orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

Android開発者はOracle vs Google裁判の結果を受けどう準備すべきか

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Android開発者はどうすればいい?

先日、GoogleがOracleから訴えられていた裁判で、Oracleが所有するJavaに対してAndroidが著作権侵害をしていて、かつフェアユースに当たらないという判決が出た件を記事にしました。

www.orangeitems.com

 

日本ではあまり大きな報道にはなっていませんが、アメリカではAndroid開発者が今後どうすべきかという記事がZDNetから出ていますのでご紹介します。

www.zdnet.com

次期Androidと言われているAndroid P。いつもコードネームにお菓子の名前をつけるAndroidで、Cupcake, Donut, Eclair, Gingerbread, Honeycomb, Ice Cream Sandwitch, Jelly Beam, KitKat, Lolipop, Marshmallow, Nougat, Oreoまで来て、次はPなわけですが。

Poisoned Platformとかいう、まあアメリカらしい毒々しい皮肉となっています。毒された基盤・・座布団一枚。

英語記事なので意訳しつつ、ポイントを引用しつつ、感想を書きます。

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日本語(意訳、部分訳)&感想付き

今回の判決はAndroid関係者にとって重い事実

(数十億ドルという賠償は)ソフトウェア開発者やハードウェアOEMを含むAndroidプラットフォームを収益化した企業に直接影響します。

Androidは現在、モバイルオペレーティングシステムに関与しているすべての企業にとって公式に責任を負わせます。 Googleは大部分を補償することはできません。ラットは沈没船から飛び降りるだろう。

 つまり、賠償責任を負うのはGoogleだけではないと言っています。著作権を侵害したOSを使って何らかのビジネスを収益化した他の企業にも責任を負わせるということを言っています(とんでもないですね)。

もちろん、Googleは最高裁に上訴するつもりです。判決には数年かかるかもしれません。結局のところGoogleはOracleに勝てるのでしょうか?。誰がこのことでギャンブルしたいのでしょうか?

(中略)

OpenJDKに移行したからといって、GoogleやAndroidの開発者が、特にAndroid Nで使用されているフレームワークに先立ってOracleが負うと主張できる損害から、賠償責任を逃れたとは思いません。

Androidを使い続けている限りは何をしようと将来「降りかかってくるかもしれない賠償責任」とギャンブルしなければいけないと言っていますね。

まもなく、iOSにソフトウェア開発の取り組みを集中させることは、今は本当に良いように見えます。それは明らかに明らかです。

 まあそうなんですが、海外はAndroid強いですからね・・。

サムスン、LG、アマゾンのような大手OEMの場合、オラクルには相当額のお金を支払って補償することができます。今後数年間、これらのスマートフォンの巨人は、アジアの工場からそのデバイスを引き続き出荷し、米国に輸入することはおそらく安全です。

しかし、すべてのスマートフォンメーカーではありません。Huawei、ZTE、Xiaomi、OnePlus(Oppo)などの中国の企業は、米国で強力な足場を持っておらず政治的動機によって現在の政権の目標とされています。

中国の企業と、トランプ行政と共感する議会の雲行きが良くなったとしても、彼らは少なくともAndroidに関しては米国市場を放棄しなければならないかもしれない。米国の消費者にとってはひどいことですが、それは非常に明確な可能性です。

 なるほど、政治の道具にされるかもしれない判決ではありますね。Androidを核にする中国企業ってやたら勢いがありますしね。

そしてGoogleがFuchsiaというオペレーティングシステムを使って作業していることはすでに分かっています。

AndroidとLinuxの基盤を置き換えることがほぼ確実に計画されています。(中略)

同社のフクシアにどれだけ多くのリソースが費やされているのかは分かりませんが、昨日の判決で、その開発努力、特にそのOS用のAndroidコード移行ツールをオーバードライブに乗せることになるでしょう。

ここで、Fuchsia(フクシア)という新しいOSの話題が出てきます。

 

※備考

今日日本でもフクシアのニュースが出たのをご存知でしょうか。

www.gizmodo.jp

新しいOSだわーい、という雰囲気かもしれませんが、実はAndroidから逃げる準備をGoogleが刻々と進めているということにほかなりません。

【Infostand海外ITトピックス】Googleの大きな野望? 謎のOS「Fuchsia」 - クラウド Watch

さらにライセンスは、GPLでなく、新たにBSD、MIT、Apache 2.0を組み合わせて採用している。制約の厳しいGPLを廃して、開発の自由度を高めるためと見られている。

GPL憎し、という感じのライセンスです。 

 

Fuchsiaの話題

さて、本記事に戻ります。

しかし、Fuchsiaが使えるようになるまでには、しばらく時間がかかる可能性があり、Androidソフトウェア開発者は安全なコードを書くように感じている。

 いつ使えるかわからないOSに対して、開発工数を使うことはできませんものね。

 

本記事の提案

ここからは、この記事の提案内容です。

マイクロソフトは、Xamarinと.Net という形で、主要なコンピューティングプラットフォームのすべてのアプリケーションコードを生成することができ、Android、iOS、Windows、Mac、さらにはデスクトップ版Linuxのクロスプラットフォームツールセットを開発しています。

さまざまな高速アプリケーション開発ツールに加えて、.NetコードはC#またはF#で記述することができます。開発者の視点から言えば、これらの言語はJava、JavaScript、もちろんC ++と構文的に似ていますので、学習曲線は最小限です。

 ということで、マイクロソフトのXamarin(ザマリン)という開発ツールを使うことで、クロスプラットフォーム開発を行っておけばAndroidがどうなろうと安心ではないか、という提案を行っています。言語の習得もそこまで大変ではないと。

中国国内でAndroidが使えなくなったとしても、他のプラットフォームにすぐに移植できるので安心というわけですね。また、おかげで、Windows 10 Mobileが相対的に魅力的になるのでは、ということです。Androidが使えなくなると・・という連想です。また、9インチ以下のOEMではWindows 10 Mobileは無料なのでなお魅力的だと結んでいます。

まあ日本にいると、Windows 10 Mobileは息していませんが。 

 

考察

日本ではiOSが世界一強いので世界の中では影響が小さい方ですが、世界的に見ればAndroidのシェアの方が断然上です。

www.auncon.co.jp

アジア・アフリカだけかと思っていましたが、ヨーロッパ・アメリカでも席巻していますね。今回の判決は「今後モバイル開発をどうすべきか」という課題を突き付けたのは間違いありません。

 

一方、マイクロソフトのXamarin(ザマリン)はもうちょっと知らなければいけませんね。

qiita.com

内容を読むと、企業向け開発の場合はVisual Studioをマイクロソフトから買わなければいけないっぽい記載もあり、こちらはこちらで一筋縄ではいかなそうですね。

 

ということで、あまり日本国内では話題になっていないので、海外記事をご紹介してみました。詳しく知りたい方は原文をお読みください。この記事もジャストアイデアっぽいので、Androidをどうするか、についてもっといろんな日本語記事が出てくるといいかなあと思います。

 

 

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