orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

中学生自殺“水かけズボン脱がそうとするも いじめにあたらず”と、ロストサマーメモリーと、道徳の正式教科化

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水かけ・・いじめにあたらず・・

このニュースを見て真っ先に思ったことです。

www3.nhk.or.jp

第三者委員会が28日に区に提出した報告書では、男子生徒が自殺した当日、部活動のチーム決めが希望どおりいかずうずくまっていたところ、複数の生徒に霧吹きで水をかけられたりズボンを脱がされそうになったりしたとしています。

報告書では、こうした行為はいじめ防止対策推進法で定義されているいじめに該当する可能性があるものの、社会通念上のいじめにはあたらず、「ふだんの遊びの域を超えないもの」と認定し、自殺との因果関係は認められないと結論付けています。

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ロストサマーメモリーをもう一度読もう

2017年末に話題になった、少年ジャンプ+で無料掲載されている「ロストサマーメモリー」が浮かびました。

shonenjumpplus.com

 

この漫画は解釈が少し難しいところがあるので、ブログを始めたばかりの時に記事をかいたのですが・・。

www.orangeitems.com

 

ロストサマーメモリーと全く同じ状況ではないとは思うのですが、「加害者たちがいじめだと思っていない」状況のなかで、現象として被害者が何を思い感じるかということが短いページで明確に書かれた名作だと思っています。

まだご存知ない方は、一度お読みいただいた上で、今回のニュースに思いを抱いていただければと思います。

 

道徳の教科化

もう一つ。来年度から中学で「道徳」が正式教科になり、成績がつくようになるのをご存知でしょうか。

www.yomiuri.co.jp

 

この道徳が正式教科になるにあたり、文部科学大臣があえてメッセージを書いています。

いじめに正面から向き合う「考え、議論する道徳」への転換に向けて(文部科学大臣メッセージ)について(平成28年11月18日):文部科学省

いじめに正面から向き合う「考え、議論する道徳」への転換に向けて
11月2日、いじめ防止対策協議会から、いじめの防止等の対策に係る提言をいただきました。文部科学省は、これに沿った取組を様々な角度から総合的に進めてまいります。
その中でも、私は特に、平成30年度から全面実施となる「特別の教科 道徳」の充実が、いじめの防止に向けて大変重要であると思っています。
いじめられた子供は、学校に通えなくなったり、心身の発達に重大な支障を生じたり、尊い命が絶たれるという痛ましい事案も発生しています。いじめた子供も、法律又は社会のルールに基づき責任を負わなければならない場合があるとともに、その心に大きな傷を残します。「いじめのつもりはなかった」、「みんなもしていたから」ではすみません。また、いじめられている子供を見ていただけの周囲の子供も、後悔にさいなまれます。
子供たちを、いじめの加害者にも、被害者にも、傍観者にもしないために、「いじめは許されない」ことを道徳教育の中でしっかりと学べるようにする必要があります。(後略)

道徳の正式教科化についてはわたしも先日ニュースで知ったばかりなのですが、バックグラウンドには「いじめ」について正面から取り組む姿勢がありました。この理念は正しいと思うのですが、一方で今回のようなニュースが出てくることを考えると、政府と現場の間にはまだ大きな隔たりがあるような気がしてなりません。

 

以上、個人の感想でした。