orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

漫画村が使っているCloudflareというCDNが著作権侵害ほう助で苦境に陥っている件

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漫画村をシステム面から調べる

漫画村について時間が取れたのでシステム面をきちんと調査してみました。漫画村をホスティングしているCloudflareという業者が著作権ほう助で訴えられていることが分かりました。

 

サイトの作り

漫画村は、以下のロジックで運用されているはずです。

・盗用されている漫画自身の画像はimgon.spimg.chからダウンロードしている。

・その他のファイルは、mangamura.orgcdnjs.cloudflare.comからダウンロードしている。

漫画村自体(mangamura.orgを指していると思う)には画像はなくて、よく知らないimgon.spimg.chというところのリンクを指しているだけだよ、と言うことを漫画村管理者は主張したいんだと思います。

 

IPアドレス

次にIPアドレスを調べました。

・mangamura.org = 104.20.129.63

・imgon.spimg.ch = 104.16.216.38

・cdnjs.cloudflare.com = 104.19.193.102

です。cloudflareというキーワードが出てきました。これはCDNサービス業者です。

 

実は他のドメインもCloudFlareのIPアドレス

ここからは核心です。上の3つドメインすべてが、CloudFlareが利用しているIPアドレスです。

www.cloudflare.com

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上記の、「104.16.0.0/12」は、「104.16.0.1~104.31.255.254」を示しています。すっぽり漫画村が使っているドメインのIPアドレスが収まっているので、全てはCloudflareがキャッシュしているということにほかなりません。

 

Cloudflareはアメリカ地裁で著作権侵害のほう助に当たりうるという判断

もっと核心に迫ります。

p2ptk.org

CDNプロバイダCloudflareは、アダルトパブリッシャのALS Scanから訴えられた著作権侵害訴訟で、苦境に陥っている。カリフォルニア州連邦裁判所は、Cloudflareが著作権侵害ファイルのキャッシュをホストすることで、著作権侵害を実質的な幇助し得たとの判断を下した。Cloudflareが実際にそうしたのかどうか、そしてその責任を負うのかの判断は、陪審員に委ねられている。

漫画村のコンテンツは全部Cloudflareにあるという前提で、この文を読んでください。漫画村で起きていることは、別のコンテンツでも起きているということです。

 

ドメイン名で誤魔化されていましたが、アップローダーでもなんでもなく、CDNです。CDNにキャッシュするということは、CDNにアップロードしてるわけで、ここが使えなくなれば漫画村は今のままでは存続できません。

そもそも、CDNに対して著作物をアップロードし、著作権者の許可なしに公衆にダウンロード可能にする行為はどう考えても違法性が高いと思います。上記裁判自体でCloudflareが海賊版のキャッシュができなくなれば良いと私は思っています。

他のCDN業者も考えてもらいたいと思います。不正なものをキャッシュするなと。

 

追記

DMCA申請したらいいという意見に対して記事を書きました。

www.orangeitems.com