ほど炎上案件にアサインされがちです。

 

確かに10年前は本当にひどい状況の企業が多かったですし、もちろん今なお、そのようなSES企業が散見されるのは事実です。

しかし、最近は選び方次第では自分のキャリアデザインをしやすく、技術力以外のビジネスパーソンとしての教育にも力を入れている企業も現れはじめているのです。

 今もいることをさらっと認めているのが潔いなあと思います。

このビジネスパーソン、というところはミソで、ビジネススキルの低い人を得意先に常駐させたときにクレームのとばっちりをうけるのがSES企業(この言葉、使い方あってますかね?)なので、力を入れざるを得ないのです。生き残っているのはそういう企業ということですね。

 

1つ目の理由は、プロジェクト数が豊富で自分の努力次第でフェーズを上げていけるからです。

フェーズを上げるという単語も、個人的に混乱するのですが、人手不足ということは案件も豊富と言うことで、このメリットは転職時にこそ使うべきだと思います。

 

請負型や自社サービス型の場合は、会社が成果物に対して責任を負いますので、受けられるプロジェクト数も限られてきます。そのことにより、ポジション数も限られます。

成果物責任があるとプロジェクト数が限られる??。成果物責任がないと受けられるプロジェクト数は限られない??

うーん???

 

例えば、テストをずっと担当していたAさんが自己研鑽に励み成果を出し、上のフェーズのプログラマーに上がりたいと思っても、先輩社員がプログラマーのポジションにいる場合は席が空いていませんのでチャレンジする事が出来ないのです。

フェーズっていうのは、ウォーターフォール型開発プロジェクトにおける上流・下流の意味だったんですね。しかしこの理屈なら、このプロジェクト永遠に終わらない気がしますがいかがでしょうか。人手不足なんで、できる人はどんどん上流に行きそうな世の中ですが・・。

 

しかし、SES企業は多くのプロジェクトの中から社員の希望やスキルに合わせて関わるプロジェクトが選択されるので、現在関わっているプロジェクトの中でこれ以上スキルアップ出来ないと判断された場合は別のプロジェクトに移り、よりレベルの高い業務を担当する事も可能であるといえます。

いえますかねえ・・。それじゃあその空いたポジションはどうするんだろう。まあ、社員の単価を上げると会社の利益になるので、より難度の高いプロジェクトに転用することは会社にとってWinでもあります。逆に、どこにも割り当てのきかないスキルの低い人はこういう要員の空きの穴埋めに使われ、これがSESの評判の悪さを呼び込んでいる要因だと思います。

 

だからこそ、自己研鑽すれば技術と努力次第で自分の担当しているフェーズを上げて行きやすい。つまり端的に言えば、自社開発等に比べ組織ピラミッドの数が莫大に多いので「上が詰まらない」ということです。

その組織ピラミッドって、常駐先のことを示しているんですよね・・。そんなに自己研鑽して技術があるのであれば、自分で転職先を見つけて待遇をつかんだ方がいいと思います。

 

2つ目は、「中小」であるからこそ社員一人ひとりに寄り添った教育やプロジェクトへのアサインがやりやすくなるからです。

どんどん話が分からなくなっていくのですが、SES中心の企業って中小なんですか?

中小だと大きな案件が受けられなくって二次請け、三次請けの可能性が高くなっていくのが単純な市場原理なんですが・・。給与で決めるな、中小がいい、本当でしょうか。

 

企業規模が大きくなるとどうしても一人ひとりの成果や成長に対して目が届かなくなります。その為、努力をした分のチャンスや報酬を受けるのが難しくなり、就業年数や担当フェーズなどで一律の評価を受けることが多いでしょう。

企業規模が大きくなったらバックオフィス側も増やすでしょう。バックオフィスは中小のままで技術者だけ増やしたらフォローアップが追い付かなくなるのはわかりますけどね。また、企業規模が大きい方がよい案件は取りやすいですよね。

 

なので「中小」規模で社員の成長を大事にしているSES企業は、自分自身の技術や将来のビジョンに照らした場合、成長しやすい環境と言えるのです。

 「なので」の意味がわかりませんでした。

中小でなくても、SES企業でなくても、社員の成長を大事にしている企業は成長しやすいでしょうが・・。

 

3つ目は、仕事の受け方の中心が請負であるSIとは異なりアウトソーサーは準委任や派遣型だからです。

だんだん私も書いてて苦しくなってきたのですが、派遣型とは、派遣契約とは違うんでしょうか。説明的には派遣契約と同義に見えます。SESでもSIしますけどね。この記事ってSES契約の話だったような気がするのですが。

 

請負であれば成果物に対してお金が支払われる形態ですが、準委任や派遣型の場合は人に対してお金が支払われますので、人の能力が高ければ高いほど高い金額が顧客から支払われ、会社の売り上げアップにつながります。

 SES契約はIT業界での造語で、実際は準委任契約のことを指します。ITサービスともよばれますが、サービス行為自体に価値があり、これを顧客へ提供することで対価を頂くことを指します。

人に対してお金が支払われているのではなく、サービスに対して支払われているんですね。

まるっきり派遣契約の説明であるので、これなら派遣中心の企業に属したほうが法的に安全だと思います。SESなのに顧客の指示を受けて実質派遣状態となり、偽装請負にならないように気を付けましょうね・・。

 

企業側の考え方も、SIの場合はよりよい成果物を提供することを目標としていますが、アウトソーサーの場合は、社員一人ひとりの能力をいかに上げていくかが目標となるといえます。

???!。これって背反的な話なんですかね。

 

このことから、会社が社員の成長に対して力を入れるのは、アウトソーサー系企業が多いと考えられるのです。社員の成長に投資する会社に身を置いた方がキャリアアップを目指しやすいでしょう。

 筆者も書いていて、悩まなかったんでしょうか。請負の会社って社員の成長に投資することに後ろ向きと言わんばかりですが。

 

3.良いSES企業はまだまだ少ない。優良SES企業を見極める5条件

 少ないんかーい。

 

SES企業が自身のキャリアアップにおいて優位な環境であることには一定の理解ができたものの、それは本当に優良な企業の場合であって、「そうでないSES企業が多いよね」という声が聞こえてきます。

 一定の理解・・。

聞こえてくるのはどこから・・?

 

残念ながらそれは正であり、SES企業に所属すればどの会社でもキャリアアップ出来るのかというと、それはあり得ません。キャリアアップ出来る会社とそうでない会社があります。

 まさかのトーンダウン・・。

 

また、その落差というか格差が激しいのも業界の特徴ですので、間違ってもキャリアデザインが出来そうにない、つまり以下の5条件に当てはまらないような企業への転職はお薦めできません。

落差・・格差・・激しい・・。

この記事ってSESはいいぜ!っていう記事でもないんですね。

 

3-1.新卒や未経験者中心でなく、中途経験者のエンジニア採用に成功して伸びている企業

現在の状況で人を集められている企業ってすごいですよね。

いろいろと疑問符が付く記事ですがこの部分は結構同感です。

 

ただし、中途採用に成功している企業は両極端で、特にキャリアアップ等には施策がないものの年収だけを高く提示し採用に成功している会社も多くあります。キャリアアップを重視するのであれば、年収面で採用に成功している会社ではなく、社員のキャリアアップに対する施策で採用に成功している会社であるかどうかを見極める必要があります。

 年収は高い方がいいです。また、どうせ常駐先の仕事にスキルが寄るのは仕方ないので、であれば有利な案件を受注できそうなブランドのある会社に入るのが普通の考え方だと思います。キャリアアップに対する施策って具体的には何かが曖昧なので、後々ポイントとなりそうです。

 

3-2.人間力教育の仕組みにきちんと投資がされている企業

これはSESは関係ない話ですが、特に客先常駐となると人間性は大事です。自社の社員が自社のオフィスにいないという状況の場合、自社の「やらかさない」ための生き残り施策と言えます。

 

 ですので、人間力教育に投資している会社というのは、目先の活躍だけではなく社員の将来のキャリアを考えている会社といえるのです。

逆です。目先の活躍のためです。現場で必要な技術はさまざまなので、技術力に対する研修を行うより、人間力(この言葉であってますか?)に投資したほうが有意義なのです。お客さんにかわいがられる社員であれ!、ということですね。

 

3-3.営業力が高い企業

世界中のほぼ全部の会社に当てはまります。

完全子会社で顧客が親会社のみであっても、営業力は必要でしょう。

営業活動しなければ受注はできません。

 

3-4.人事評価制度が明確である企業

世界中のほぼ全部の会社に当てはまります。

 

3-5.40代以上のITエンジニアが多く活躍している企業

結局、人月単価だと40以降は厳しいということを言いたいんだと思います。

人月に対して高い価格設定は最近相当やりにくいと思います。その会社にとても高い技術があって、その技術に価値があればSES契約で技術援助を行い、それに高い価格を設定することはできます。

したがって、40代が・・というより、シンプルに高い技術力があるかどうかを転職時に見極める必要があるでしょうね。それを担保に、40代が活躍できるということです。

何の技術的特色もなく、人を差し出しているようなビジネスモデルなら、30代までで待遇がストップしてしまうのは仕方ないと思います。

 

4.こういう会社だけは避けたい!3つの特徴
4-1.面接で案件の話しかしない会社

 それは避けた方がいい!

