orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

なぜ、私は漫画にお金を落とさなくなったのか

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この3連休は世の中のメディアがオリンピック一色となり、ニュースやオピニオン記事も大して出ないようです。いつもはブログを書いていてもネタに事欠かないのですが、今週ばかりは特別なようですね。インターネット見ている人も減っている気がします。

 

日本漫画家協会による海賊版サイト批判

NHKを見ていたら、日本漫画家協会が海賊版サイト利用者を批判するという報道がされていました。関連記事も見つけました。

www.daily.co.jp

国内の漫画家で作る日本漫画家協会によると、漫画や雑誌をネット上に無断で公開している海賊版サイトの利用が若い世代を中心に、去年秋ごろから急増しており、同協会が海賊版サイトを利用しないよう読者に呼びかける異例の声明をまとめた--というNHKのニュース

私もこのNHKのニュースを見ていました。未成年っぽい少年少女が海賊版サイトを気軽に使っているという映像。また、理事長のちばてつや先生のインタビューが 放映されました。「漫画家は人に見てもらうのはうれしい。でも対価がないと生きていけない。海賊版サイトは見ないでほしい」との主張でした。

 

なんで漫画が読まれなくなったんだっけ

当サイトでも、何度か漫画村を取り上げました。私の主張としては、

海賊版うんぬんよりそもそも娯楽として他のものに流れているのではないか。紙による配布はデメリットが多く、電子書籍による配布がいいが、既存の仕組みが使いにくい。だから他の娯楽に流れたり、使いやすさを追求した漫画村のようなサイトに侵食されてしまっているのではないか。

というものでした。

ソーシャルゲーム市場に侵食される漫画市場 - orangeitems’s diary

漫画村の是非「僕が漫画村を批判しない理由」を読んで - orangeitems’s diary

(続)漫画村の是非「僕が漫画村を批判しない理由」を読んで - orangeitems’s diary

手遅れになる前に(出版業界とアマゾンの話) - orangeitems’s diary

「海賊版サイトは潰すのではなく競争して勝つべき」を読んで考える - orangeitems’s diary

で、もはやマクロ視点では語り尽くしたので、自分のことを中心に考えてみます。

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最も読んでいた時代と現在

スマホがまだなかったとき。通勤時間を使って週間の漫画雑誌をいっぱい読んでました。一番多かった時です。

月曜日: 週刊ビックコミックスピリッツ
火曜日: イブニング(隔週間)
水曜日: 週間少年マガジン、週間少年サンデー
木曜日: 週間モーニング、ヤングサンデー
金曜日: なし

で、毎週6冊。ざっくり2000円くらいですね。1ヶ月にすると8000円は使っていました。年間にすると10万くらい使っていたわけです。コミックは買わなかったですね。もっぱら上記を読みまくっていました。

今は・・、月にKindleで単行本を5冊くらい買います。2500円くらいですね。

お金が無いわけではないのに、購買行動は大きく変わっています。

 

なぜ変わったのか

あんなに漫画をよく読んでいた私が、なぜ読む量が減ってしまったのか。振り返ってみると、3つ要因があります。

(1)可搬性の問題

ビジネスカバンにマンガがかさばるし、重いし、ノートPC入れたら入らないし。マガジンとサンデーを両方買ったらカバンに何も入らない。しかも、家に持って帰ったらゴミになる。だんだん持ち歩くのがばからしくなった、不利益が多すぎる。

(2)スマホの登場

スマホで知的好奇心を満たすことができるようになった。しかもマンガより運びやすい。

この2つを踏まえると、電子書籍に移行すればよいのですが、これを阻む3つ目の理由があります。

(3)マンガがスマホに最適化されていないので、マンガが読みにくい。

紙をスキャンして貼り付けただけの電子書籍は、紙の雑誌よりは性能が落ちると思います。しかも、こっちの電子書籍は、こっちのブラウザでは読めないといった、技術的な使いづらさが否めません。漫画に没入できないのです。

ということで、スマートフォンの表現力に漫画が最適化されていないので、通勤中に漫画よりスマホの情報収集が主力となってしまいました。

 

漫画を読まなくなった理由

だんだん理由は単純な気がしてきました。漫画はスマホで扱いづらいから、です。スマホで消費しやすいコンテンツに流れるので、最もマネタイズできているソーシャルゲームに流れた気がします。

通勤中にソーシャルゲームに課金をする人がどれほどいるかわからないですが、電車で利用する人は見ていても多いです。漫画読んでる人よりソーシャルゲームをやっている人の方が断然多いです。

私の場合は、最近ははてなブックマークの巡回、ヤフーニュースの巡回、またこのブログの反応などで費やしています。漫画が入る余地がありません。

電子書籍はかろうじて買っていますが、どれが面白いのか情報を集めるのがかったるいところです。

 

どうすればまた読むようになるか

これもミクロの話で、どうすれば私が読むようになるかという話です。

・定期購読で、雑誌全体が勝手にダウンロードされるようにしてほしい。ダウンロードされたら右上に未読マークが出るようにしてほしい。
・漫画のコマ割りを、スマホに最適化してほしい。
・縦スクロールなど、片手で読みやすくしてほしい。
・見開きとかやめてほしい。電子書籍だと読みにくい。
・好きなコンテンツだけではなく、雑誌全体のダウンロードとし、新人発掘の方法を作る。

という感じで、読み放題ではなく定期購入で月額課金でいいかと思います。

 

篠原健太先生が、本日こんな提案をされてました。

nlab.itmedia.co.jp

 

電子書籍機器が漫画を最適化するのか、漫画が電子書籍機器を最適化するのかわかりませんが、たくさんの人がこんな議論を積み重ねてほしいなあと思いました。

私は「海賊版のせいではなく」漫画の購入量を下げましたので、日本漫画家協会にはこういう文化の変化を知っていただきたいものだと思います。海賊版の非難だけに集中して健全な消費者を置き去りにしないようにお願いしたいです。

 

 

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