orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

IT業界における転職活動についての考察

f:id:orangeitems:20180114000241j:plain

言及いただいた記事

not_funassyiさんにブログにて、本日の記事の意見を頂いたので、言及しておきます。

今日はもう投稿するつもりはなかったのですが、ぜひ転職のことについて書きたくなりました。

not-funassyi.hateblo.jp

この記事には私も同意します。

私も、限界に直面し転職した経験があります。

転職後大変なこともありましたが、勇気を持って転職して良かったと思っています。そのころは今のような売り手市場ではなかったものの、それでも成功でした。

転職の心構え

以降は私の経験上ですが、もし参考になればと思い記載します。

できるだけ現職中に就職活動を

転職活動をされる際は、必ず現職を続けながら、活動することをお勧めします。退職後だと精神的に余裕が持てなくなり、選択を誤る可能性があります。もし転職活動して振るわなければ中止すればいいだけです。もちろん仕事をしながらなので負担にはなりますが、その負担の方が、辞めてからの精神的な負担より楽です。

隠密に

現職の会社には絶対に知られないように隠密に行動してください。会社の中でエージェント会社から連絡があっても、その場で出てはいけません。また、廊下の方で電話しても、誰かが聞いていたりするものです。

管理職は部下が辞める雰囲気に非常に敏感です。転職サイトを昼休みに眺めているとか、妙な有休の使い方をするとか、いろいろとチェックしてきますので、気を引き締めて対処する必要があります。

エージェントを使う

私はエージェントを利用して転職しました。最近の転職サイトはかなりシステム化されていますが、結局はエージェント会社が優良案件を隠し持っていたりします。まずはエージェントと連絡を取ったほうがいいと思います。

システムエンジニアの供給が少ない状況だと、エージェント達もノリノリで対処してくれる可能性大です。

タイミングが大切

募集先の空き人員は流動的ですので、いい募集だと思ったら勢いが大切だと思います。数社を並列でできるだけ進めて、本命が出てきたらそちらに注力したほうが良いと思います。タイミングを逃して、流れるケースは実際にあるので直感も大切になると思います。

職務経歴書のアドバイス

エンジニアの転職の場合は、履歴書のほかに職務経歴書が必要になると思います。こちらの職務経歴書ですが、1つ、よい作戦があります。始めに志望動機、および自分の長所とやる気を数行で表現するのです。

これはなぜかというと、経営層は1ページ目だけで判断することが多いからです。1ページ目でグッとこない人は、2ページ目読み飛ばされる可能性が高いです。一番上にやる気を見せることで、そこから読んでもらえる可能性が高くなります。

標準フォーマットがあるのだと思いますが、ちょっと改造するだけで、効果てきめんです。

新卒で入った会社を転職するメリット

もう一つ、新卒で入った会社を転職するメリットを書いておきたいと思います。

まさに会社によりますが、中途採用がやけに強い会社というのがあります。中途採用された人の評価が高く、新卒から標準テーブルで上がるほうが大変という制度設計になっている会社があります。特に、新卒から見られているので長年、「若手扱い」され、評価時にステップアップできないケースです。

このような会社の場合、自身を中途採用の枠で他者に評価してもらうことで、市場評価と自分を合わせることができます。

人売り会社の場合、一年のうちに全社員の一定割合が辞め、そのぶん新人を大量採用して補うようなタイプの会社があります。そういうことをやっていると、「ベテラン」と「若手」が乖離して中堅が薄くなります。ベテランは会社を牛耳っている場合が多いです。そのような環境で「若手」としてやっていくより、中途採用を利用して、他社でベテラン扱いされたほうがいいというカラクリです。

もし、現職と同じ条件での転職であっても、中途採用者のほうが入社してからステップアップはしやすいと感覚的には思います。

最後に

2020年あたりにSIのピークがあり、そこからは今の売り手市場は下り坂という説もあります。来年くらいまでが1つのチャンスだと思われます。

かつ、労働法など、業界や社会のことを勉強しつつ進めていただければ、自身の成長にもつながると思います。

ぜひ、たくさんのエンジニアが、正しい評価、正しい環境で働けるようになることを祈ります。

 

 

スポンサーリンク