orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

働き方改革 テレワークが万能ではない2つの場面

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「自分の部署でテレワークをするのは無理だ」

もはや政局絡みで働き方改革という言葉を言う人も少なくなってしまいましたが、大切な視点なのでたまに考えていきたいと思います。

 

tech.nikkeibp.co.jp

 筆者は、ノートPCなどを使って会社のオフィス以外で働くテレワークの普及活動を、顧客企業で支援している。オフィスで働く部署に出向き、テレワークの導入を進めると、現場の管理職から「自分の部署でテレワークをするのは無理だ」という指摘を受けることが多い。

 そういった現場の管理職に理由を尋ねると、「部下の顔を見て、状況判断をしながら仕事を進めているから」「テレワークができる人とできない人が出てくるから」という2つの答えが返ってくることが多い。

 

考察

私も基本的にはテレワーク賛成派です。私も外出しても自宅にいても、オフィスと同じレベルの仕事ができるようにしています。ですから、テレワークは無理、なんていう頭ごなしな意見に「愕然とする」のもわかります。

ただ、全部が全部テレワークが効率がいいとは全く思いません。ケースバイケースです。どんなケースが合うか/合わないかを自分の経験をもとに考えていきます。

まず、会議については、テレビ会議より一緒に集まって普通に会議した方が100倍効率がいいです。そもそも私は会議が嫌いです。課題管理などリアルタイムでバックログとかRedMineとかいいツールが出ているのに、何を対面で関係のない人まで集めて時間を浪費するのか・・。ということで私は自分が会議を開催することはほぼしません。会議の最も嫌なのは、ブレーンストーミング的なものとか分担を決めるとか、進捗を確認するとか、オンラインでワークフローの中で自然にできることをわざわざオフラインでやること。これは無駄で、オンラインでつながってそれぞれのメンバーがチャットや課題管理ツールなどでリアルタイムに情報処理するほうがよっぽど効率がいいと思っています。優れたツールに対して人間の働き方を変えていった方が行動が最適化されると思います。なので、情報のエクセル管理は愚の骨頂だと思っています。行と列で全てを表現すると正規化されないためです。優れたツールは情報が入れ子になっていて、かつ従属関係があるので、「間違った情報処理」を自然と拒むのです。ですから、会議が必要な時というのはよほどリアルタイムコミュニケーションが必要とされている場面なので、リアルに集まった方がいいです。テレビ会議で済むような会議は、おそらくテレビ会議すら開く必要がないと思います。テレビ会議がカッコいいからやってみたいだけなんだと思っています。そんなことに時間は使いたくない。会議するなら集まった方がいい派です。会議はテレワークじゃなくリアルがいい。

さて、テレワークできない人なんていないという前提で、みんなできるだけテレワークすればいいと思っていますが、具体的にもう1つだけテレワークがふさわしくない場面を知っています。大規模な障害対応のときです。

すぐ復旧しなければいけない、すぐ原因追求しなければいけない、という状態で、かつメンバーがリモートにいるときにすぐテレワークをはじめがちです。オンラインで課題管理スレッドが立ったり、調査を始める人がいたり、お客様対応をはじめたり、どんどんワークは動くのですが、一番まずいのは、「全員が何をしているかだれも把握できないこと」です。往々にして冗長な行動をしたり二次被害が発生したりします。そしてマネージャーには情報は伝わってこず、電話もチャットもまともに機能しないのです。目の前の作業に集中したエンジニアは、テレワークだと作業を優先してしまうのです。このような時は、「テレワーク禁止!」「みんなオフィスに集まれ!」とやった方がかえって安全です。集まってから会議をし作業分担を行なってから、各自作業に取り掛かるのが最善です。そうすると、結果としてテレワークで対応を開始し解決するまでよりも、被害が最小になり時間も短くなったりします。始めの人が集まる時間なんてすぐに取り返せます。構築プロジェクトのように、全体スケジュールが決まっていて、分担が決まっていて、かつ平常時であれば、これはテレワークでも全然問題ありません。ところが、緊急時となると面白いぐらいテレワークは機能しないことを共有しておきたいと思います。デスマーチかしそうな非常モードのプロジェクトも、集まったほうがいいでしょう。

 

このように、業務や状況によって、テレワークに向いたり向かなかったりは確実にあります。テレワークを導入するときは、原則論(テレワークをできるだけ使う)としながら、例外事項をきちんと定めることによって機能すると思います。マネージャーは、「みんな集まれー!」という権限を常に持っていくことで最終的な保険となると思います。

ご検討されている企業はご参考ください。