 

4-2.提示給与は高いが、その後の昇給の方法が明確でない会社

何度も言いますが提示給与は高い方がいい。

昇給の方法が不明確なのはマイナスですが、いくら明確であっても中に入ってみないと事情はわからないでしょう。話が違うはよくある話ですし、従って中小にはリスクもあるしリターンもあります。社長に気に入られれば一発昇進なんてことも中小ならではですし、逆のパターンもあります。

 

4-3.20代ばかりの会社

20代ばかりの会社で、SES顧客常駐、もしくは派遣ばかりってどんな状態なんだろうとは思いますが・・・。

そもそも、今後少子化が進み、給与単価の低い20代ロンダリングって成り立たなくなると思いますね。

 

5.さいごに
エンジニアのキャリアデザインは意外にもSES企業で実現しやすく、ただしそれは優良なSES企業に限った話であることがおわかり頂けましたでしょうか。

申し訳ありません。私にはわかりませんでした。

優良なSES企業に限ったというより、優良な企業ということではありませんか?。

 

優良なSES企業か否かを見極めるには、中途経験者の採用に成功しており、人間力教育の投資がされており、営業力が高く、人事評価制度が明確で、40代以降のエンジニアが多数活躍していること、の5点を確認すれば良いということです。

この文脈を好意的に捉えるならば、準委任契約で顧客常駐を中心にしている企業は、取引先との関係が濃厚で需要が安定していて、自社でマネジメント研修やビジネス研修の制度を持っていることで社員の品質を担保し、40代以降もバックオフィスを充実させることでポストを作ってあげられることが必要ということだと思います。

これって中小だと厳しいんだと思いますけどね・・。

 

大手企業に比べ、SES企業はますますブラックだというイメージもあるようですが、実際に教育に投資している企業の場合、自社のエンジニアに大量の残業を強いてしまうと、せっかくコストをかけて用意している講座や研修に参加できない社員が増えるだけですので、残業の少ない現場を選んだり、あまり稼働が高くなるようであれば営業が交渉したりと、実はコンプライアンス遵守の傾向が強いことも申し添えておきます。

 コンプライアンスって残業を少なくすることと同義なんですかね・・。

うーん。

まあ最近は、労基署も厳しくなっていますので、コンプライアンス=労働時間、となるのも不思議ではありませんが。

 

もちろん大手でないと出来ない仕事もあるにはあります。ただそれは技術ベースの話しであって、60歳まで最前線で働くにはビジネスパーソンとしての教育に本気で取り組んでいるSES企業を候補の一角に挙げてみてはいかがでしょうか。

61歳以降はどうなんですかね・・。

 

まとめ

今回の文章で、よし!SESだ!、なんて読める人がどれくらいいらっしゃるかわからないですが、SESの中にもいいSESがあるんで、話聞いてもらえませんか?、と言ったところでしょうか。

この記事は、派遣契約と準委任契約(SES)の表現があいまいです。結局は契約の問題ではなく、何をするかということと、法律を遵守しているかが大事なことだとは思います。

少なくとも派遣主体なら派遣契約であるべきです。偽装SESとなっていないかどうかは転職時にチェックすべきでしょうね。

会社なのでビジネスモデルが良ければ成長しますし、だめなら継続できないだけです。成長する会社を見極め、社員も企業も取引先もWin-Win-Winとなる状態を目指すことが転職では一番大事なことだと思います。

以上、個人の感想でした。

 

Notes/Domino、忘れかけていた淡い思い出

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Notes/Domino、忘れかけていた淡い思い出。

実は、昨日書きました記事のアクセスが止まない状況です。私の世代ぐらいのエンジニアはたくさんの人が若いころにNotes/Dominoと格闘していて、忘れかけていた淡い思い出がたくさんあるのではないかなと推測します。

 

www.orangeitems.com

 

Notes/Dominoあるある

思い出しながら、Notes/Dominoのあるあるを書いていきます。

 

names.nsfに始まりnames.nsfに終わる、のにnotes.iniって何よ

クライアントをNotes、サーバー側をDominoと言うのはバージョン4.5からはじまったようですが、何しろNotes/Dominoの基本はnames.nsfでした。

設定までノーツデータベース化していて、ノーツクライアントで設定を開いてGUIで設定します。

アドオンを入れるとnames.nsfの中身(テンプレート)も変わって、機能が増えるたびにnames.nsfが更新されているというアーキテクチャーでした。

で、注意すべきはnotes.iniというテキストファイルが存在し、起動時にこれを読み込んで動きが変わることです。

サーバーやクライアントの NOTES.INI ファイルを変更する必要はほとんどありません。NOTES.INI ファイルには、IBM Domino や IBM Notes が正常に動作するために必要な多くの設定が含まれています。 このファイルを誤って変更すると Domino や Notes が予期しない動作をすることがあります。このため、特別な状況で使用したり、IBM® のサポートサービスが推奨したりする場合のみ、NOTES.INI ファイルを編集してください。

IBM Knowledge Center

names.nsfを目をさらにして調べてもわからず、 notes.iniに変な呪文が書かれていて消費したこと数度。

 

壊れやすいデータベースを壊さないためにいろいろやらされた

Notes/Dominoは、いわばデータベースがいっぱいあるという考え方です。このデータベースファイルは、拡張子が*.nsfでしたがこの中にすべてのデータが入っていました。

OracleやMySQL、PosgreSQL、DB2やSQL ServerなどのRDBMSと違い、トランザクションログの考え方がありませんでした。したがって、特に昔の性能の低いパソコンではデータベースが壊れることがよくありました。

そうならないように、fixup、updall、compactを定期的にやりなさいというのが宗教的信条となっていました。これをスケジュール実施することがシステム運用の肝みたいになっていました。

なおfixupはDBの整合性チェックと修復処理、updallはインデックスの更新、compactは削除フラグが立っているところを実際に削除して圧縮することです。

今のRDBMSは自動でやってくれるところですが、さすがに1990年代に出た製品なのでメンテナンスまで実装しないといけなかったですね。

ちなみにDominoにはデータベースエンジンをDB2にするなんていうエンタープライズ設計もありましたが、使っていた現場もあるんですかねえ・・。

 

リンクしまくっていて、ある日不具合が出る

Notes/Dominoは、何が便利かって、自分のデータベースの中で別のデータベースのデータをリンクさせることができることです。

製品データベースを別で作っておいて、そのビューを全文検索し、これを自分のデータベースのフォームで使う、なんてことができました。

ある日突然動かなくなるフォーム。調べてみたら、参照先の製品データベースのビュー構造をかえちゃったらしいと。

データベースが1個、2個ならいいんですが、どんどん増殖していく中、運用者の仕事がどんどん増えていくパターンでした。そのうち「データベース作成申請書」とかができて歯止めがかけられ、便利何だか不便何だかわからなくなっていくのでした。

 

増殖するデータベースの権限管理が大変になってある日突然

この記事書いていて、最近のノーツの画面ってどうなのかなって調べたら、

 

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https://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/pdf/connectjapan2016_c-4.pdf

 

この通り、バージョン9になっても全然変わってない!。

それはさておき、この一個一個のボタンがデータベースなのですが、この一つ一つに権限を設定しないといけない。ある日間違って見せてはいけない部署に公開してしまっていて、読んだのか読んでないのかで大騒ぎになるようなこともありました。

人事査定とか経理情報とか、まあ血なまぐさい情報ですね。

暇な社員が、社内に面白いデータベースがないか探していたら、とんでもないデータが入っていて飛び上がって情シスにエスカレーションするなんてことも、あるあるなんでしょうね。

 

データベース作るのがめちゃくちゃ楽しい

若かりし頃に、ノーツデータベースで業務改善をやったことがあって、GUI+ノーツスクリプトでこちゃこちゃやったら結構情報が整理できて大成功したことがありました。

EXCELマクロを触れるぐらいの知識があれば簡単に開発できて、楽しかった思い出があります。逆に、有象無象のデータベースが社内に乱造されるという結果も引き起こします。

また、何せ、Notes/Dominoの導入コストはかなり高かったので、もしオープンソース化して、誰でも触れるようになればもうちょっと生き残ったのかもしれません。

今では、サイボウズのKintoneは結構世界観が似ているかなあと思います。

 

ディスク使用率100%とのたたかい

データベースはどんどん肥大化していきます。たくさん文書を追加して、消してを繰り返し、comactをかけないとしてもファイルサイズは増えていきます。ディスク100%になるとNotesやDominoは落っこちてしまいますので、データベースの自動処理がバグってディスクを食いつぶさないように気を付けたりメンテナンスしたりというのは重要なタスクだったように思います。

昔はそれほどディスク領域も大きくなかったですしね。

 

メモリ不足とのたたかい

昔の思い出です。ノーツの文書にぺたぺたビットマップを張り付けた結果、PCがメモリ不足で表示ができなくなる現象がありました。で、その文書を開いた別の人もひらいたらメモリ不足に。

マクロで削除したような気もしますが、今のPCだったら余裕しゃくしゃくなんですけどね。

 

まとめ

そういえば、別にNotes/Dominoが無くなるんじゃなくて、インドの企業に売却されるという話でしたね。もしかしたらもしかしたら、インドの企業がすごい技術を発揮してNotes/Dominoを生き返らせてくれるかもしれません。

今回、いろいろと調べてみて、私の知ってたNotes/Dominoと哲学やアーキテクチャーがあまり変わってなかったのが面白かったです。大昔によく遊んだ友達と二十年ぶりに再会したけど、あんまり変わっていないという感じですかね。

