orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

ブルーオーシャン戦略ってもう古いのかもしれない

ブルーオーシャン戦略は、ビジネスの中にいる人なら結構有名な話。 www.nri.com ブルー・オーシャン戦略とは、従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略です。新市場を創造することにより、他社と競合すること…

続いて行かない日本

当たり前のように、春には桜が咲き、学校には新入生、会社には新卒が入社し、会社は右肩上がりに成長し人数が増え・・、定年で退職していく先輩がおり、新しい職場や進路に進む人もおり。 そんな日本のイメージは、本当に続くものなのだろうかと最近思ってい…

創業者社長は、会社の中では神様のようなものだから

世の中の会社のほとんどが、創業者社長(もしくは子供が継いだ)の会社だと思うんだよね。だって中小企業が多いこの日本、その会社を作るのは創業者でしょう。上場している会社なんてほんの一部で、上場できていない多数の会社は創業者が牛耳っていると思う…

そもそもデジタル庁という名前そのものがいびつというか・・

組織は目的のために作られますよね。 会社は利益のため。防衛省は国土の防衛のためだし、経済産業省は経済と産業のため。国土交通省は国土と交通のため。デジタル庁って、デジタルのために作られた庁、でいいんですかね。 この、デジタルのため、っていうの…

今のままでは子どもが増えることはないと言える理由

40代後半、もうすぐ50歳が見える私。この年になると上の代から下の代まで見渡せる。 私たちの年代は、世代ごとハシゴを外された経験を持つ。親世代はいわゆる団塊の世代。高度経済成長期において、たくさん働いて、そして給料もぐんぐん上がって行って、しか…

終身雇用制度は終わったように見えるが、代わりの制度は特にない

終身雇用制度は終わりを迎えているのに、その代わりとなる制度がない。 この事実にお気づきだろうか。 終身雇用制度は、昔はどの会社でも当たり前だった。在籍していれば給料が勝手に増える。転職はあまり一般的ではなく、一つの会社で勤め上げることが普通…

ここからの20年、日本に訪れる海外からの投資ブームを考える

第二次世界大戦後、日本に欧米から大量の投資がされた時代、それでバブルが起きたのは有名な話ですね。その頃に私は中高生だったのですが、テレビは「牛肉・オレンジ自由化」ってずっと繰り返し叫んでいて、牛肉やオレンジって自由じゃないのか、って子ども…

借金することの良し悪し

借金することは一方的に悪いという話は、子どもの時から多方面から聴いたものだが、現実は話が違った。 それは違う、と今になると思う。 例えば10万円借りるとする。 10万円をギャンブルで使って0円にしたら、それはトータルで10万円を失ったのと同じ意味で…

いよいよネットのテキストに信頼性が無くなり始めた

これ面白い話ですよね。 www.yomiuri.co.jp 米CNBCは25日、アマゾン・ドット・コムのウェブサイト上で、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」によって書かれたと見られるレビューが複数見つかったと報じた。レビューの信頼性低下につなが…

地方都市に、新しいチャンスが生まれているのを見逃さない

大手IT企業の日本IBMが、長野市と連携するらしい。 www3.nhk.or.jp 大手IT企業、日本IBMが、高度なシステム開発を行う新たな拠点を長野市に設けることになり、県などと立地協定を結びました。 (中略) 日本IBMの加藤副社長は「IT人材の不足を考え…

選ばれて採用されるのではなく、仕方なくやらざるをえなくなるケースが増える

人口減である。 一方で社会の枠組みは、維持されやすく、ポストの数は変わらない。 そうなると、「1つのポストに対して、たくさんの人が立候補し、その中から選抜して最も良い人がなり手となる」、という方法論が成り立たなくなる。 誰もなり手がいないが、…

ネット上の人間関係だけでは、出会っていないに等しい

インターネットにより、人と人が出会いやすくなり、つながりやすくなったと言われています。フォローフォロワーという方法を軸に、確かにつながりやすくなったように一見、見えますが、これ、幻なんじゃないかと最近思っています。 その関係、最終的に「リア…

気に入らない意見や態度をみせる人と出会ったときの対応方法

誰しも、目の前に気に入らない意見や態度を見せる人と相対する場合がある。 このときにどういう対応をすべきか。様々な考え方があるし、人それぞれで対応も千差万別だと思う。 私ならどうするか。 (ファーストアクション) ・自分の感情より、まずそういう…

競争相手が多い=レッドオーシャン、とは限らない理由

レッドオーシャン、ブルーオーシャンって概念って随分一般化しましたよね。 [新版]ブルー・オーシャン戦略 Kindle版 2005年に初版、そして2015年にいくつかの章を追加され新版として上記が出ています。もう8年前になるんですね。 意味をおさらいしましょう…

「スキルを付けて、会社や社会の役に立ち、評価を上げて給料を上げる!」はもう古い理由

労働者として仕事を見るのではなく、経営者として仕事を考えると随分違った景色が見える。仕事をするのは自分なので下から見るか上から見るか、同じ自分を見ているのに全然意味が変わってくるのが面白い。 会社には社長がいる。会社の始まりは一人の社長から…

昔一緒に働いたあの同僚はどこへ行った?

