orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

VR環境を快適に楽しむためのPCが欲しい場合におすすめのパソコン

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VRを快適に楽しむためのパソコンはどれか。インフラエンジニアが必死に調べて出した結論

VR環境を本当に楽しむためには高性能のパソコンが必要です。Oculus Goが最近出ましたし、PlayStation VRも値下げされ、エントリー向けのVR環境は格段に進歩したのですが、きちんとVRの真価を楽しみたいのなら絶対にパソコンです。たくさんのソフトウェアが用意されていますし、没入感も全く違います。

さて、それでは何を買えば手に入るのか。どれくらいの費用がかかるのかを考えようとするといくつも選択肢があるし、そもそも買ったらちゃんと動くのか不安というのもあります。インフラエンジニアのベテランである私が、実際にいろいろと調べた結果をお伝えし最短距離で環境を手に入れる方法をまとめます。

 

どこから何を購入するかという問題

まずは、どのお店から何を買った方がいいかという問題からお話しします。

 

自作PCより組み上がったパソコンを買った方が安い

まず、ちょっと詳しい人なら、CPUやメモリ、SSDやGPU、Windows10などの部品をパーツで買って組み上げた方が安いのではないかと思っていませんか?

2018年5月の段階で私がいろいろと情報収集して調べた限り、ネットで買うならパーツ買い+自作は、高くつきます。Amazonで部品を見つけて追加していったら、とんでもない金額になってしまいました。組み上がったパソコンの方が安いです。段違いにコスパが良いので、もう部品を買おうと思わない方が効率的です。組み上げたらパーツの相性があって動かないということもありますので、ぜひ組み上がったパソコンを探すのをお勧めします。

 

大手量販店ECサイトの即納モデルは高いしスペックが古い

Amazonやヨドバシなどに、買ったら明日届けてくれるようなデスクトップが売っています。即納モデルと言います。ただ値段が高い割にはスペックが低くCPUを見ると1世代以上前のものが多いです。したがって、Amazonやヨドバシなどで組み上げパソコンを探すのは時間の無駄だと思います。

 

大手のBTOモデルは安いが納期が問題

DELLやマウスコンピューター、レノボなどのBTOベンダー、には「おっ?」と思うようなスペックのものもあったりするのですが納期が早くでも3日から一週間かかります。週末に楽しみたい!と思ったらすぐに手に入れたいですよね。希望のスペックだと思っても出荷日が7日後とかになっているとがっかりしてしまします。

全体的にはDELLが安いと思いましたが、出荷日の問題で私は却下しました。

 

納期が早い、かつ組み上げ、かつ格安のショップブランドを探そう

私が選んだパソコンは最後に紹介しますがショップブランドが格安です。そして納期が異常に速く、今日の早朝に発注したら明日には組み上げて届けてくれるそうです。

私が推薦するパソコンを必ず買う必要はありませんが、この結論に行き着くまでには5時間を要しましたので、時間節約のためにはショップブランドのECサイトを廻ってください。

 

スペックは何がいいかという問題

ここからは、皆様が困っている話だと思いますので端的にご説明します。

 

CPUは何を選ぶか

Intel Core i7 8700を選んでください。

8700Kという種類もあるのですがこれはオーバークロックできるモデルです。VRは現在のところCPUパワーよりGPUパワーの方を必要としますので、8700Kを選ぶ必要はありません。

なお、8700は最新の第8世代です。スペックをよく見ると7世代より前の7700や6700だったりしますので注意してください。

なおCore i5でも動きますが、今後のVRのアプリケーションがどんどん進化するなかで、CPUも必要となるケースも出てくると思われますので価格差が15,000円くらいであることを考えるとCore i7を選ぶべきだと強く思います。

 

Memoryは何を選ぶか

少なくとも8GB以上で、PC4-21300(DDR4-2666)という種類のメモリを選んでください。

組み上げであり、Core i7 8700を選べが確実にこの種類のメモリだと思いますが確認しましょう。もちろん16GBあれば十分です。最悪後から足せるので、とりあえず8GBを確保しましょう。

 

ハードディスクは何を選ぶか

CドライブにSSD、Dドライブに大容量のHDDを選ぶと良いでしょう。

SSDはVRをやる上では必ずしも必要ではないですが、プログラムのロードがキビキビします。VRをやっているときにロードでまたされるとイライラしますので、SSDをお勧めします。

また、SSDは500GBクラスのものが出てきていますが、いろんな利用用途が出てきて容量が足りなくなるので、安価なSATAのハードディスクをDドライブとして追加すると良いでしょう。SAS+HDD、という構成が理想です。

 

GPUは何を選ぶか

NVIDIA GTX 1070以上を推奨します。

1つ下の1600では最高品質が得られません。また最上級の1080は2万くらい上のものですが、組み上げの場合あまりディスカウントされていない状況です。一番バランスがいいのが1070だと思います。

また、AMDのGPUは検討したのですがコストパフォーマンスはNVIDIAが上です。

 