現在のクラウドサービスによるコミュニケーションツールは、ほんと便利になったようなあと実感しました。

 

なぜNotes/Dominoは廃れたか

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Lotus Notes dictionary definition | Lotus Notes defined

 

Notes/Dominoを思い出す

Notes/Dominoと言えば2000年前後はグループウェアの最高峰でした。

そもそも開発元のLotus Devlopment社はLotus 1-2-3をMS-DOS時代に開発して名を馳せたのですが、Windows 95後にMicrosoft Excelに表計算の代表の座を追われました。1995年のIBM買収後もLotus 1-2-3はWindows 95/98などで細々とリリースしたのですが振るわず、2013年に開発を終了したそうです。

さて、IBMが欲しかったのは1-2-3ではなくNotes/Dominoのほうでした。Notesはクライアント、Dominoはサーバーでしたが、いわゆるクラサバと言われるアーキテクチャーの代表格のソフトウェアと記憶しています。

当時の情シスはNotesクライアントを個人PCにインストールし、Dominoサーバーへ接続し社内のNotesデータベースを片っ端から登録すること、そして個人メールボックスが見られるようにすることが重要な仕事でした。ノーツデータベースは今でもおぼえていますがとても設計しやすく、VBライクなノーツスクリプトで結構いろんな演出ができたのを覚えています。結局のところ、誰も使わない過疎データベースが乱立しナレッジベース戦略が混沌とするところまでもお約束です。当時はGoogleなどのWebベースよりノーツの社内情報のほうが充実していた牧歌的な時代です。

クライアントにサーバー上のデータベースのレプリカ(複製)を作る機能もあって、外出先にデータベースの情報を持っていけるのも魅力でしたね。

Notes/Dominoが廃れたのは完全にWEB化の流れです。DominoもWebインターフェースを必死に実装しました。Notesワークスペースというデータベースアイコンを並べるトップ画面すらWeb化しました。NotesデータベースをWebブラウザで開けるようにもしました。でも、結局うまくいきませんでした。慣れ親しんだNotesクライアントより明らかに当時のWebブラウザは貧しい表現力でした。ユーザーエクスペリエンスを犠牲にしてWeb化しても、ユーザー側に何のメリットも無かったのでした。

また、情シスとしても、Notesクライアントをインストールしたり世話したりする手間が省かれる分、Web化は画期的だったのですが、Webに特化したサイボウズが当時出てきてNotes/Dominoのシェアを脅かし始めました。しかも、Dominoのインストールや設定、Notesデータベースの扱いと比べると、サイボウズはとてもインストールが簡単で使い勝手も心地よいものでした。大体このあたりで勝負が決まってNotes/Dominoはグループウェア界の草刈り場になっていったのでした。

 

手放すときが来た

そして、今年、IBMはNotes/Dominoを手放すときが来たと判断しました。

 

www.itmedia.co.jp

米IBMは12月6日(現地時間)、Notes、Dominoを含むエンタープライズ向けソフトをインドのIT企業HCL Technologiesに18億ドルで売却すると発表した。規制当局の認可が得られれば、2019年中頃に売却は完了する。

 

この前のRed Hat社の買収が340億ドルと言われていますから、全然埋め合わせにはならないのですが、歴史を知る私としてはちょっと感傷的です。

 

あと、さらっと重要なことも書いてあります。

 

NotesとDomino以外に売却される製品は、Appscan、BigFix、Unica、Commerce、Portal、Connections。

 

なんだか多いですね。特にBigFixやCommerceという製品はたまに耳にしていたので驚きです。やることがいちいち大胆だと思います。

WebSphere / Db2 / MQ / SPSSあたりの主力製品が含まれていなくてほっとしたかも。

 

ナレッジマネジメントは夢の址

ナレッジマネジメントという言葉がすごくはやったんです、Notes/Dominoの全盛時代。結局は2018年になってもナレッジがマネジメントされているとは思われず、ファイルサーバーに保管、ぐらいが関の山であとはググれということになるのではないかと思います。

これは、IT業界の人々がものぐさということではなく、技術の移り変わりが速すぎて詳しくナレッジを書きなぐっても、すぐ陳腐化して使えなくなるということの裏返しです。もう知識をため込むだけに時間を使うのに辟易してしまったと思います。それよりネットに次々出てくる情報をキャッチしたほうが良い、そういう流れです。

また、グループウェアとしての機能は、Googleカレンダーなどのクラウド型スケジューラーや、Slackなどのチャットソフト、BackLogなどの課題管理ソフトが個別に成長しました。ナレッジはマネジメントするものではなく、ソフトウェアを使えば使うほど自然とデータが溜まっていき整理されていくというのが、昨今のクラウド的なナレッジの使われ方だと思います。

Lotus 1-2-3なり、Notes/Dominoが見せてくれたものは確かに近未来で、私たちはその向こうを生きているんだなあと、やっぱり少し感傷的になった金曜の夜です。

 

追記

感傷ついでももう1記事書きました。

www.orangeitems.com

 

エリクソン製交換機証明書の期限切れ問題、ソフトバンクが証明書を定期的に直接更新することはないはず

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証明書の期限切れが根本原因

ソフトバンク通信障害の原因は、エリクソン製交換機の証明書が期限切れとなったことが根本原因だという報道が流れています。

 

www.itmedia.co.jp

詳細を解析したところ、ソフトウェア証明書バージョンの期限切れが原因だったことが判明。「完全かつ総合的な根本原因の解析は依然進行中で、現在は直近の問題解決に集中して対応している」とのこと。

 

ソフトバンクの運用ミス(オペミス)ではないと思う

証明書と言えば、SSLサーバー証明書が有名です。最近はWEBサーバーの通信は全てHTTPSにしようということで定期的に証明書を更新する作業もたくさんの運用現場で実施されていると思います。Let's Encryptでは証明書の期限が3か月であり証明書の更新作業すら自動化しているのも有名です(はてなブログもこれを使っていますね)。

さて、証明書を使うなら運用側が定期的な更新をセットでしなきゃいけないよね、ということで、ソフトバンク側の運用ミスじゃないかという声がSNSの一部で上がっています。この意見に対してNOと言っておきたいです。

最近はHTTPS通信をインターネットだけではなく、交換機等のソフトウェアでも利用するケースは増えています。私もいろいろとサーバーサイドのソフトウェアを触ってきましたが、内部的にHTTPSが流れているシーンがかなり増えてきました。HTTPSにおいては証明書を利用して暗号化することは必須ですので、内部的に証明書がインストールされています。そして、証明書ですから有効期限も含めて登録されています。

さて、この証明書ですが、通常はソフトウェア保守期間を考えて有効期限が設定されています。保守期限を迎えると今回のように期限切れによる不具合が発生するため、ソフトウェアのバージョンアップを行うと証明書も含めて更新されます。したがって、今回で言えば導入よりまだ9か月しか経っていない状況で、プリインストールされた証明書の有効期限がこんなに短いはずがない、のです。

交換機の保守期限までに、交換機のファームウェアのバージョンを上げることがキャリアとしての運用義務で、この時期もあらかじめ決められていたはずです。かつ、保守契約を結んだ企業がファームウェアのバージョンアップをすることになっていたと推測します。交換機などの重要機器を自前でバージョンアップすることはリスクが高すぎて推奨されません。

 

エリクソンが調べているはずのこと

エリクソン側は今、「完全かつ総合的な根本原因の解析は依然進行中で、現在は直近の問題解決に集中して対応している」とコメントしています。これは、なぜソフトウェアをリリースする際に、有効期限が極度に短い証明書が混入してしまったかについて調査を実施しているのだと推測します。

今回の交換機を使っていた通信会社が軒並み被害を受けていることから、エリクソン側のソフトウェアリリース体制、および品質保証に問題があったことは明らかです。

・証明書作成の際の手順、具体的な担当者への聞き取り
・品質テスト時の証明書チェックの有無と手順
・最終リリースの際のチェック項目、第三者チェックの有無

などをエリクソン側が整えて、再発防止策に盛り込むのではないか、と思われます。

ソフトバンクの運用ミスには当たらないと思っています。

 

以上、私の経験上の憶測ですが、参考まで。

 

携帯電話がダウンした運用担当者の夜を考える

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モバイル通信網が止まると何が起こるか

今日のソフトバンク通信障害の件は仕事には全く影響なかったのですが。インフラエンジニアとしてはかなり血が騒ぎました。絶対使える必要があるシステムが4時間半止まった、という状況はとても深刻な状況です。日中だったため、世間をよく観察して何が起きるかをつぶさに見ていました。

スマホとキャリアに両方に依存したサービスは全滅で電子チケットはソフトバンクユーザーは全く使えない状態になっておりました。クレジットカードは電気や電波なしで運用できるのでやはり強いなあと思った次第です。

また、困ったのはソフトバンクユーザーだけではなく、取引先や知り合いに連絡が取れなくなって困ったドコモ/AUユーザーもいらっしゃったようです。

一方で私と同じようにこの状況を観察してらっしゃる方も多く、日本人はこのような天変地異的なイベントには強い地域性があると認識しています。

 

もし夜間だったらどうか

さて、私は原因等々にはそこまで興味がありません。今回はソフトバンクだけ。しかも日中に発生し夕方に解決しましたのでまだ人力で何とか出来た状況だと思います。私が一番危惧するのは、夜間に類似の問題がたまたま自分のキャリアで発生した時です。

