orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

自分では勉強しない社員をどうするか、について私の考え

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これは考えざるを得ない。

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この記事自身は、「どうすればよいのか?」で終わっているので消化不良感が高く、自分なりに結論を出してみたいと思います。モチベーション(意欲)が低いからだよねーの先を考えてみます。

 

私の考え

私自身は、「自分で勉強する社員」でした。というより「人から教えてもらうことが大嫌いな社員」でした。なので、何か必要そうだと思ったら本なりなんなり先回りして勉強していたタイプでしたので自分自身で困ったことはありませんでした。

で、むしろ部下ができてから、「自分で勉強しない社員」が現れて困ったことは多数あります。

若い頃は逐一指導していたような気もします。それでルーチンワークに放り込んだらほっとくような感じでした。だいたいルーチンが無くなったらその人の仕事もなくなって、また振り出しに戻るみないなことをしているうちに、そういう人は現場から消えて言ったような気がします。なので、あんまり教育上手な人ではなかったなあ。

最近は・・、もう教えているうちに面倒臭くなってきちゃうんですよね。1時間ぐらい教えてたらもう自分が疲れてしまう。なので、教えることすら部下に指示したりしてすぐ手を離してしまいます。いかんですねこれは。

で、もしちゃんと「育てたい」と思った部下はどうするかというと、自分の後ろで私の作業を見させます。私が外回りするときは「カバン持ち」をさせます。部下には仕事はさせずずーっと私の後ろで私の作業を見せます。部下はストレスが溜まりますよね。わかります。でもそれを数ヶ月やるんです。部下はだいたい私の仕事を覚えますよね。何をやっているのか。やったら何を得られるのか。そして私は何を考えているか。

もし、部下が成長する何かを持っているのであれば、そこから何か小さな作業を与えても目的がわかっているのでモチベーションが上がります。そのうち勉強したいことや方向性が生まれてくるので、部下が成長する・・・こともあります。

 

この「丁稚奉公(でっちぼうこう)」というか、寿司屋が握るまで3年、みたいな教育方法って、ある時期嫌われましたよね。

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本当に手のかからないタイプの優秀な人は、どちらかといえば丁稚奉公などしなくても勝手に育っていくのでいいんですが全員がそうではありません。しかも、カリキュラム的に始動して教科書を読んで育てても、それでもダメなタイプっているんですよね。

それで、そういう人がダメかというと、たまに寿司職人的な教育をすると、すごくハマってものすごく成長することがあるんですけど何でしょうね、あれは。

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教育論って、全ての人に当てはまることはなく、人の適性や脳の構造で柔軟に考えていかなければいけないと思っています。で、なんとなく、「自分では勉強しない社員」って、「自分で勉強の仕方がわからない社員」と同義のような気がするんですよね。これまで、知識を得ることで神経が興奮したことがないのではないか、という仮説を持っています。興奮するから勉強するんだと思うんですよね。すごく感情とか人格とかに近いレベルで、食欲とか睡眠欲みたいなレベルで、「ああ勉強してー」ということが低いということだと思います。そういうときに、「お、おもしろいやん」「自分でもできたいな」みたいな衝動って、私の仕事をフルオープンにして、私自身の考え方も話してあげて、ってやると、たまにその部下を刺激できて、ものすごい成長につながることが・・・ある。ということです。

こういう教育の仕方って、ほんとに見込みがあると思わないとやらないですけどね。

で、最近では、必ず誰かを教育したいと思うときは、誰かに作業をしろと指示するよりは、「後ろで見てろ」というようにはしてます。どう思うかは任せてます。解説はするだけして質問はあまり来ないのですがきたらちゃんと説明するようにしてます。

 

ということで、まあそれでもダメな人は辞めざるを得ないんだと思いますが、部下に対して自分のようになれるようがんばれ、という環境にしてあげない限り、勉強なんかしないのは当然なような気もしなくもありません。

私は、部下に目指されるような上司になるべく、日々・・ブログを書いたりして・・勉強しています(本当かな)。