orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

仕事も「家事」に含めるべき、を読んだ感想をまとめてみた

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仕事と家事についての話

なかなか興味深い話。家庭における仕事と家事のバランスについての話です。

anond.hatelabo.jp

仮に父親がサラリーマンで母親が専業主婦(or育休中)で話ししたけど、共働きでも専業主夫の家庭でもとにかく家庭の外で行われている家庭のための労働も「家事」として扱うべきじゃないかという話です

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感想

家庭ごとに答えが違いそうなので、私の場合の感想です。

結婚したらわかると思うのですが、家族の運営は会社経営とかなり似ているところがあります。

一つ目は経理の観点です。キャッシュフローとかバランスシートとか損益計算など、経理の視点でまず考えないと破たんします。子供がいれば教育費がかかりますし、娯楽にどれくらいお金を使えるか。自分に投資するにも限度があります。このあたりのお金周りをどのように運用するかを握っていたらそれだけで1つの仕事だと思います。

二つ目にマネージメントの観点です。複数の人間が一つの家で過ごし、かつ夫婦間は血がつながっていないこともあり調整が必要となります。そこに子供や親類も絡んでくると最終的には、全体の意見を集約して最終的に物事を決定していかなければいけません。また子供だって意見もありますので、誰の意見も聞かず親が暴走すれば、家族は破たんすることになります。コンプライアンスを守らないと夫婦だって離婚の危機。

三つ目に総務の観点です。ここは家事労働になると思います。掃除、洗濯、料理、買い物、子供のお世話など。総務の無い会社はないと思いますが、会社だって会社として存続するためには下支えが必要です。一方で、地域の自治会や、マンションの理事会、PTAなど外交的な側面も持ちます。

四つ目に営業的な側面。これは外に仕事に行ってサラリーを得てくることと同義です。会社で言えば売上となると思います。

このように、経理、マネージメント、総務、営業の4つの側面から家族経営は成り立っていて、ビジョンは家族全員が充実して生活するなかで成長を感じ生きがいを得ること。またミッションは、社会のルールを守って自分以外の家族のことを尊重しつつ自身の成長や充実を実現していくことなんでしょうね。

そう考えたときに、夫婦間の不公平感というのはどこから生まれるかは、自ずと分析できると思います。この4つの側面の重みづけと分担を、夫婦間で合意できているか否かです。サラリーが社会的に見て低い場合は営業力が低いと見られがちであったり、家事を全くやらないと総務への貢献が低いとか、子供の教育に無関心だとマネージメントの場面で参加できなくなり疎外感を持つ原因になるとか、お金を散在すると経理的な側面が弱いので評価が下がり立場が悪くなるとか、いろいろと不都合が生じてくると思います。

したがって、結論としては、仕事は家事に含めるのではなく、家族経営に含めるべきというのが私の意見です。そして一つ付け加えたいのは、例えば収入が一兆円あったとしても営業だけで成り立つ会社も家族もないということです。一兆円収入があっても二兆円使ったら破たんしますし、子供も平気でグレますし、家もゴミ屋敷になりえます。全て満たさなければいけないので夫婦間で適材適所でタスクをアサインして全員が安心して過ごせるようにしなければいけないということだと思います。

もし何となく家族の中で不公平感があるのでしたら、まずはご自分の家庭の中でこの4つの分野がどのように配分されているか分析してみたら良いかと思います。その後夫婦間で話し合うべきだと思います。人間いろんな適正があり、女性だけど営業向きとか男性だけど総務向きとか、いろいろな組み合わせがありますので無限大に組み合わせられます。基本的には向いていることをやったほうが幸せになれると思います。どちらも向いていなければ話し合って分担すればいいと思います。

以上、私の個人的な意見でした。