いろんな企業で、夜間のシステム障害対策を運用設計していると思いますが、だいたいが電話連絡がトリガーになっています。24時間シフトで運用ルームを持っていたとしても有識者が24時間常駐することは稀で、オペレーターが気が付き有識者にエスカレーションするのがよくある設計です。

さて、夜間、電波が何らかの理由で通じないとします。するとエスカレーションルートが全て切断されます。システム障害が起きても関係者につながらない。これは最悪です。ただただ時間が過ぎるばかりでこれはまずい状態です。しかし、運用設計において携帯電話が通じない前提をしている場合はほぼないと言っていいと思います。例えば宇宙人が地球を侵略することや、日本全土が停電することなどは想定しないでしょう。想定しないのは悪なのではなく、想定を決めるのが設計です。

少なくとも電話は通じるとして、電話を鳴らすことで夜は起きて対応する。電話が鳴るということは重要なことが起きている。これが運用担当者の肌感覚であり、メールなどは絶対に寝ているときはきがつきません。少なくとも私の感覚では電話が全てです。

 

どうやって重要障害に気が付くか

さて、携帯の通信が通じないとして、どうやって障害に気が付くべきでしょう。スマホは往々にして自宅のWifiにはつながっていると思いますので、このインターネット接続を活かすしかないと思います。おやすみモードをオンにしているとメールやチャットの通知がなくなりますのでこれはオフにしなければいけません。かつ、なんでもかんでも通知をオンにすると、例えば夜中に迷惑メールが来てこれに着信音を付けたら、発狂してしまいます・・。おそらくメールによるエスカレーションというのは、実際やってみると結構大変だと思います。AndroidのGmailは、ラベルごとに通知設定をカスタマイズできるのですが、iPhoneのGmailはそれができません。何でもかんでも通知するので、おやすみモードで通知を消すのですが、大事な大事なアラートだけは通知して、なんて要望には応えてくれません。AndroidのGmailは進化しているなあと思ったものですが、日本では汎用的な方法ではないと思います。

可能性を感じるのは、Slackのモバイル通知でしょうか。

 

get.slack.help

デスクトップとモバイルの両方で、特定のチャンネルや DM の通知を設定できます。通知が届くタイミングを選択することも、すべての通知をミュートにすることもできます。

 

エスカレーション専用のチャンネルを作って、そこに監視システムからアラートを突っ込んでメッセージを送り、着信したら盛大に着信音がなるように設定しておく。

他のチャットシステムでもサポートされているかもしれませんが、少なくともSlackではこれをサポートしていそうです。電話もSlackもWifiも落ちているなんて瞬間は想定してもしようがないかな・・と。{電話 OR (Wifi AND Slack)}という条件のもと、夜間のエスカレーション対策を考えればいいのかなと思った今日の通信障害でした。

おそらく、日中にドコモで起こったとしたら、「ドコモが復旧するまで24時間誰か会社に泊まり込みせい」とか言い出しそうな無茶な人も出てきそうなので、今のうちから自衛策は練っておいた方がいいと思います。携帯が通じなくても、夜中気づけますよ、と。

 

(復旧)ソフトバンク通信障害 2018/12/6 3G回線に切り替えれば通信ができるらしい

※(2018/12/6 21:40)復旧している報道がされています。記事は残しておきます。

 

大騒ぎとなっているソフトバンク通信障害ですが、4Gの障害ということで3Gをつかめれば、遅いけれども通信はできるようになるそうです。

 

iPhone

・「設定」を開く

・「モバイルデータ通信」を開く

・「通信のオプション」を開く

・「4Gをオンにする」を開く

・「オフ」「音声通話とデータ」「データ通信のみ」という選択肢が出るので、「オフ」を選択する

・上記を実施したうえで、「設定」のトップ画面に戻り、

・「機内モード」をオンにする

・しばらくして、「機内モード」をオフにする

上記で、3Gをつかめるようです。

ただ3Gが混み合っており、通信は不安定とのことです。

 

Android

・「設定」を開く

・「無線とネットワーク」を開く

・「モバイルネットワーク」を開く

・「優先ネットワークタイプ」を開く

・「4G/3G/2G(自動)」から、「3Gのみ」に切り替える

・「無線とネットワーク」に戻り、「機内モード」をオンにする

・しばらくして、「機内モード」をオフにする

 

追記

復旧しましたら4G設定に戻してください(上記の逆)。

戻さなければ3Gのままになってしまいます。

 

 噂レベルでは、下記の推察に興味を持っています。

ソフトバンクはエリクソンのvMMEを採用しています。

 

www.ericsson.com

 

※復旧したとのことで、本記事の更新は終了します。

 

 

ファーウェイを巡るアメリカと中国の貿易戦争をわかりやすく例える

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米中貿易戦争の本格開戦か

先週の米中首脳会談でトーンダウンするかと囁かれた米中貿易戦争は、全くそんなことはなくて、逆に双方が譲らず本格開戦したというほうが正しいと思います。週明けの株式市場の急落はどう見てもインサイダー的な下げ方であり、内部事情に詳しい投資家周辺は先に行動を起こしたと言えます。

 

こちらは今日12/6のニュース。

 

jp.reuters.com

[北京 6日 ロイター] - 中国の王毅国務委員兼外相は6日、前週1日にアルゼンチンで行われた習近平国家主席とトランプ米大統領との会談は「友好的かつ率直」で、両国間の貿易摩擦の激化回避につながるとの見解を明らかにした。

 

ほぼ同時のタイミングでファーウェイ副会長逮捕のニュース。

 

www.nikkei.com

カナダ司法省は5日、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の創業者の娘である孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕したと明らかにした。米国が経済制裁を科すイランに製品を違法に輸出した疑いで、米当局が孟氏の拘束を要請していた。米国政府は今後、同社に制裁を科す可能性があり、米中摩擦の新たな火種になりそうだ。

 

もう、イケイケです。

 

www.nikkei.com

背景にあるのは米国政府・議会が急ぐ中国の通信・監視カメラなどハイテク企業を排除する動きだ。中国が通信機器を経由して米国の軍事技術情報を盗み取っていると見るためだが、対米関係を優先すれば、製造・部品調達の見直しにもつながるだけに企業には困惑も広がる。

 

強い同盟関係にあるイギリスがファーウェイ排除に動いたのも今週です。

 

jp.reuters.com

[ロンドン 5日 ロイター] - 英通信大手BT(BT.L)は5日、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の製品を既存の第3世代(3G)と第4世代(4G)の基幹ネットワーク部分から排除し、第5世代(5G)のネットワークの主要部品としても使用しないと表明した。

 

米中首脳会談後、すぐにファーウェイへの締め付けが最高潮に達しているのは、明らかにアメリカ側の仕掛けだと思います。

 

なぜファーウェイなのか

今回の問題を、IT業界、特にインフラを長く見てきた私が例えます。

ファーウェイは、アメリカのシマ(領地)に手を出してしまったのです。

長い間、ネットワーク機器はサーバーサイドでもエッジと言われる端末側も、アメリカ起業の独壇場でした。日本では特にその傾向は顕著で、半分のシェアを米シスコシステムズが握っています。日本にいるとまだファーウェイの影響はわかりにくいと思います。

 

japan.zdnet.com

調査ではさらに注目すべき点として、シスコシステムズが各製品セグメントにおいてもそれぞれ50%前後のシェアを獲得していることを挙げている。

 

しかし、世界レベルで見ると、ファーウェイがものすごい勢いで成長しています。

 

ファーウェイ、世界のイーサネットスイッチ市場で主導的ポジションを維持 中国では3年連続で首位を堅持

IDCが発表した『Worldwide Quarterly Ethernet Switch Tracker (2017Q4)』によると、2017年の世界のイーサネットスイッチ市場全体の売上高は前年比5%増の約274.9億米ドル(約2兆9302億円※)にのぼりました。ファーウェイは世界シェアで第2位となり、上位3社のなかで最も高い対前年度成長率を記録しました。また、中国のイーサネットスイッチ市場では、3年連続で首位となりました。

 

既に去年のQ4の段階で世界シェア2位となり、かつ中国国内では独占的に扱われることも強い追い風となり、シスコを脅かす勢いです。

当然、反米的な国も世界には存在しており、その受け皿としても機能します。昨今のイラン密輸の件も同様のロジックです。

 

一方で、スマートフォンの世界もファーウェイが大旋風を起こしているのをご存知でしょうか。

 

www.itmedia.co.jp

HUAWEI P20 liteは、SIMロックフリー版も含めると、このところ総合ランキングがiPhone勢だけになることを何度も阻止している“iPhoneキラー”となっている。

 

www.bcnretail.com

「BCNランキング」日次集計データによると、2018年11月27日、SIMフリースマートフォンの実売台数ランキングは以下の通りとなった。

1位 P20 lite(Y!mobile)(Huawei Technologies)
2位 nova lite 2(Huawei Technologies)
3位 P20 lite ANE-LX2J(Huawei Technologies)
4位 R15 Neo 3GB(OPPO)
5位 AQUOS sense(シャープ)

 

私もこの前買ったばかりで使っていて思うのですが、iPhoneから変更したら不便になるかと思いきや、相当使いやすくてびっくりしています。しかもP20 liteは3万円台で手に入ります。新品のiPhoneの価格の3分の1で、性能、というより作りこみがきめ細かいのです。

ファーウェイ製のネットワークスイッチなどは私もまだ触れたことがないのですが、きっと相当にシスコの機能を徹底的に研究して、しかも廉価に販売しているのではないか、そう思います。