終身雇用が未だに守られている一部の優良企業には当てはまらないかもしれないが、ほとんどの会社はそうなんじゃないかな、と思うことを書く。 新卒、もしくは中途採用で入社する。入社した時はみんなおめめがキラキラで、将来の希望にあふれている。この会社…

秋葉原に行ってPCパーツを買う時代は終わったのかな

この前、秋葉原に行ったんですよ。最近メモリーやSSDの値段が暴落してると聴いて。それで実際、SSDがすごく安かったもので買ったんです。家に帰って増設してみて、性能的にはすごく気に入ったんです。 が。 Amazonで同じ商品を調べたら、1,000円安い値段で売…

伝えたい内容を相手にわかってもらおう、という努力が見えない文章は読まない

どうやったら文章を書くのがうまくなるか、という命題がある。 これに対して、案外、大衆は興味があるんだなということに気づいた。人々は文章を書くのがうまくなりたいらしい。 ところが、その結果これか、というような文章がネットに散乱している。もっと…

ニュースを知る人が、高い価値の仕事を生み出せる理由

ここ最近、何回か経験したことに、「え?あのニュース知らないの?」という瞬間だ。芸能ニュースなどではなく、IT関連で起きたあの事件、みたいな話だ。 まぁ百歩譲って、IT以外ならしょうがないけど、IT業界で働いているんだったらそれぐらい習慣として自然…

能力があるから役割が与えられる、というわけでもないという話

若手が社会を見上げていると、能力があれば役割が与えられ、役割により待遇が上がる。こういう連想が働くと思う。だから、若手中心に能力開発、成長、みたいなキーワードにはとても敏感だと思う。 だから資格試験を勉強したり、難しい仕事に挑戦したり。その…

今の先端技術が平和をちっとももたらしていないという警鐘を鳴らす

ニュースを見る。 「ミサイルが撃ち込まれました」 「戦車が供与されました」 「核開発を推進するとのことです」 みたいな話が並ぶ。世界はどんどん混乱している。法と秩序があれば世界は平和なはずなのに、日に日に悪くなっている。悪くなると言うことは、…

競争をさせるのが効果的な時代は終わった

同年代(40代・50代)と話をしてギャップを感じた件。二人の部下がいて、どっちがどういう個性を持っているかという話をしていた。それが、いつの間にかどっちが優秀かみたいな話になった。今後、優劣・勝敗をつけてどっちを昇進させるかという話に持ってい…

デフレマインドを思い出す

今ではインフレ大変だ大変だって大騒ぎしているけど、私が社会人になった1997年くらいから、ずーーーーっとデフレデフレって言われて、今とは全然違うことが常識だったんだ。 例えば、世の中どんどん自動化が進んで生産性が爆上がりする。だから、人間が生き…

脱マスクの週明け、不確実性が急激に高まる社会に突入することへの心構え

仕事でも何でもいいのだが、守るべきものがあるとする。何か問題が起きてからでは大変なので、常に何か予兆がないか色々な方向から確認する。もし何か見つけようものなら、それを起こさないようにするために対策を行う。 そうやって、対策を次々と行っていく…

なぜか会社にすると騙される人間の性質に気を付けよう

個人一人で仕事をするとする。フリーランスと言うべきか。 仮にその個人が何らかの理由で仕事が継続できなくなったとき、仕事を発注していた方はすごく困ることになる。やってくれるからと思って時間が経過したら、納期間際に間に合わないだの技術的に問題が…

より電気を使わない何か、が今後のトレンドになる

技術トレンドについて、これまでは性能ブースト重視だった。電気をどんなに使ってもいいから、短時間においてたくさんの成果を出せる製品がハイエンド製品として高く売られていたように思う。新製品が出るたびに、消費電力が上がっていく現象はここ何年も続…

少子化問題を言語化してみる

少子化問題、危機的状況であることを政府は認識しているらしいが、いろいろやってもダメだろう。ダメなことをずっと見てきて私は対象外の世代になったので、今までの延長上でいろいろやったところで、ダメなままだ。若い世代に急に刺さるわけがない。 すごく…

ほとんどの人は議論が下手であるという前提で生きる

社会を観察していて・・というのは私のライフワークなのでいろんなことがわかるのだけど、今回、理解したのはほとんどの人々は議論が下手であると言うこと。Twitterにしろはてなブックマークにしろ、ヤフコメにしろいろいろと短文でコメントができる機能はイ…

年単位の流行が存在しないほど、消費サイクルが速くなった世の中

よく、流行語大賞やらヒット商品番付やら、年末になると発表されますよね。紅白歌合戦やらレコード大賞やら、M-1やら、1年を占う・・みたいな話。 これって最近、成り立たなくなっているような気がするんです。物事の流行と廃れのサイクルが、加速し過ぎてい…

ネットにつながっていない場所にビジネスチャンスあり

多くの人々が明らかに誤っていると思うことがある。インターネットの世界で何かヒントを見つけることに血眼になっているということ。一日中ニュースサイト、SNS、ムービー、電子書籍など、たくさんの情報が飛び交っていて、どうにかその流れに噛めないかと悩…