拡張端子で気をつけること

あとでVRの話をしますが、USB3.0ポートが3つあることが必要になってきます。せっかくパソコンが届いたのに接続する口がないということがないよう、USB3.0ポートの数は気にしましょう。

 

VRはどの機械を買うか

パソコンで最高級のVR体験をしたければ、「Oculus Rift」か「HTC Vive」の2択です。コストパフォーマンスを重視した結果、私は「Oculus Rift」を選択しました。Oculus Riftの条件として、USB3.0ポートが3つあることが必要となってきます。

 

購入の仕方

Oculus Riftは、操作デバイスのOculus Touchも付属で50,000円です。随分昔に比べて安くなりました。直販サイトで買うのが最も確実かつ安価です。

www.oculus.com

 

近視の方に朗報!

基本、VRにメガネは大敵です。VRゴーグルの装着は裸眼前提なのです。

この問題を解決する方法があります。

 リーフツアラー(REEF TOURER) シュノーケル 度付き レンズ 水中マスク用 フレーム×1個 レンズ×2枚 セット ライトグレー RA0509

これです。シュノーケリングなどに使う水中マスクの中に入れるメガネみたいなものです。メガネを使わずこれをゴーグルの中に入れて使えば裸眼で使えます。

成功例がたくさん報告されているので、Oculus Riftと一緒に購入するのがお勧めです。

 

結局パソコンは何を買えばいいのか?

私が選んだのは、ドスパラのガレリアXVというパソコンです。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-8700 (3.20GHz-4.60GHz/6コア/12MBキャッシュ)
CPUファン 静音パックまんぞくコース (高性能CPUファンで静音化&冷却能力アップ)
CPUグリス ノーマルグリス
グラフィック機能 NVIDIA GeForce GTX1070Ti 8GB
電源 オウルテック 700W 静音電源 (80PLUS GOLD / AS-700)《無料アップグレード中》
メモリ 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル)
SSD 640GB SSD《無料アップグレード中》
ハードディスク 2TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
ケース ガレリア専用 KTケース (ATX)
フロントケースファン 12cm 静音FAN
リアケースファン 12cm リア 静音ケースFAN
トップケースファン前部 トップケースファン前部なし
トップケースファン後部 14cm 静音FAN (約900rpm)
サイドケースファン上部 サイドケースファン上なし
サイドケースファン下部 サイドケースファン下なし
サイドパネル 標準サイドバネル
5インチオープンベイ 5インチオープンベイ 追加なし
LAN ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード)
マザーボード インテル H370 チップセット ATXマザーボード
入出力ポート 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB 3.1 Gen1 x2 USB3.1 Gen2 x2 (TypeA)
キーボード GALLERIA Gaming Keyboard
マウス GALLERIA レーザーマウス (3200dpi レーザーセンサー、8ボタン、有線)

どうでしょう。しかも、発注後2営業日で届く!

 

ゲームパソコン(ゲーミングPC)「ガレリア」
167,980 円(税別)

 

ちなみに、私の家には今日発注して明日届きます。Oculus Rift + Oculus Touchは、今日発注して金曜日に届くようです。リーフツアラーのレンズは明日届きます。

いろいろ探して時間を費やすより、ガレリアを買った方がいいです。結局ここに行き着くはずです。全部の部品の値段を足しても絶対に167,980円にならないと思います。私が夜の4時まで考えた結果だから間違いないです。ちなみにもう、出荷したというメールを受け取りました。24時間経っていない!はやい!。

 

週末は、いろいろやりたいと思います。この後ろに結果を書きます。

 

使ってみての感想

一週間使ってみての感想です。

ハードウェア的に変更したのは、メモリを8GBから16GBに追加したことだけです。8GBだといろいろとぎりぎりです。いろんなことを並行してやらせるのであれば16GBにしておいた方が良いと思います。32GBにはしなくていいんじゃないかと思います。基本は8GBに収まる感じですから。

で、パソコンのパフォーマンスは最高です。SSDにするのは必須だと思います。全く体感が変わります。早いCPUにHDDはもったいない。SSD最高です。

VRもヌルヌルです。もしOculus Riftのレビューで重いとかカクつくとかいうものがあれば、PCのスペックが足りないと思ってください。上記のパソコンを利用している限りヌルヌルです。

なお、VRをやるのであれば、1.5メートル四方の空間と、横幅1.2メートルくらいの机があるべきです。VRをやっていると可動できる空間が必要です。部屋のレイアウトを変えるなどして対応してください。私は下記のように机を買いました。

システムエンジニアは自宅にもワークスペースを持つべき - orangeitems’s diary

超快適です。プライベートが充実するので投資したほうがいいと思います。

ということで、最高な結果となりました。もし夏のボーナスの使い先に迷っていたら、導入を検討してみてください。価値観かわりますよ。

 

あと、VRを楽しむための記事もいくつか書きました。

VR カテゴリーの記事一覧 - orangeitems’s diary