今年の春に、Interop Tokyo 2018にお邪魔したときも、ファイウェイのブースが相当広くとられていて、今年に入ってかなり、ネットワーク製品のシェアに食い込んできているのではないかと感じていました。

 

この状況は、わかりやすく例えられます。

もともとアメリカは中国の工場に生産を委託し安く作って外国に高く販売するというモデルで、蜜月関係にありました。中国はアメリカにとって、下請け会社のようなものでした。下請け会社の社員は、だんだん自分たちが何を作っているかを理解していきます。そのうち仕組みまで理解し、サポートも下請け側でできるようになります。元請けのアメリカも大助かりで、下請けの社員たちはどんどん知識を得ていきます。

そのうち、下請け会社も、「これなら自分たちだけで作れるんじゃないかな?」と考え元請けで作っていた製品と同じことができる機器を作り出します。初めはもちろん品質の問題もあったのですが、下請けの会社はただの下請けではありません。中国の会社です。中国政府は下請けが独自に作れるならば、中国で調達するものは全部下請けのものにしようとしてくれました。国内優遇です。12億人とも言われる中国市場は巨大であり、かつ単価も安いし、政府のコントロールが効く下請けの製品の方が都合がいいのでどんどん使われていきます。

使われていくと、いろいろな不具合も出てきますが、それをまた修正していくことでどんどん品質が良くなっていきます。結果的に、ファーウェイはシスコやアップルと言った元請けの会社と並びうる製品を開発し、しかも廉価で世界に販売することができるようになっていた。というわけです。

徒弟のフリをして堅実に下請けをしていた中国が、急に独立して自国の企業を脅かし始めた。元請けは怒りますよね。

 

www.bloomberg.co.jp

ホワイトハウスは首脳会談が「大成功」だったとし、米国が中国製品2000億ドル(約22兆7140億円)相当への関税率を10%で据え置き、来年1月1日から予定されていた25%への引き上げを先送りすると発表した。米国はトランプ政権が不満を持っている知的財産権侵害や非関税障壁など中国の貿易慣行に関して協議を直ちに開始することを望んでいる。

 

一連の状況を、アメリカは中国に「知的財産権侵害だ」と迫っているわけです。

ファーウェイは、このシンボルとなっていますし、実際それぐらい品質のいいものを出してしまったと思われます。アメリカの知的財産権を使わなければこんな品質のいいものが独自に出せるわけがない。と。

 

次のターゲットは・・

ファーウェイが具体的に締め上げられていますが、ITの世界で見た場合、次はアリババになるのではないかと思っています。

 

diamond.jp

 中国のアリババ集団とアマゾン・ドット・コムが目下、欧州で激しい戦いを繰り広げている。中核の電子商取引事業だけではなく、急成長するクラウド事業でもしのぎを削っている。

 クラウド世界最大手のアマゾンとアリババの競争は、欧州が米中ハイテク大手の主戦場と化している兆候とも言えそうだ。

 

下記記事を見ると面白いですよ。

 

qiita.com

 

zine.qiita.com

AWS経験者なら、Alibaba Cloudにもすぐ慣れる――エンジニアにとっての魅力

 

Alibaba CloudがAWSを狙い撃ちにしているのはよく知っていますし、アメリカはAmazonを防衛する必要があると思います。

 

ちなみに、ソフトバンクはファーウェイとかなり親密に取引していて、次世代通信技術5Gの開発においては協業関係です。

 

ファーウェイとソフトバンク、5Gを活用したトラックの隊列走行、遠隔運転に向けた実証実験を開始

ファーウェイ・ジャパンは、ソフトバンク株式会社と共同で、第5世代移動体通信(5G)技術を活用したトラックの隊列走行と遠隔運転の実現に向けた実証実験を、2017年12月から、茨城県つくば市で開始した。

 

ファーウェイと、ロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結 | プレスリリース | ニュース | 企業情報 | ソフトバンク

ソフトバンク株式会社は、華為技術有限公司(以下「ファーウェイ」)と、ロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結しました。両社は、インターネットを通じてつながるロボット「コネクテッド・ロボット」の実現に向けた検討や実証実験を2018年より実施する予定です。

 

アリババの大株主でもあるソフトバンク。

孫さんがトランプ大統領就任の際に飛んで面会にしにいったことが思い出されます。聡明である孫さんのことですから、現在の状況を予見していたのかもしれません。

 

gendai.ismedia.jp

 

日本も、米中の陰に隠れて‥というわけにはいかないように思います。

 

今のAIブームが基礎研究段階だとして、AIアプリケーションが出てきたらえらいことになるというニュース

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AIが次の段階に来ている

久しぶりにニュースを見て驚いた件。

 

www.itmedia.co.jp

現実世界の映像を学習させたAI(人工知能)に、都市の3Dモデルを自動生成させる――米NVIDIAは12月3日(現地時間)、ニューラルネットワーク技術を活用した、そんな研究成果を発表した。VRゲームなどに使われる仮想空間の作成にかかる時間、コストを削減できるとしている。

 

こちらは、たくさん動画をディープラーニングさせて、その結果ゲームで出てくるような街を自動でモデリングするという話です。記事だけを読んでも、まあそうなのねという感想だと思います。

 

この動画がすごい

が。

 


Research at NVIDIA: The First Interactive AI Rendered Virtual World

 

上記の1:15付近を見てもらうとびっくりします(上記動画の引用です)。

 

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We find some good dancing videos of another person

私は誰かのいいダンス動画を見つけたんだ

 

 

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※すごいノリノリのダンスを左の女性も右の男性もしているが、全く同じ振り付け

and then use my model to synthesize the dance move.

そして私自信のモデルを使って、ダンスムービーを合成したんだ

 

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That was created by machines.

これは機械から作られたんですよね。

 

 

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Its not me.

わたしじゃないです。

 

まじか!

これ、学習済みのデータを利用するアプリケーションが一般化したら、AIの知識がない人も同様のフェイク映像を作れるということですよね。

 

ちょっとこの件を連想してしまいました。

gigazine.net

 

学問とは基礎研究と応用研究に分けられる

世の中の科学は基礎研究がまず存在し、この結果を応用して製品ができるというプロセスを経て来ました。

例えば、インターネットがどうやってつながっているか、サーバーがどのようにホスティングされているか、等々気にせずに、私はこうやってブログを書くことができます。これもいろいろな基礎研究の組み合わせで、アプリケーション(応用)があって、コンテンツが誕生します。この記事もコンテンツですね。

で、大事なのは、コンテンツを生み出すのに基礎研究の知識はほとんどいらないことです。たくさんの人々は、なぜテレビやスマホに映像が流れるのかを知らずに簡単に扱えています。

今のAIやディープラーニングの進捗は完全に基礎研究です。応用としてのアプリケーションはまだチャットポッドがいいところです。最近は画像処理にてPixel 3にAIが使われているという話が出たようですがまだまだ初期です。ペッパーなんて失望もいいところです。しかし、それは応用研究がまだ初期だからであって、応用研究に華が咲くと一気に人々の手に渡りますし、逆にうまくいかないとお蔵入りになります。

だいたい、有用な技術というのは倫理を持って使わないと、犯罪にも使われるという側面もあり今回のAIについても本当にそういう段階に入ってきたと思わせる今回の映像でした。

 

(復旧済)はてなブックマークのアクセス障害(2018/12/4 9:00)

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※この犬は何か由来があるのだろうか 

 

2018/12/4 9:00ごろからはてなブックマークがアクセスできず

はてなブックマークに見事にアクセスできない状態ですね。

たまに、Amazon Cloudfrontから504エラーが返るので、オリジンサーバーがダウンしているようです。

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キャッシュが残っている間は一部の静的ページは返っていたようですが、10分くらいしか生き残らないようで、もはや何も帰りません。

 

はてなブックマークのインフラ基盤

半年前の記事です。

 

ascii.jp

はてなでは、はてなブログをAWS、はてなブックマークなどは、ハウジングと専用サーバで運用しており、すでにマルチクラウドな利用方法となっている。

 

ということで、さくらインターネット内で動いているサーバーもしくはネットワークでの問題であるようです。

 

障害・メンテナンス情報

(9:10現在)

特に情報はありません。

障害・メンテナンス情報 - はてな

 

現場感覚からするとですね。

hatenacorp.jp

平日10:00〜19:00(実働8時間、休憩1時間。職種によって変動あり)

 

とあって、ちょうどこの時間、社員が出勤中で電車の中で、手が出せない可能性が高いんですよね。

 

ちなみに、朝9:00にはてなブログをやっている人がかなり記事公開をしていることに気が付きました。この時間に公開するとPVがアップするのだろうか?

