orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

妥協するくらいなら白紙に戻す、という大事なこと | Win-Win or No Deal

f:id:orangeitems:20180209101138j:plain

200記事到達

本記事で200記事目となります。

最近は、トップページから読みに来ていただいている方もいらっしゃって、大変ありがたい限りです。毎回、記事をアップロードするときは勇気がいるのですが、何しろ、継続し続けることが大事だと思ってやっています。

なお、100記事目はこちらの記事でした。はてなブログのトップ掲載もあり、かなりたくさんの方にお読みいただきうれしかったです。

www.orangeitems.com

スポンサーリンク

 

ウィンウィンについて多くの人が知らないこと

私の行動や考え方について、7つの習慣が基礎となっていることをご紹介したことがあります。

主婦という属性を通じて、人間の価値について考えてみる - orangeitems’s diary

7つの習慣自体は、この本を読むのが一番手っ取り早いので、これを解説するつもりはありません。今回、お伝えしたいのは、4つ目の習慣「Win-Winを考える」です。この概念は7つの習慣のうちの1つですが、あまりにも汎用的なのでこの概念だけ社会に大きく広まったと思います。ただ、一番大事なポイントが社会に正しく理解されていない気がしてなりません。

以下が基本の概念です。

人間関係におけるパラダイムは以下の6つに集約されます。

Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得ること
Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける。相手を蹴落としてなんぼの世界
Lose-Win:自分が負けて相手が勝つ。相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない
Lose-Lose:相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ
Win:自分の勝ちだけを考える。自分が勝てば相手がどうなろうと知ったことではない
Win-Win or No Deal:Win-Winの合意、または取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。妥協するくらいなら白紙に戻す

第四の習慣 Win-Winを考える【人間関係の6つのパラダイム】|7つの習慣 セルフ・スタディ|フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社

で、ウィンウィンに関しては、「そりゃあ、自分も相手も満足すればいいに越したことはないけど、全部に当てはまるはずないよね」という意見がよく返ってきます。

これは、以下の理解が進んでいないからです。

 「Win-Win または No Deal:Win-Winの合意、または取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。妥協するくらいなら白紙に戻す」

この、Win-Winでなければ、No Deal、つまり取り合わない、やらない、というのは意外に日本では馴染んでいません。かみくだくと、もしウィンウィンの関係になれないと言うのならば、取引しない、ということです。かなり厳しい概念だと思いませんか?

例えば、ブラック企業に就職してしまったとします。経営者と自分との間でウィンウィンは成立しますか?。いいえ、成立しません。経営者はウィン、自分はルーズ(敗北)です。日本人はなぜかウィン-ルーズを選びがちなのです。「相手が幸せになるならば、自分は常に踏み台でかまわない」、これを乱そうとして経営者や上司からなじられ、同僚からは疎んじられるのが怖いのです。日本人は調和を重んじる性格だからです。その上です。挙げ句の果てに労働基準監督署にかけこんで、会社から賠償金を取ろうとしたりと、Lose-Lose、つまり「相手が負けて自分も負ける。相手に勝たせるくらいなら足を引っ張って共倒れしたほうがマシ」を選んでしまいます。労基署から是正監督を食らって会社は信用をなくし、自分は退職に追い込まれる。何かありそうな話ではありませんか?。

 

No Dealの大切さ

わたしは、相手がどんな人でも、Win-Win or No Dealを貫きます。これは非常に非常にハタから見ると集団から浮く可能性があります。取引客でも上司でも社長でも、私は私が負けるぐらいならハナから断ります。勝ち負け以前に勝負しないのです。自分がウィンでなければ会社をやめるというのは日本人は選ばないと思うのですが、私は公言したりしています。でもそれだけではないです。徹底的に会社のウィンも追求しています。会社に対して相当な貢献をしないと、No Deal、断ることはできないのです。

自分が負けず、相手に相当なウィンをもたらすというのは、結構な努力が必要だと思っています。相手のことを必死に必死に考えて、そして自分のことも必死に必死に考えるのです。相手にはこれが必ず伝わります。それで成り立たない場合はやめましょう、と。そうだね、となります。これが最も大事です。

例えば、得意客から、・・・をこの値段でやってくれないか?、と持ちかけられたとします。即答しません。本当にこの値段でやって当社がウィンなのか、スタッフがウィンなのか考えます。で、その値段はどうしても安すぎるので、高い価格で見積を出します。嫌がられます。でも折れません。結局その仕事は来ないのですが、それでもその得意客とは取引は今でも続いています。

ウィンウィンでない取引を一度やってしまうと、相手は調子に乗ります。Win-Lose、つまり自分さえ勝てればいいんだと言う風になってしまうのが、ユーザーの特徴です。以前こんな記事を書きました。

「日本郵便がハード保守契約を全面見直し」の内情を考える - orangeitems’s diary

ユーザーからすれば、保守費用なんて安いに越したことはないわけです。これを単に下げれば保守ベンダーからすればルーズ(敗北)です。でも、これは断らなければいけない取引です。Win-Loseを受け入れてしまうと、その関係がずっと続いてしまうからです。保守ベンダーは受け入れるぐらいなら、撤退します、と言うのが正しいです。私は上記の記事で、もし保守引き下げを強行すれば、クラウド化が進むと言っているのはこの点です。クラウドを使えばWin-Winの関係が継続できるからです。

 

この記事だけを読んで満足するのはもったいない

Win-Win or No Dealの話を聞いて、ハッとする人はすると思います。今まで、妥協してきたなあと感じる人は多いのではないかと思います。日本は何しろ同調圧力というのが非常に強いです。このWEB漫画はそのあたりを書いた良作。

ダルちゃん - orangeitems’s diary

で、同調すればWin-Loseだけど、No Dealとか選んで、集団から弾かれてぼっちになってしまうのが怖い、と言うのが日本の常識だと思います。

私はWin-Loseの状態が生理的に無理で、いろんな社会に初対面から、Win-Win or No dealでぶつかっていくので、「まあそう言う人なんだね」みたいな扱いを受けるのにすっかり慣れてしまいました。一方で、相手にWinになってもらうことを必死で考えるので、Win-Winの関係を結べる人とだけ付き合えるようになり、現在充実できています。そのあたりはこの記事で書きました。

#だからひとりが好き - orangeitems’s diary

Win-Winの関係だけで自分の環境を作ると言うのは、非常にエネルギーのいる理論だと思います。常に相手のWinを考えていないといけませんから、実は相手のこともよく考えます。自分勝手ではないのです。そして、Noという勇気も必要です。相手がWinであることばかり考えてNoと言わないのは違いますよね。また、自分がWinでも相手がLoseになると思ったらそれでも断る勇気が入ります。そんなことやると「あいつはきれいごとばかり言うから勝てないんだ」って言う人がいますが無視です。そんな取引をするとWin-Winを目指す別の人からの評価が下がります。

ただ、結果として、Win-Winだけで成り立つ世界って、自分を前向きにし、相手も前向きにしてくれます。いい顔に囲まれて生活できると、自分もいい顔になれます。

 

 

さて、7つの習慣にはWin-Win以外の6つの話があって、それも非常に大事なのですが、ここでは説明しきれません。また別の機会で書きたいと思いますがぜひ、原文をご一読いただく方が早いと思います。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復 (英語) ハードカバー – 2013/8/30

 

これからも、Win-Winな関係を1つでも多く増やしていければ、もっと豊かになれるなと思って、働いたり、ブログ書いたり、いろいろやりたいと思います。

 

 

スポンサーリンク