orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ロンドンブーツ1号2号 田村淳さんの青山学院大学受験を終えてのコメント全文

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田村さんからコメントの発表

ロンドンブーツ1号2号 田村淳さんが今年、青山学院大学を受験されました。この感想について、ツイッターにてコメントが発表されました。ただ140字では短すぎる、というので画像での内容でした。

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画像では読みにくいと思ったため、テキストに起こしました。全文です。

青学一直線という企画で、今まで勉強をしてこなかった僕が、「学ぶって楽しいなあ」と思うようになりました。中学を卒業したらそのまま就職したいと言っていた僕に、もう少し学んでみなさいと強く願った親父の気持ちが、やっと理解できた気がします。親父はきっと高卒の資格を得て欲しいのではなく、学びの楽しさに自分自身で気づいて欲しかったんだなあと..僕はその事に44歳になりましたが、やっと気づけたようです。

僕が法学部に進学したいという気持ちは、テレビ、ラジオなどに年々強く求められる法令遵守、そしてその法令を破ってはいけないという事で、それぞれの制作現場に設けられる曖昧な自主規制..このルール作りは誰のために?何のために?という事が疑問として湧き上がってきて、ルール作りを勉強してみたいなあと思うようになりました。自身でも日本国憲法を若者達が専門家の力を借りずに、自分たちだけの力で読み解いていく番組を作ったり、弁護士の方と毎週土曜日に文化放送でラジオをやってるのですが、そこでの弁護士さんのルールを知り尽くしてるからこそ出てくる強さに惹かれるようになった事が法律を学びたいきっかけでした。

青学に進学したいと思った理由は、上京してまもなく青学の近くのレンタルビデオショップでバイトしてる時にキラキラした青学生に憧れたというのもありましたが..1番の理由は法哲学の住吉雅美教授のゼミ「タブーに挑む法哲学」このゼミで学びたいと強く感じたからです。多数意見に流されずに様々な事に疑問を持ち、自分の目で批判的に物事を見ることで、社会の中で働かせる触覚を持つ事ができる!この言葉に感銘を受けました!その他の理由としては、仮に合格できた場合にテレビ局に近くて、授業が終わったらすぐに仕事場に移動できて、卒業までの計画が立てやすかったというのもあります。(まあ不合格だったので、その計画ももう意味がないですが.)この事は受験が終わるまでは、大学に迷惑をかけてしまうという事で発言を控えていました。

だったら青学って言わずに受験しろよ!という声が聞こえてきそうですが、それをやると企画の軸がどこに向いてるのか曖昧になり成立しないと思ったので..そもそもテレビの企画で受験するなよ!という声が聞こえて来そうですが.テレビだからこそ沢山の人に大人の学び直し、リカレント教育が伝えられると思ったからです。

だったら全て撮り終えた後に放送すれば良いじゃないか?って声がが聞こえてきそうですが、やはりリアルタイムでお届けする方が見てくれる人が多いと判断しました。と僕なりにみなさんの中に湧き上がりそうな疑問に答えてみましたが、納得できん!ムカつく!という方は是非お電話を素性がわからない人との議論は僕がかなり不利なので番号を通知してこちらまで→08049507465

僕の携帯電話の番号ですもしかしたらやりとりをメディアで取り扱うかもしれないので御了承頂いてから通話ボタンを!

青学受験をする事で沢山の人から励ましの言葉を頂きました。「受験を舐めるな!」この言葉が1番強く印象に残っています。全く舐めていないのに、なぜそう感じさせてしまってるのか?すごく申し訳なく感じた事もありました。一度も学びと真剣に向き合った事がない人間が短期間で受験するという事に怒りが湧くという事も、受験勉強していく途中で、やっと苦しさや短期間で結果が出るものではない!と理解できるようになりました。確かに舐めてた..というか舐めてると思われても仕方がないと...

それでも学ぶ事や大学を志す事は絶対に悪い事ではない!と自分に言い聞かせて受験勉強を続けていました。なので、余計に今回のスポーツ報知さんにabemaTVから間違って伝えられた、受験を全て終えての感想が「とても辛くも青春を味あわせて頂いた時間でした」と..こんな陳腐な感想は出て来ないんです。青春なんて甘っちょろいワードは出て来ないです。これを自分が口にした言葉なら責任を持ちますが、収録終わりの打ち上げの席でマネージャーが「淳も苦しかったでしょうが、この歳で青春できて喜んでると思います。スタッフさんのおかげです。ありがとうございます」と言った言葉を僕が言った事に変えられて伝えられたそうです。その点はスポーツ報知さんとabemaTVの連携の悪さなので同情しますが、その情報をあたかも僕から直接聞いたと記事にするのは如何なものかと感じます。実際同じスポーツ報知さんの記者さんでも池の水を抜く番組に現地まで取材に来られる人もいるので、僕は取材は短い時間でも作るタイプです。

今回の受験は残念でしたが、法律を学ぶ方法をいろんな視点から考えてこれからも挑戦していきたいと思います。

田村淳

 

感想

ツイッターでは思いは伝えられない、という思いで私もブログをやっていますが、まずその通りだと思います。ブログを是非開設されたほうがいいのでは、と思いました。

さて、田村さんの今回の挑戦は本当に素晴らしいと思います。リカレント教育というずばりの単語が出てきました。過去何度か記事で触れています。

働き方改革により生涯学習がリカレント教育と名前を変えて登場した背景 - orangeitems’s diary

学歴フィルターという現象を現実社会から考える - orangeitems’s diary

少し思うのは、社会人については「入学より卒業を難しくする」という海外の大学の制度を取り入れたらいいのではと思っています。そもそも入り口を難しくすると、社会人では時間が取れません。学生は毎日を受験に注げますが、社会人だと時間に限りがあります。大学入学後にたくさん勉強させた方が有意義な気もします。モチベーションは経験があるので、学生よりも高いかもしれません。

今回の田村さんのコメントで、リカレントという言葉がもっと身近になればいいな、と思います。田村さん、お疲れ様でした。また挑戦してください。