 

(9:40現在)

状況は変わりません。アクセス不可です。

さくらインターネットにも特に情報なし。

現在発生中の情報(12時間前後) – さくらのサポート情報

さてどうしたものか。

 

(9:50現在)

公式から第一報あり。

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12/4 はてなブックマークに接続できない障害が発生しています - 障害・メンテナンス情報 - はてな

 

(10:25現在)

回復しませんね。大きめの障害になってきたような感触です。

 

(13:00現在)

障害・メンテナンス情報には、

11:00 追記
原因の調査及び復旧を続けており、一部ページについて復旧しています。引き続き対応を続けます。
ご利用の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありません。復旧まで今しばらくお待ちください。

とはありますが、現時点で復旧していません。

原因は現時点で公開されていません。

 

(16:00現在) 

復旧していません。ホッテントリーページだけの復旧は復旧と呼ばないと思います。

さすがにそろそろ、障害の概要と今後の見通しを出さないといけない時間が経過してしまったように思います。今回のはてなブックマークの障害と、はてなブログの基盤は恐らく関係がないのですが、運用面から言えば少し不安になってきました。

 

(16:48現在)

何だか治ったっぽいんですが、公式見解を待ちます。

 

(17:00)

復旧報が出ました。

 

17:00 追記
サービスのすべての機能が復旧いたしました。
原因は検索ミドルウェアの不調によるもので、現在は対応済みです。
ご利用の皆様にはご不便おかけして申し訳ありません。再発防止に努めてまいります。

 

随分時間がかかった印象ですが、復旧できて何よりです。

本記事、更新を完了します。

 

Infrastructure as Codeを否定していた私がKubernetesに否定されるという話

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Infrastructure as Code、インフラストラクチャーアズコード。

インフラの仕事は全部コードで書いて実装するようにすれば、誰が構築しても同じものができるよねーという哲学ですね。下記の記事が良くまとまっていると思います。

 

qiita.com

 

確かに、誰かが構築したシステムを突然面倒見なはれと言われ、構成図ひっぺがえしても更新されていなかったり欠損していたり、二つバージョンがあってどっちが正かわからなかったり。

それより、全部コード化して構築し、改変するときはそのコードを編集して反映すればバージョン管理できる。まるでプログラミングのようにインフラを管理するという概念です。

お気持ちはわかります。

 

否定的だった私

とは言え。そんなん無理だろうと常々思っていました。

実際、Infrastructure as Codeを実践されているGunosyの記事を見ながら。

 

tech.gunosy.io

 

こんなにツールをたくさん使わなければいけないなら、ツールを使うことそのものに学習努力がいるし使える人だけで構築するようになって、結局それって俗人化そのものなんじゃないか?。

それより、GUIでシンプルに構築し、構築した手順書とパラメータシートを残した方がいいんじゃないかーー。

基本的には私は、Infrastructure as Codeは否定していて、旧来のインフラ構築方法、つまりパラメータシートと手順書のセットを管理していく方法を実践しています。

 

が。

 

Kubernetesに見事に否定される

Kubernetesってヤツは、見事にInfrastructure as Codeを実践しないと構築ができないようになっています。

そのうちGUIが整備されてコーディングなどいらないんでしょうけど。

全部の手順で、YAMLファイルという設定ファイルを書かされます。これをマスターノードに読み込ませ、構文エラーが無ければ実行してくれます。

また、既存の読み込ませたYAMLファイルの一部を変更し、マスターノードに読み込ませたら、差分だけ変更してくれます。

つまり、何のツールも使わずに、Infrastructure as Codeを実践させられるわけです。

ふと気づくと、構築用ディレクトリーにはYAMLファイルが整理され、それらを順番に読み込ませると構築が完了します。

だから、大きな構成変更があっても、一度Kubernetesの構成自体を削除し、再作成。その後修正したYAMLファイルを読み込ませれば、素早く環境構築ができてしまいます。

ってこれ、Infrastructure as Codeじゃん・・。やられた・・。

Kubernetesの優れているところって、ネイティブでInfrastructure as Codeに対応していて何のツールもいらないことなんですね。Kubernetesが更新されればその機能も拡張されていきます。

つまり、Kubernetesのルールで構築していうと、知らない間にコーディングが終わっているという親切設計です。むう。

 

Infrastructure as CodeはGUIに勝てるか

Kubernetesは、Google CloudはもちろんことAWSでもAzureでもIBM Cloudでも、VMwareでもサポートされます。だんだん方言も取れていって、最後は複数のIaaSで同じコンテナを動かすようなデプロイもできるようになるんでしょう。

一方GUIも進化し、きっとGUIで行った一連の活動が最後にYAMLになって保管できるようになるんでしょう。

そのとき、GUIしか信じない群がYAMLを無視して、Infrastructure as Codeってなんだっけ的な技術者がマジョリティーとなりごくごく普通のインフラ基盤になるのかもしれません。そのときは、YAMLも使えるぜ勢は、ハイレベルKubernetes勢となるんでしょうね。今までのクラウドの世界はそんな感じでした。逆にGUIを作る勢がInfrastructure as Codeを徹底させるようにGUIを作りこむかもしれません、Kubernetesを今取り仕切っているひとは、絶対そうしたいだろうなあ・・。

最後はどうなるかわかりませんが、今Kubernetesを触ると、もれなく、Infrastructure as Codeが付いてきます。ぜひどうぞ!。

 

しくみがわかるKubernetes Azureで動かしながら学ぶコンセプトと実践知識

サイバーセキュリティー基本法の最高責任者がパソコン未経験者でも成り立つ理由

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サイバーセキュリティー最高責任者のITリテラシーが低いという問題

サイバーセキュリティー基本法という、2016年に制定された法律があります。

これを所管する最高責任者であるサイバーセキュリティー担当大臣は、パソコンを全く知らない、と言うことが話題になっています。

 

nikkan-spa.jp

「判断をするだけだから細かい知識はなくていい」なんて擁護の声もあるみたいですけど、基礎知識を持っていることと、学習意欲を持っていることの2つは必須なんじゃないかと。なのに、大臣になってもいまだにパソコンを触る気がなさそうってのは、さすがにまずいかな、、、と。

 サマータイムもですけど、ある程度の知識がないと正しい判断ってできなかったりしますよね。例えば、USBを全部使えなく(※3)したら、タブレットとかの充電もできなくなっちゃいますし。民間企業でも無知な人が判断をすると大変なことになりますからね、、、大塚家具(※4)とか。。。

 

これは、要約すると、ITリテラシーの無い人物がセキュリティー政策のトップであっていいのかどうか。という議論です。ITリテラシーとは、下記の意味です。

 

udemy.benesse.co.jp

ITリテラシーとは、簡単に言えば通信・ネットワーク・セキュリティなど、ITにひも付く要素を理解する能力、操作する能力という意味です。

 

セキュリティーと言えばISO27000シリーズもしくはISMSというワードなどで、一般の人も重要さが広く認知されている分野です。いろいろな取り決めやベストプラクティスも多いですし、最近は企業活動でも、eラーニングなどで全ての就労者にセキュリティーの基本を一年に一度など定期的に教育しているところが多いです。日本はセキュリティー意識は他国と比べても高い方だと思ってきました。

なぜ、セキュリティー機関の政府トップがITリテラシーが低い、という事象が起きてしまうのか、一般の人は不思議ではないでしょうか。

また、セキュリティーの事件が発生するたびに積極的に論説を行ってきたセキュリティー関連の有名人が、この件にはあまり発言をしていないのはなぜなのでしょうか。サイトブロッキングの議論においてはかなり活発な議論が生じていたと思うのですが。

平たく言えば、国内外に向けて、サイバーセキュリティーの最高責任者はIT素人ですよ、と喧伝しているようなものですから、セキュリティーホールそのものです。議論すべき問題ではあると思います。

私は、サイバーセキュリティー基本法で初めて制定された、2020年までに3万人の有資格者を目標としている「情報処理安全保護支援士」の1名であり、オンライン研修や集合研修を受けた立場から、今回の事象を推察しておきたいと思います。

 

セキュリティーの基本的な考え方

セキュリティーの基本的な考え方をまとめます。

企業は必ず経営者がいます。

しかし、セキュリティーを実働するのは経営者ではなく、CISO(Chief Information Security Officer 最高情報セキュリティ責任者)です。経営者はCISOを任命し、CISOが企業のセキュリティーに責任を持ちます。

CISOは、企業内にセキュリティー事務局を確保したり、各部門にセキュリティー担当者を配置したりとセキュリティーを運用する体制を構築します。

CISOは経営者に対して定期的に、経営者に運用方法や最新の状況を行います。

経営者はCISOの報告をレビューし、承認して一つのフローが完結することになります。

これがセキュリティーの基本的な考え方です。

つまり、経営者は、セキュリティーに明るい人物をCISOに任命し監督することが重要な役割です。CISOは倫理を守って高度な能力を発揮することが重要です。この状況において、経営者が、セキュリティーの専門家である必要は全くない、のです。

そもそも、セキュリティーの専門家でないと経営者になれない、となると経済的な側面から言えば破綻してしまいます。経営者は、基本的には企業の資本でセキュリティーの専門家を確保し企業を守るのです。正しくCISOがセキュリティーを運用しているかをチェックするのが経営者の役割です。もちろん専門家ではありませんので、経済情勢や経営状況を見ながらどれぐらいの負担ができるかを判断し、CISOに予算を付けたり社内リソースの勘案に承認を下していきます。

セキュリティーと、経営者と、CISOの関係を明らかにしました。

 

今回の大臣人選についての推察

さて、今回の問題です。

今回の桜田大臣を擁護する立場としては「判断をするだけだから細かい知識はなくていい」というのが大きな意見の一つだと思います。

この発言は、完全に上記のセキュリティーの基本的な考え方における、経営者目線なんですね。CISOおよびその体制は専門家に委ねるということになります。

さて、日本におけるセキュリティーの最高機関は内閣官房セキュリティーセンターです。このセンター長がCISOということになります。現在のセンター長は、防衛庁出身である内閣官房副長官補の前田哲氏です。

 

www.cas.go.jp

 

前田氏の経歴の通り、日本の防衛に深く精通されている官僚の方で、個人的にはCISOとしては非常に能力のある方ではないかと考えています。サイバーセキュリティー基本法が2016年に施行され、複数の省庁に分散していたセキュリティー関連の部署が内閣官房セキュリティーセンターをコントロールセンターとするようになりました。そして、国家としてセキュリティー人材を確保すべく、情報処理安全確保支援士を制定し2018年10月現在で1万7000人の登録を達成しています。

そして、サイバーセキュリティー担当大臣は、この内閣官房セキュリティーセンターが日本のセキュリティーを正常に運用しているかどうかを、政府(経営者)目線でチェックする目的で存在する。だから矛盾していない、とこういうお話だと思います。

セキュリティーの基本的な考え方からは逸脱していないので、今回の大臣人選は成り立ってしまっていると言えると思います。

ちなみに、経営者もCISOに任せっきりにならず、世間一般のセキュリティーの事象には注意を払い、リスクが高いものについては積極的にCISOにヒアリングを実施し対応を促すこと。こういう指摘もセキュリティーの基本の一つですので、結論としては、桜田大臣、ちゃんとセキュリティーに興味を持って常日頃から情報収集を行っていただき、適切に内閣官房セキュリティーセンターに指示や報告を求めることができるようにしましょう、ということになると思います。

 

セキュリティーの基本的な考え方に潜む明確な弱点

セキュリティー周りの情報を整理するにつけ、この基本的な考え方に対しては明確な弱点があることに気が付いています。

最高責任者であるCISOは、経営者より権限が下であることです。

つまり最高責任者のセキュリティー逸脱をCISOは止めることができないということです。

社内のセキュリティールールはこうこうで、社員全員遵守しているけれども、社長や会長だけはこうしている。俺の会社だから文句あるか。こんなやりとりにつながってしまうルールだということです。

日産の事件が今後どうなるかわからないのですが、なぜあんなにガバナンスがしっかりしていそうな企業が、こんな状況にとお思いになる人は多いでしょう。

ロジックは全く同じです。最高責任者より権限を持っている人を統制することは、絶対にできないということです。

ですから、経営者がリテラシーを持たないことによる最大のリスクは、経営者が統制を外れたことをしても誰も止められない、ということです。

一応、会社法においては取締役会がその役割を担うことにはなっていますが、社会のいろいろな事件を見るにつけ、完全に機能しているとは言い難いと思います。

ということで、サイバーセキュリティー基本法の最高責任者がパソコン未経験者でも成り立つ理由をご説明しました。国民には「選挙」という権限がありますので、現行の体制に対する評価は、選挙の際に意思を表明いただくしかないかと思います。まだ会社経営よりはどうにかする手段がある、と思います。

 

 

インフラエンジニアは、セットアップし終わったら興味が無くなりがち

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インフラエンジニアの仕事

IT業界において、システムの要件定義や設計、プログラミングなどに関わるシステムエンジニアやプログラマーと比べると、インフラエンジニアと呼ばれる人たちは割合としては10人いたら1人か2人くらい。IT系の仕事をしています、と言って実はインフラ周りだとすると、あれ、何かアプリ作ったりするんじゃないの?、とかWEBのページを作ったりする?、いやいや、なんて会話をしなくちゃいけません。一方で、インフラの仕事をきちんと一般の人に伝えるのは至難の業です。

特に今回はインフラの仕事を説明しようとしているのではなく、「気質」の話です。

昔は物理サーバーやネットワーク機器を、まずはオフィスでセットアップし。それをデータセンターに搬入し、設置する。ケーブルをつなぎ込んだりして電源を入れて動作確認。なんていうのが伝統的な仕事でした。今はクラウドになって、WEBのページ上で同じことが完結してしまう時代です。

 

インフラエンジニアの気質

インフラエンジニアは前段の通りマイノリティーであり、花形はアプリケーション開発です。

で、アプリケーション開発エンジニアって、最終的には言語を操りアプリケーションを作って喜びを得ますよね。OSやミドルウェアの上に、開発環境を使ってアプリケーションを作ります。それが特定もしくは不特定多数の人に使われるのが目的です。モチベーションは使っている人のフィードバックになるでしょう。新しい言語に挑戦してできることを拡大したり、ライブラリーを試してみたり。何しろアプリケーションを作ることがモチベーションなんだと思います。

一方でインフラエンジニアのモチベーションって何なのでしょう。プログラムを書かないのがインフラエンジニアと思われがちですが、シェルプログラムなどロジックを作ることは我々でもやります。PerlやPHP、Pythonなどを書ける人もいたりしてプログラミングの能力がないわけではない。でもモチベーションが違うんですね。我々がやりたいのは、電源を起動して、OSをインストールしてインストール画面を見て、設定でいろいろ変えたりして。別の機械を組み合わせたりして、自分好みのシステムを組み上げていくのが楽しいのです。モチベーションなのです。

簡単に言えば、セットアップ大好き、なんですね。

一方で、セットアップが終わると急に、興味がわかなくなってしまうことを何度も経験しています。

 

この前、HUAWAI P20 Liteを購入した話を書きました。で、この一週間楽しかった。設定を変えたりアプリを入れたり。最近のAndroidは細部に渡りカスタマイズできます。かなりの時間いろいろと操作してアドレナリン出まくりで楽しみました。

が、もう完成しちゃったんですね。

あとはこれを便利に使うだけ、なのですが、そうすると通常モードになってしまいます。普通のスマホです。いろいろアプリ入れて違うことをしてみようという気にはならないのであります。セットアップが終わってしまったから。

過去、Oculus Riftを買った話も書きました。近視だったのでリーフツアラーのレンズを買ってみたりして、いろいろと工夫してちゃんと使えるようになりました。なりましたが、そのあとVRをみっちり遊んでいるかと言うと、いやあそんなにという感じです。どうも買ってセットアップしてちゃんと動いちゃうとそこで醒めちゃう。

昔に、PS Vitaを買ったことがあったんだけど一本目のゲームをやりこんだ後、そのあともう触らなくなっちゃってハードは売っちゃいました。どうも手に入れるまでがめちゃくちゃ楽しくて、手に入れてしまって使い続けるのが苦手みたい。

昔々、20年前くらいですね。雑誌の袋にLinuxが付いてきていて、当時はインストールすることがすごく難しかったんですが挑戦し、Sony VAIO 505という当時流行した薄型のノートパソコン(Windows 98だったと思う)に、Linuxをインストールすることを三日三晩やって、そのあと無線LANを認識させることまでやりました。認識した後、さっぱり触らなくなってWindows 98を入れなおして、結局はインストールをずっと繰り返しているという人でした。

15年くらい前、VMware Workstationなるものが出現し、OSの上に仮想的にOSがインストールでき、無償で使えるようになりました。その時はたくさんのOSをインストールして遊んで、OSの上にOSが動くよということでお祭り状態で遊んだ記憶があります。が、結局OSのインストールを繰り返すばっかりで何もしやしない。アプリケーションやツールを見て面白がってはわかったとたんに興味がしぼむのです。

これらを総合して考えると、きっとアプリケーション開発エンジニアと、インフラエンジニアの気質ってやっぱり違うんだろうと思います。パン屋で言えば、アプリケーション開発エンジニアは、パン作りが好きなんだろうと思います。一方で、インフラエンジニアはパン作りの機械が好きなのです。新しいパン作りの機械が出たらすぐ手に入れたくなりすぐ電源を起動したくなり、マニュアルなど見ないであれこれ触っちゃうのです。別にパンにはあまり興味がないのかもしれません。

 

最近気になるのは・・来年は・・

最近は、BS/CS4K放送が12月から始まったのもあり、4Kテレビが気になっています。しかし今日家電量販店に行ったのに、全然BS4Kを写していませんでした。いかんですね、インフラエンジニアの心(?)をわかっていません。今が売り時なのに。

来年は、次々世代VRが欲しいかな・・。Oculus Rift / Goの次世代も出てくるでしょう。AmazonでもOculusの純正が売られるようになったし。ぐっと手に入りやすくなったところで、もっと高性能なモデルが出たら手にしてみたい。

 

 

 また、もうすぐリリースされるRed Hat / CentOS 8系も気になりますし、先月リリースされたらしいWindows 2019もまだ触っていない。クラウドだといろいろなサービスがリリースされKubernetesだってもっと手になじむようにしていかなきゃいけない。。

などと公私にわたって、インフラエンジニアの個性を生かして進んでいこうと思っています。稀代のセットアップ好き、そして手に入れたらすぐに飽きちゃうタイプ。インフラエンジニアに適正があるとしたらそんなもんじゃないかなあと、個人的に思います。

 

2008年の「Googleの次の10年間を展望する」という記事を、2018年に読む

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昔からみた2018年予想

よく見かけませんか?

「2030年には・・・となっている。」というメディア記事。

そんな記事が大手から出稿されるとしばらくざわつきますよね。

さて、本当にその予想、当たっているのでしょうか。

2018年という未来に立っている私たち。

無差別に過去の記事をあさってみましたら、Googleの10年後を予想!という10年前の記事が見つかりました。

さてどうなっているでしょうか。

 

 

2008年(10年前)の記事

Googleの10年後を予想するという壮大なテーマ。

さて、どうなった?

 

www.itmedia.co.jp

 

Chromeのリリース、そして今後予想されるChromeとAndroidの結合により、Googleは検索エンジンのリーダーという地位からさらに飛躍し、2018年までにはWebアプリケーションプロバイダーとしてもトップの座を確保するだろう。

 

ChromeとAndroidは統合しておりませんー。

Webアプリケーションプロバイダーとしては、どうなんでしょうね。トップではないかなあ。

 

わたしの予想では、ワープロや表計算、プレゼンテーションでMicrosoft Officeを使う代わりに、Windows/Linux/Macマシン上でまずChromeを立ち上げ、そこからGmailやDocsなどのGoogle Appsを利用するユーザーが増えてくるだろう。

 

ぶぶーーー。

Chromeを使うし、Gmailは使うけど、Docsはイマイチ使われなくって、Officeはまだまだ現役。むしろOffice365なんて出してきて磐石の地位を築いてしまいましたね。

 

これはコンシューマー分野で起きると予想されるが、企業向けの新しいアプリケーション(Google Videoなど)の登場や、Googleのクラウドインフラの信頼性の向上に伴い、企業もWeb上のアプリケーションに依存するようになるだろう。

 

Google Video?、Youtubeかな・・。ただ、企業がWebアプリケーションに依存するようになるのは大当たりですね。

 

既にこの状況は中小企業で始まっており、中堅・大手企業も10年以内にGoogleを採用し始めるものと予想される。Chromeが新しいIEに、そしてGoogle Appsが新しいOfficeになるのに従い、Internet Explorerは見向きもされなくなるだろう。

 

 これも当たりかな・・。見向きもされないInternet Explorerですが、一部古いアプリはIEだけでしか動かなかったりして負債となっておりますね。

 

Microsoftはどうなるのだろうか。同社はLive Meshで反撃することによってWindowsに活を入れ、モバイル分野にも注力するだろうが、Microsoft Watchのジョー・ウィルコックス氏が指摘するように、この分野でソフトウェア分野の巨人は大きく後れを取っている。

 

 はい・・。そして大きく遅れたまま2018年になってしまいました。むしろもう活動すらしていないような気もします。むしろSurfaceのような、モバイルノートの強化に走って成功していますね。いい加減、スモールデバイスが苦手なことに気が付いたのかもしれませんね。

 

Googleは今後数年で、ChromeのデスクトップエクスペリエンスをAndroid携帯電話でも実現し、高品質のユーザーエクスペリエンスと携帯端末市場のシェアをめぐってAppleのiPhoneに挑戦することになるだろう。モバイルWeb市場の覇権をめぐり、GoogleとAppleの一騎打ちが始まるのである。

 

 これ、世界レベルではAndroidのシェアがダントツなのですが、スマホのエコシステム全体の売上で言えばAppleの方が上ですので、勝負は決してない感じですね。ようやく10年後にAndroidがiOSに追いつきつつある感はあるのですが、それが中国の手でもたらされているのは皮肉なところです。

 

Nokiaをはじめとする携帯電話メーカー各社は今後も携帯電話の生産を続けるだろうが、彼らのソフトウェアはChromeやGoogleのWebアプリケーションに取って代わられるだろう。

 

10年前の人は、ここまでガラケーが消え去るとは思ってなかったでしょうね。瞬く間に取って変わられてしまいました。それはGoogleというよりは、スマートフォンのリッチアプリケーションに、と言った方が正しいかと思いますが。

 

Microsoft Windows Mobileの市場シェアは低下し始める。ユーザーはAndroid携帯電話でも、Chrome、Googleの検索技術およびGoogle Appsを利用するようになるだろう。

 デスクトップを対象としたGoogleの検索広告ビジネスをめぐる議論は依然として活発だが、ChromeとAndroidによってGoogleのモバイル広告ビジネスが拡大するに伴い、同社は一芸しかない企業とは思われなくなるだろう。

 

 ひどい(笑)。確かにモバイル市場でのMicrosoftの立ち位置は微妙で、GAFAにもMicrosoftは入れなったわけですが、Microsoft AzureやOffice 365などで企業サイドでは相当な存在感を持って君臨しています。一芸って・・。

 

 OpenSocialはWeb上で普及が進み、プログラマーは同APIを利用して、ユーザーが複数のソーシャルネットワークサイトで利用できるアプリケーションを開発するだろう。

 

このOpen Socialって、何だっけと調べたら、

OpenSocial は、ウェブベースのソーシャルネットワークアプリケーションのための共通のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)群。Google によって開発され、2007年11月1日にリリースされた[1]。

OpenSocial API を実装しているアプリケーション群は、それらをサポートするソーシャルネットワークシステムと相互運用性を持つ。

MySpace[2]、Friendster[3] 、mixi[4] などのサイトが賛同している。

OpenSocial - Wikipedia

 

とあって、もはや廃れた機能なんですね。Googleだからと言ってなんでも当たるわけではない。だいたいSNSの移り変わりも激しいので、変に規格を決めても意味はなかったということですね。

 

しかしGoogleにとっては残念なことだが、1億人以上のユーザーを抱え、現在も拡大中のFacebookは今後も主要なソーシャルネットワークと見なされるだろう。Facebookはそのネットワーク上の広告から利益を確保すると予想される。

 GoogleがMicrosoftなどの企業を検索広告市場から締め出したように、FacebookはGoogleなどの企業にソーシャル広告市場のシェアの多くを与えないだろう。一方Microsoftは、Facebookと提携しているおかげで、この分野で足掛かりを確保するかもしれない。

 

 Facebookは、問題は起こしていますが伸びましたね。Microsoftの予想はことごとく当たってませんが、Facebookがソーシャル広告市場で伸びたのは正解でした。

 

これに対してGoogleは、人気の高い動画共有サイトのYouTube上で何百万本もの広告を販売するという形でディスプレイ広告へのフォーカスを一段と強化する見込みだ。

 

これはYoutuberまで作り出し、社会現象となりました。

 

そして2018年……

 Googleは好調な検索広告ビジネスでChrome、Android、Google Appsの基盤を構築した後、クラウドコンピューティングの信頼性とセキュリティの大幅な改善という追い風を受け、最も有力なWebアプリケーション企業になり、コンシューマーと企業にサービスを提供する。

 

なんとなく当たっているような気がします。Webアプリケーション企業という呼び方は少しズレていますが・・。

 

 Microsoftの終焉といううわさは結局、極度に誇張されたものだったことが明らかになる。だがWeb上でのMicrosoftのプレゼンスは、Googleと比べると依然として小さいままだ。Windowsは改良が続く。GoogleとメディアがWindowsを葬ろうとするが、同OSは依然として主要なデスクトップOSとしてとどまる。

 

大当たり!!。

 

MicrosoftのLive Meshは、コンシューマーの間で人気を得る。これらのユーザーの多くは、モバイルコンピューティングデバイスを通じてLive Meshを利用する。同社のオンプレミス(社内導入)型デスクトップソフトウェアビジネスはGoogle Appsの影響で落ち込むが、企業は依然として、Webベースのプロダクティビティアプリと伝統的なMicrosoftアプリの両方を利用しているだろう。

 

これはOffice 365の成功のことを予見しています。一方で、Google Appsはそれほど浸透せず、WebアプリとOfficeの両方を使っていくというのは正解ですね。

 

 しかし、これはあまり重要な意味を持たないかもしれない。2018年までには、BlackBerryやiPhone、Androidスマートフォンが大きく進歩し、コンシューマー分野および一部の企業でデスクトップとノートPCをリプレースするからだ。また、Windows Mobileの勢いが衰える一方で、PCの売り上げは減少する。

 

BlackBerryは原型は無くなりましたね。そしてスマートフォンが大きく進歩しましたが、デスクトップとノートPCは相変わらず順調。CPUが品不足になるほどPCはまだ売れ続けています。用途が違うんですね。

 

遠い将来に2008年を振り返ったとき、本格的なインターネットプレゼンスの構築を目指したMicrosoftの企てを、Googleが真剣に阻止し始めた年として見なされるだろう。一方、Facebookなどのサイトは、われわれにはまだ想像もつかないような方法でGoogleへの挑戦を開始するだろう。

 1つだけ確実なことがある――この世界は仕事と遊びの両面でモバイル化するということだ。

 

こんにちは、2018年です。Google対Microsoftという図式は健在ですが、どちらかというと競合企業というよりは強い部分を伸ばし合っている感があります。両方とも業績は順調です。Facebookも同様。

そして、「この世界は仕事と遊びの両面でモバイル化する」、素晴らしい予見力だと思います。

 

2028年はどうなっているか

ここ最近、未来が読みづらくなっていると思います。

技術が成熟し、どちらかというとファーウェイは危ないだのFacebookは個人情報がーだの、政治の世界に巻き込まれ、自由なだけのインターネットが揺らぎつつある状況です。

10年後、もしかしたらインターネット鎖国が起こり、同盟国同士でしか自由に通信ができないとか、非同盟国の機器は利用できないとか、政治的な出来事の影響を色濃く受けている可能性もあります。

また、2018年はAIの年でしたが、10年後はどの分野にもAIが浸透し新しいコンピューティングが世界を変えているのでしょうか。営業の言うことを真に受けすぎかもしれません。2018年の新技術と呼ばれるものはどちらかというと過去の応用であったり、性能を倍にしたり、といった延長線上のものです。革新がおこるとしたら2021年ぐらいかなという感覚値はあります。

2028年はどうなっているか、というより来年どうなるかすらわからない2018年です。